みちしるべ 18年05月01日号
《Eimei「みちしるべ」》
(5月01日から5月02日の週)
GWウィークのはざまで2日立ち合いの週。
最近はGWの谷間は株高となるケースが多いことに期待だ。
因みに・・・。
1988年から2017年までの過去30年間の大型連休の谷間の日経平均株価。
平均上昇率は0.45%。
最も上昇したのは2009年の8.32%だった。
また連休終了から1週間後までの騰落率は平均して1.99%の上昇。
意外と悪くない。
日経平均は本格的に22000円水準を上抜けてきた。
3月の押し幅の倍返しの23595円を計算する向きもいる。
22500円の先には押しの倍返しの24657円という声も聞こえてきた。
「高ければ強気、安ければ弱気」は随所にみられる傾向でもある。
4月第3週の海外投資家は現物・先物合計で、3週連続で買い越し。
海外投資家は1〜3月に現物・先物合計で約8兆6500億円を売り越した。
4月第1〜3週で約1兆5000億円弱買い戻しただけだから買い戻し余地は大きい。
「円売り・株価指数先物買い」のポジションを積み上げる動きになる可能性は高い。
先週末27日の始値は22446円。
終値は22467円と1円違いの十字足。
小さい陽線で今年初の4日連続の陽線だったから十字足で変化ではなく加速と見たいところ。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲12.857%。
買い方は▲8.314%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方は▲17.63%。
買い方は▲15.03%とようやく逆転。
空売り比率は37.3%と2日連続40%割れ。
日経平均採用銘柄のEPSは1719.04円と4月18日の1712円の記録を抜いた。
5月は過去10年で日経平均株価は6勝4敗。
直近4年間は連続上昇中。
過去28年間では15勝13敗で、月別順位は5位。
1993年〜2017年間では、日経平均株価は13勝12敗(8位)。
日経平均想定レンジ
下限22065円(4月23日安値水準)〜上限23274円(2月2日マド明け水準)
スケジュール。
1日(火):新車販売台数、国債決済が翌日に変更、米FOMC(〜2日)
ISM製造業景況感、個人所得、新車販売
2日(水):マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート、ユーロ圏GDP
ASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議
3日(木):憲法記念日で休場、米貿易収支、ISM非製造業景況感、
製造 業受注、ADB年次総会
4日(金):みどりの日で休場、米雇用統計
【5月】
1日(火)国債取引の決済を翌日に早期化、米FOMC(〜2日)
2日(水)ECB理事会
3日(木)アジア開発銀行総会(マニラ)
7日(月)ロンドン休場(メイ・バンク・ホリデー)
8日(火)変化日
11日(金)SQ
15日(火)新月、MSCI定期見直し(半期)発表
16日(水〉ECB理事会、イスラム圏がラマダン入り、変化日
17日(木)上げの特異日
22日(火〉変化日
29日(水)満月
28日(月)NY、ロンドン休場(メモリアルデー、スプリング・バンク・ホリデー)、変化日
30日(水)米ベージュブック
31日(木)MSCI定期見直し(半期)リバランス
(兜町カタリスト 櫻井英明)