話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(1月7日から1月11日の週)
大発会の日経平均は続落。
寄り付き369円安。
NYダウの660ドル安や海外での一時104円の円高からリスクオフの展開。
下落幅は一時773円まで拡大した。
後場は年金買い観測なども聞かれ、やや下げ渋り。
大引けは452円安。
2016年大発会の582円安以来3年ぶりでの大発会の下落となった。
過去最悪の大発会(2008年の616円安が大発会での下落幅最悪記録)は免れた。
「アップルの下方修正ショック。
ISM製造業景況観の悪化。
一時1ドル104円台に高騰した円高。
年初来の突風に揺さぶられた市場。
それでも安値から320円ほど戻して終わったのは底堅さを示す」という見方もある。
日経平均想定レンジ
下限19241円(大発会安値)〜上限21189円(25日線水準)
不発に終わった大発会の停滞モードを吹き飛ばしてくれたのは豊洲。
に土曜日経夕刊の見出しは「マグロ3億3360万円。豊洲で初競り史上最高値」の見出し。
これまでの最高値は2013年の1億5540万円。(222キロ)。
キロあたり70万円。
通常のセリはキロ当たり1万円からスタートだがキロ10万円からスタートしたという。
結局キロ当たり120万円だった。
「自分で調べる、確認する」というテーマに則って調べてみた。
以下はデータ。
↓
2000年450万円(196キロ、キロ2.2万円)
2001年2020万円(202キロ、キロ10万円)
2002年280万円(215キロ、キロ1.3万円)
2003年638万円(228キロ、キロ2.8万円)
2004年393万円(151キロ、キロ2.6万円)
2005年585万円(234キロ、キロ2.5万円)
2006年469万円(293キロ、キロ1.6万円)
2007年413万円(207キロ、キロ2万円)
2008年607万円(276キロ、キロ2.2万円)
2009年960万円(128キロ、キロ7.5万円)久兵衛
2010年1628万円(233キロ、キロ7万円) 久兵衛
2011年3249万円(342キロ、キロ9.5円)久兵衛
2012年5649万円(269キロ、キロ21万円)喜代村
2013年1億5540万円(222キロ、キロ70万円)喜代村
2014年736万円(230キロ、キロ3.2万円)喜代村
2015年435万円(180キロ、キロ2.4万円)喜代村
2016年1400万円(200キロ、キロ7万円)喜代村
2017年7420万円(212キロ、キロ35万円)喜代村
2018年3645万円(405キロ、キロ9万円)おのでら
2019年3億3360万円(222キロ、キロ120万円)喜代村(すしざんまい)
これまでの最高値はキロ70万円。
よく見るとアベノミクス以降の上昇が目立っている。
加えれば株安の年よりも株高の年の方が全体額が高い。
となると株式市場にとっては明るい話題だ。
昨年は喜代村(すしざんまい)が190キロのマグロを3000万円ほどで買い付け。
キロ単価は16万円だったという。
それにしてもキロ120万円での最高値落札。
1貫2万4000円換算というのはすごい。
(兜町カタリスト 櫻井英明)