話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(11月9日→11月13日の週)
Quick調査の10月30日時点の信用評価損率は▲15.40%。
(前週▲12.62%)。
2週連続の悪化。
10月30時点の信用売り残は926億円減の7491億円。
2週ぶりの減少。
同信用買い残は223億円増の2兆5364億円。
3週連続増加。
2兆円台は25週連続。
金額ベースでの信用倍率は3.42倍(前週は3.04倍)。
3週連続で3倍台。
10月30日時点の裁定売り残は80億円増の1兆8916億円。
(当限は1兆8374億円)
3週ぶりの増加。
同裁定買い残は578億円減の3767億円。
(当限は2979億円)。
3週連続の減少。
今年の曜日別勝敗(11月6日まで)
↓
月曜21勝19敗
火曜22勝18敗
水曜21勝22敗
木曜16勝25敗
金曜21勝22敗
10月第4週の海外投資家売買動向。
現物1060億円売り越し(2週連続)。
先物5282億円売り越し(3週連続)。
合計6293億円の売り越し(3週連続)。
日経平均想定レンジ
下限23505円(11月4日安値)―上限25000円(心理的節目)
先週は福岡往復と札幌往復。
福岡はA350だったので座席にタッチパネルがあった。
現在地や到着時刻、高度、対地速度などが常時わかる。
飛行機好きにはたまらない代物。
787にもおなじタッチパネルがついている。
気が付いたのは「追い風と向かい風」。
福岡への途中の岡山あたりでは高度12000メートル。
向かい風がなんと自足220キロ。
10000メートルまで降下したら向かい風自足100キロ。
5000メートルでは向かい風時速50キロ。
2000メートルでは向かい風自足16キロ。
1000メートルより下では追い風自足20キロ。
高度が高くなれば相当な向かい風だった。
これを相場に当てはめてみた。
高値圏では風が強い。
向かい風の時速200キロも逆の向きなら追い風200キロ。
安値圏では風が弱い。
望むのは追い風自足200キロなのだろう。
「23500円を上抜けなければ弱く、上抜ければ強い」。
当たり前のことだが、市場関係者が言うと「そうか」と妙に納得するもの。
23500円を下回っていれば「ほらね」。
上回ってくれば「ほらね」。
どちらに転んでも「ほらね」で言った人が傷つくことはない。
これば予想ではないし、単なるレトリック。
ゴタクを並べたレトリックの屁理屈なのだがいつも騙される。
条件付きの予想というのは本人を傷つけないが他人を傷つけるものでもある。
これを「シナリオ」と言ってしまえばさらに混乱する。
Aの可能性20%、Bの可能性50%、Cの可能性30%。
100%の範囲でカバーした予想などどちらに転んでも当たる。
それが世過ぎの糧というのだから、致し方はないのかも知れないが・・
立川志の輔師匠の落語の結構有名なマクラ。
数学者の秋山仁先生に「午後8時の投票締め切りと同時に出る当選確実。
開票5%で当確がでるのがおかしい」といったところ・・・。
秋山先生が「それが統計学ですよ。少ないサンプルで全体を見る。これが統計学です」と。
「でも先生、そんなこといっても5%ですよ」
「じゃああなたね、大きな鍋一杯にみそ汁作って、味見するとき、どんぶりばち一杯に入れてぐーって全部飲む?」
「・・・小皿ですよね。」
「それが5%よ。」
これが日本の選挙。
先日の大坂都構想の賛否投票の時など開票率95%で賛成派の方が多かったのに出てきたのは「反対多数確実」。
結局最終的には反対となったが、なかなか理解できないものだ。
一方でアメリカの選挙。
いつまでたっても結論が出ないことが多い。
出口調査などきっちり行っているのかどうかは微妙だが・・・。
ちなみに1日に行われた今年の全日本大学駅伝。
1区は順天堂が首位でユニフォームは紺色。
2区は城西で赤色。
3・4・5区は早稲田でえんじ色。
6区が東海でブルー。
7区が青学でユニフォームは緑だが大学名には「青」。
最終8区は駒沢で紺。
2位東海、3位明治、4位青山、5位がえんじの早稲田だった。
(兜町カタリスト 櫻井英明)