話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(10月29日から11月02日の週)
週末金曜は新高値4銘柄、新安値805銘柄と連日の800銘柄台。
これが1000を超えるとリーマンショック、東日本大震災、トランプショックレベルの下げだ。
騰落レシオが73.83まで低下したことは好感。
25日線(23124円)からは9.2%のマイナスかい離。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△7.98%と過去最大のプラス。
反騰の素地は整ってきた。
これで反騰しないならそれこそ「隠れた悪材料」があるということになる。
「総悲観は行き過ぎ」と日経ヴェリタスも勇ましい。
「東証1部の騰落レシオは11月1日頃に60%で底打ちの可能性」とは証券大手のレポート。
一方で・・・。
市場関係者のコメント。
「基本的に調整局面は半年以上、長ければ来年後半あたりまで続く。
1月高値から3月までの下落幅が3500円。
新高値を付けた後の最初の下落幅は通常前回の下落幅の中に納まるので20760円は強いサポート。
しかし短期リバウンドの可能性もあり7月安値(21546円)を下回らなけらば年内23000円もある」。
結論はどっち?というのが正直な感想。
「Aかも知れないしBかも知れない」なんて曖昧模糊では市場は待ってくれない。
「Aかも知れないしBかも知れない。Cという可能性もある。
警戒しましょう、注意しましょう」よりはマシではあるが・・・。
下落では「やっぱり」、上昇では「申し上げた通り」。
こんなコメントが横行しているようでは市場感覚は30年前と変わらない旧態依然。
日経平均想定レンジ
下限22313円(10月SQ値)〜上限23373円(10月10日窓開け水準)
「下げのリズムの序破急」というのがあるような気がする。
「序」は10月4日までの3日連続陰線で135円安での24000円割れ。
「破」は10月11日の窓開け急落の915円安で23000円割れ。
「急」は10月23日600円安と25日の822円安でのマド明けを含めた4日連続陰線。
これはNYダウでも4日の200ドル安(序)→10日の831ドル安(破)。
そして24日の608ドル安(急)と似たようなものだが・・・。
急の次は幕というのが常識ではある。
【10月】
29日(月)変化日
30日(火)日銀金融政策決定会合(〜31日)、株高の日
【11月】
1日(木)EU発足25周年、株安の日
4日(日)米サマータイム終了
6日(火)米中間選挙、中国最大の航空ショー「国際航空宇宙博覧会」(〜11日)
7日(水)FOMC(〜8日)、ECB理事会、下げの特異日
8日(木)株安の日
9日(金)SQ、変化日
11日(日)ASEAN首脳会談(〜15日、シンガポール)
12日(月)米ベテランズデー振替
13日(火)MSCI定期見直し(半期)の発表、株安の日
14日(水)金星順行開始、株高の日
15日(木)変化日
16日(金)広州モーターショー(〜25日)
17日(土)水星逆行開始
21日(水)変化日、株高の日
22日(木)米サンクスギビングイデーで休場、株高の日
23日(金)勤労感謝の日で休場、米ブラックフライデーで半日立会い、
25日(日)海王星順行開始
26日(月)「11月3連休明けは株高」の特異日、米サイバーマンデー、
27日(火)変化日
28日(水〉株高の日
30日(金)G20首脳会議(〜1日、ブエノスアイレス)
(兜町カタリスト 櫻井英明)