話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(5月13日から5月17日の週)
PBRは1.08倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比180円高の21490円。
高値21585円、安値21070円。
日足陰線は連続4本。
200日線は微かに下向いたが25日線が上抜くのは時間の問題。
一目均衡の雲の上限が21349円で何とか踏みとどまった形。
逆に週足の雲の下限は22397円。
日足の勝手雲の下限(21659円)で上限が22070円。
24か月線21743円奪還が早急に欲しいところ。
「流れは変わった」という声が多いが「流れはまた変わる」ものでもある。
12月25日の19000円割れ売り方期日が6月25日。
6月26日「天赦の日」。
次のピークに向けて動くと見たいところ。
日経平均想定レンジ
下限21414円(3月月中平均値)〜上限22362円(4月24日高値水準)
10連休明けの日経平均は休み前からの5日続落。
1000円以上の下落となった。
「ほら、だから言ったとおりでしょ」というコメントもある。
ただ、10連休前に懸念していたのは米国景気の停滞懸念が多かった。
米GDP、ISM製造業、FOMC、アップルの決算。雇用統計。
それに中国PMIなどが懸念材料視されていたのは事実。
ただ「米中貿易摩擦」と言う声はあまり聞かれなかったような気がする。
株価が上がると読んだ方も下がると読んだ方も「貿易摩擦」は想定外。
それでもう予測どおりに下がれば「勝てば官軍」。
プロセス重視型でなく結果重視型ということなのだろう。
東証1部の時価総額が700兆円に届かず反落したことが返す返すも残念。
寸止めにすらならなかった。
今後はどこからが反発かを類推することになる。
4月26日時点の信用買い残は408億減の2兆781億円。昨年3月の3兆6162億円からは1.6兆円減少した。
同信用売り残は797億円増の8974億円。
4月26日時点での裁定買い残は3248億円減の7559億円。
買い残の減少は4週連続。
裁定売り残は361億円増の6890億円。
「これが逆転すれば完全底打ち」という声があるが結果がわかるのは水曜引け後だ。
3月期決算集計状況。
10日時点では全体の55.5%が通過。
売上高は△7.4%、同経常利益は△3.9%、同純利益は▲1.8%。
第3四半期時点では売上高は△5.1%、同経常利益は△2.0%、同純利益は▲1.4%だった。
少しは改善している格好だ。
2020年3月通期見通しの売上高は△1.5%、同経常利益は△0.7%、同純利益は△4.2%。
(兜町カタリスト 櫻井英明)