みちしるべ 19年02月04日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(02月04日から02月08日の週)


一目均衡の雲の下限は21284円→21145円と下降中。
6日には20701円まで下がってくる(6日の雲の上限は20954円)。
勝手雲の上限は20585円。
13週線が21024円、26週線が21891円、24か月線は21425円とまだ上。
気学では月曜は「弱体日。吹き値売り方針」。
火曜は「不時の高下を見せる日」。
水曜は「戻り売り方針の日。逆に高いと翌日安し」。
木曜は「初め高いと後安し」。
金曜は「前場安いと後場戻す日。突っ込み買い良し」。
「株式市場大観」で2月は「高値のついた銘柄から売って少しずつ利食いせよ」。
1月は「新甫から買い良し。その後戻り売り一貫」だった。
3月は「買いの月。中旬以降大安値をみてその後買いに転じよ」。

「節分天井、彼岸底」というアノマリー。
2月の初めが株価の天井で、そこから3月後半にかけて株価が下がっていくということ。
しかしこれは米相場から来ているので当たらない事が多い。
昨年は珍しく2月3日にNYダウは666ドルの下落となっていた。
「2月は月足陽線になりやすい。商いは閑散」というのもある。
節分から彼岸まではむしろ「花見ラリー」。
第3四半期決算を通過し本決算への期待が高まるというのが理由。
権利配当取りの買いが増えるからという理由もある。
「低位株・小型株、低PBR株、高配当株、魅力的株主優待株が狙い目」という説もある。
2月下旬はMSCIの銘柄入れ替え発表。
「前年10月が下落していると2月は軟調」というアノマリーもある。
2月は11月から4月までの6カ月間にわたる上昇相場の中で最も弱い月とされる。
冬(11〜1月)の上昇相場の影響を受けて一息つくのが普通とも言われる。

大和のレポートは「大発会安値は吉兆」。

1月相場の日経平均は大発会の日が安値となった。
このようなケースは25年ぶりのこと。
過去に大発会の株価が1月相場での安値となった年は日経平均の年間騰落率が17勝2敗。
しかも歴史的な上昇率を記録した年が多く含まれている。
日経平均の過去の年間上昇率上位3位までの年が全て該当。
上位10位までの年のうち7回が同様の展開。
株価が大幅に上昇するような年では1月相場から既に強かったといえる。

日経平均想定レンジ

下限20686円(5日線)〜上限21684円(週足の一目均衡の雲の下限)

1月25日は今年初の「西向くサクライ」。
熊本に向かったら日経平均は上昇。
先々週から言っていたのは「勝手雲は31日に白くねじれ」。
加えれば「2月1日は株高のアノマリー」とも。
すべて根拠は希薄。
過去の経験則の延長線上でしかない。
でも、それなりにそういう動きをすることもある。
コレがいわゆる「理外の理」ということだろう。
「理外の理」とは「普通の道理や常識では説明のできない不思議な道理」。
あるいは「普通の道理では判断することの出来ない難しい道理」。
つまり「理外」は理屈だけでは説明のつかないこと。常識を超えた理。
「相場は必ずしも通常考えられる理屈通り計算通りには動かないこという意味」とされる。

市場関係者とか投資家さんというのは職人さんのようなものだろう。
アチラコチラに右顧左眄するのではなく泰然自若。
自信と誇りと情熱をもって相場に対峙しなくてはならない
頑固に相場を見続けること。
終わりのない旅を日々続けること。
誰も見つけていない法則やシナリオを描き続けること。
これは結構キツイ。
しかし原料や製法にこだわるのが職人さん。
あるいは技術や製品にこだわり続けるのが職人さん。
ある意味で完璧なこだわりの世界だ。
そんなことは考えたこともないという人も多いことだろう。
そんな域に達するまでは途方もない時間がかかるのも事実。
そしてそれでAIに勝てるとも思えないのだが、どうしてもそう思ってしまう。
「この寒さに立ち向かうのは、ハト(FRB)と喫煙者のみ」と市場関係者。
結構深い。


どうしても株を買わなければならない需要というのは少ない。
一方でどうしても株を売らなければならない換金需要は多い。
だから株価は上昇に時間を要し、下落は瞬時に訪れる。
万有引力の法則が働いているわけではないのだ。
需要の差が株価の時間軸の差となっているだけ。
どうしても株を買わざるを得ないのは運用受託をしているサラリーマンが大半。
個人にとって「どうしても」はレアだ。
これは結構重要なポイントである。
格言では「上げ100日、下げ3日」。
似たようなのは「天井三日、底百日」。

人類は悪い方向へ進まないというのが相場観の大前提。
もし相場が悪化し株価が下落するとしたら、それは次のステップのための準備。
そんな思考法は間違っていないだろう。
そうでなければ、地球そのものあるいは人類社会は進化しない。
そういう壮大な相場勘も必要だろう。
今日とか明日だけを考えるというか見るから、しばしば相場予測は間違う。
あるいは先のことを見ていても、その結果をなかなか深く考えない傾向。
経済指標の発表スケジュールには詳しくても中身は吟味しない傾向。
しかもその経済指標そのものの信頼性は薄い。
中国のGDPや米雇用統計、あるいは厚労省の不適切統計などが代表例だろう。
そこに相場動向の根拠を持ってくるから見間違えるのだ。
そうではなく、リズムを感じることのほうが大切だろう。
あるいは信用動向、裁定動向などのキャッシュの動きの方が重要だ。
ただ投機筋の動向などを追い求めるのではなく、市場指標の公表数字だけを見つめること。
市場指標は統計ほどいい加減ではない筈。
そしてたとえ週間遅れの数字でもそこに真実はある筈だ。
個々人、各機関投資家の動いた軌跡が市場の売買動向や指標。
何を考えこの結果になったのか。
そしてこれからどう考えるのか。
日夜これを考えることで相場観は磨かれてくるに違いない。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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