話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(10月21日から10月25日の週)
Quick調査の10月11日時点の信用評価損率は▲13.63%と2週ぶりの改善。
10月11日時点の信用売り残は92億円減の9116億円。
同信用買い残は112億円減の2兆1403億円。
10月11日時点の裁定売り残は595億円減の1兆5980億円。
5週連続減少。
当限は664億円減の1兆4632億円。
翌限以降は68億円増の1348億円。
同裁定買い残は285億円減の4781億円。
2週連続減少
当限は339億円減の4244億円。
翌限以降は54億円増の537億円。
昨年12月高値が22698円。
残る高値は昨年10月2日の24448円。
「ココを抜けると次は1991年高値23022円」という声も聞こえてきた。
日経平均想定レンジ
下限22049円(10月15日安値)〜上限23075円(PER13倍水準)
台風の被害は毎年甚大。
そして東京五輪のマラソンは札幌で行う可能性の報道。
日本列島は危険と見るのか、あるいは捲土重来、起死回生と見るのか。
立ち位置によって解釈は異なるだろう。
金の上昇を願う向きは「大変だ」。
目先的両替に時間を費やす向きは「アレ?円高はない?」。
そして株式市場からは「日本列島再改造計画?」。
地球が多少暖かくなり、雨風が酷くなるならば、インフラ整備は間違いなく必要になる。
日本のインフラ整備はほぼ完成した感があり、それが低成長と閉塞感に繋がっていたのかも知れない。
そうでないとすると、あらゆる分野のインフラ再整備が必要となる。
つまり投資が必要になる。
少子高齢化だ、人口減だなどと言ってはいられない。
スピード感を持ったインフラ整備は高度成長の可能性を秘めているということ。
やはり捲土重来、起死回生と見たいところだ。
決して「再生不能」や「一蹶不信」ではないだろう。
あるメルマガの指摘。
「日経平均は大きく上昇。
大型株、中型株、小型株も高値圏。
逆に底値ゾーンにあるのは東証一部とマザーズだけ。
底値圏の銘柄が一番多いのは、小型株採用銘柄・東証二部採用銘柄・JASDAQ採用銘柄・マザーズ採用銘柄。
個人投資家が買っている銘柄の多くは依然として、底値圏のままで推移している」。
これが実感だろう。
「誰が一番儲かるのか。株式投資は連想ゲーム」と別の投資家さん。
そして大和のレポート。
「株価指数の戻り高値はTOPIXが4月17日、日経平均は4月25日。
そろそろ半年の信用取引の期日が経過する。
信用需給が軽くなることが期待できるタイミングだと言える」。
ちなみに3月4日高値の日経JASDAQ平均は半年後の9月5日から14連騰。
確かに株価は半年の輪廻転生でもある。
「世の中の不安をその根底として上昇している金」とは違った世界だ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)