話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(2月17日→21日の週)
Quick調査の2月7日時点の信用評価損率は▲12.55%と3週ぶりの改善。
2月7日時点の信用売り残は699億円増の9405億円。
同信用買い残は959億円減の2兆3677億円。
2月7日時点の裁定売り残は481億円減の9992億円。
3週ぶりの減少。
当限は330億円減の7548億円。
翌限以降は151億円減の2444億円。
同裁定買い残は1543円増の6606億円。
3週ぶりの増加。
当限は896億円増の6029億円。
翌限以降は154億円増の577億円。
NYから聞こえるのは「グレートモデレーション(大きな安定)」の言葉。
「低インフレと低成長の中で緩和的な金融環境を支えに緩やかな株価上昇継続」。
というのが定義だ。
しかも海のはるか向こうだけに新型コロナウイルスへの警戒感はアジアと温度差がある。
過去最高値を更新しているウォールストリートともたついた東京の差はここなのだろう。
それにしてもシカゴで225先物の上値を抑える動きは堅調。
フツーなら今朝は24000円台に乗せて戻ってきても良いだろう。
1月SQ値23857円、12月メジャーSQ値23895円。
ここを上抜かせたくない輩の狙いは何なのかは不明。
重要なのは一気に上抜くことなのだが・・・。
モデレーションに支配されていてはそれも叶わない。
IMF(国際通貨基金)の日本経済に関する年次審査報告書。
「新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大は新たな景気へのリスク」。
これはわかる。
余計だったのは「高齢化による社会保障費増大で財政悪化が深刻になる。
消費税率を2030年までに段階的に15%へ引き上げるよう提言」。
消費税率を30年までに15%に引き上げれば、財政赤字がGDPの2.5%分減るとの試算。
社会保障費削減などと組み合わせることで、赤字は最大8%減らせるシナリオ。
「だから何?」という気がしないでもないが・・・。
いつでもおせっかいなIMFだ。
重要なのは・・・
《兜町ポエム》「未来へ♪」
ほら足元をみてごらん
これが株価の歩む道
ほら前を見てごらん
あれが株価の未来
今年の曜日別勝敗(2月14日まで)
↓
月曜1勝4敗
火曜3勝2敗
水曜4勝2敗
木曜3勝3敗
金曜4勝2敗
日経平均想定レンジ
下限23479円(75日線)−上限24115円(1月17日高値)
改めて新型コロナウイルス関連銘柄。
↓
キョーリンH(4569):小型の遺伝子定量装置
ダイトウボウ(3202):紡績株
マナック(4364):消毒
BML(4694):臨床検査
川本産業(3604):マスク
エアーテック(6291):空調
重松製(7980):防毒マスク
アゼアス(3161):防護服
興研(7963):防毒マスク
中京医薬(4558):除菌製品
大木ヘルス(3417):除菌製品
大幸薬品(4574):除菌製品
丸山製(6316):薬剤の噴霧器
ニイタカ(4465):消毒
シキボウ(3109):マスク
日経朝刊「春秋」でも触れられていた昨年7月11日の神宮球場。
ヤクルト球団設立50周年記念のOB戦。
野村監督の最後の打席の「申告敬遠」。
アレを見られたのは良かった。
そして野村監督の遺した多くの言葉。
野球ばかりでなく市場でも通用するような気がする。
〇「どうするか」を考えない人に、
「どうなるか」は見えない。
〇楽を求めたら、
苦しみしか待っていない。
〇「恥ずかしい」と感じることから
進歩は始まる。
〇失敗の根拠さえ、
はっきりしていればいい。
それは次につながるから。
〇自己を過大評価した瞬間から、
思考の硬直が始まる。
〇優勝というのは強いか、
弱いかで決まるんじゃない。
優勝するにふさわしいかどうかで決まる。
〇限界が見えてからが勝負だ。
〇「もうダメ」ではなく、
「まだダメ」なのだ。
〇ID野球の極意は、
重い予備知識と
軽い先入観。
〇貴い知識・本質はいつの世でも、
本来、単純明快である。
〇勝っているときが一番怖い。
リードしているときが一番怖い。
〇配球も人生も、大事なのは「緩急」
〇小さなことにこだわれば、大きなものを手にできる
〇常に原理原則を見据えよ
〇強者とは対等に戦ってはいけない
〇弱者が強者を倒すには、まとまるしかない
〇情報は持つだけでは意味がなく、使ってはじめて価値を持つ
〇目に見える表面的な現象だけを追いかけていたのでは、物事の本質に迫ることはできない
〇負けは謙虚さと慎重さの母
〇「一日3ゲーム」を自分に課していた
〇忍耐の裏にあるのは希望である
〇“記憶”から始まり、打者“分析”をして試合に臨み、
”観察”や“洞察力”を通して、“判断”したあとに、“決断”する
〇若いときに流さなかった汗は、年老いて涙にかわる
(兜町カタリスト 櫻井英明)