みちしるべ 21年01月18日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(1月18日→1月22日の週)


Quick調査の1月8日時点の信用評価損率は▲11.12%。
(前週▲12.40%)。
2週連続の改善。
1月8日時点の信用売り残は617億円増の8593億円。
3週ぶりの増加。
同信用買い残は72億円増の2兆4124億円。
3週ぶりに増加。
2兆円台は35週連続。
金額ベースでの信用倍率は2.81倍(前週は3.02倍)。
日経VIは20.87と低下。
1月8日時点の裁定売り残は286億円減の1兆3142億円。
(当限は1兆1419億円)
5週連続の減少。
裁定買い残は183億円減の4048億円。
(当限は3358億円)。
2週ぶりに減少。

1月第1週の海外投資家動向。
現物3647億円の買い越し(3週ぶりの買い越し)。
先物1752億円の売り越し(2週連続の売り越し)。
合計1895億円の買い越し(2週連続買い越し)。

今年の曜日別勝敗(1月15日まで)

月曜0勝1敗
火曜1勝1敗
水曜1勝1敗
木曜2勝0敗
金曜1勝1敗

日経平均想定レンジ

下限27624円(1月7日窓開け水準)―上限29334円(週足のボリンジャーのプラス2σ水準)

サンタクロースラリーについての検証。

クリスマスイブから年明けの2営業日までの7営業日。
NY株は強いといいアノマリー的にはサンタクロース・ラリーと呼ばれる。

NYダウは23日終値(30129.83ドル)新年2営業日目の1月5日終値(30391.60ドル)。
0.87%のプラス。
NASDAQは23日終値(12771.11)新年2営業日の1月5日終値(12818.96.
0.37%のプラス。
S&P500は23日終値(3690.01)新年2営業日の1月5日終値(3726.86)。
1.000%プラス。

1月の最初の5営業日が強いかどうかと言う「最初の5営業日早期警告システム」。
NYダウは31日終値(30606.48ドル)新年5営業日の1月5日終値(31097.9ドル)。
1.615%のプラス。
NASDAQは31日終値(12888.28)新年5営業日の1月5日終値(13201.98)。
2.43%のプラス。
S&P500は31日終値(3756.07)新年2営業日の1月5日終値(3824.68)。
1.83%のプラス。
これで1月月足が陽線となれば年間上昇の確率は高い。

一方で東京株式市場。
大納会から、日経平均株価は4営業日続落(512.21円 1.86%安)。
大発会から3連敗(388.23円、1.41%安)。
しかし7日に434.198円(1.6%)高と大発会からの3日間下落を取り戻した。
翌8日には648.90円(2.36%)高で、昨年の高値を抜いた。
1990年8月16日(高値28097円)以来約30年5カ月ぶりの高値水準となる高値引け。

市場は利害と正邪が混在するもの。
しかし多くの場合は利害が優先される。
そんな市場を「正邪」で解釈しようとしても結構空しいことは多い。
「利害がすべてに優先するのが市場」。
そう考えるべきであり「正邪の解釈」は市場外で行う方がスッキリするだろう。
「貴様の下らぬ観念を至上のものとして他人に強要するな」(時透無一郎)という声もあるが・・。

罫線屋さんが時折持ち出すボリンジャーバンド。
「移動平均線と標準偏差で構成されている。
移動平均を表す線とその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標。
価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まるという統計学を応用したテクニカル指標」だ。
もっとも「昨日までは表現している紙芝居。だがそこに明日はない」と評価したこともある。
とはいえ、経験則上は「行き過ぎが是正されてきた」という実感はある。
プラス2σを越えれば反転するし、プラス3σを越えれば異常値に映る。
昨年春はマイナス3σを超えたし最近はプラス3σを超える日がたまにある。
ここ数日はプラス2σがサポートとなっての上昇という格好だ。
因みに・・。
1σに収まる確率:68.3%
2σに収まる確率:95.4%
3σに収まる確率:99.7%
つまりプラス3σを超えるということは残りの0.3%の世界にあるということ。
キムタク主演の「HERO」では逆転無罪になる確率は0.1%とされる。
それよりは広き門ではある。
それにしても0.3%の確率ということは1000回に3回ということ。
それが起きているということは結構すごい。

そういう状況にいるから市場関係者の言葉も「強気の中の警戒感」のような格好。
「無理して高値を買いに行く必要はない」。
「押し目を待てばよい」。
「いずれまた上がるだろうが、今は手を出さない方が・・・」。
免罪符のような警戒論ばかりのオンパレードだ。
「強気のようで弱気」と感じる人は少ないかも知れない。
しかし少なくとも「強気は今」ではないのだ。
目先弱気スタンスだからこその「短期警戒論」。
日経スクランブルの見出しを借りれば「高所恐怖症」ということだろう。
下落の継続で不安を増長させ、上昇の連続でも不安が募る心理。
否定できない心理だ。
ある市場関係者の言葉は「節分天井と見ている」。
そこで聞いたのは「では節分天井として、その時に日経平均3万円は実現しているでしょうか」。
答は老練にはぐらかされてしまった。
あと5%の上昇。
あるいは毎日300円上昇すれば5日で届くのだが・・・。
「スクランブル」では「クライマーズ・ハイ」とも表現されている。
「夢見酒が覚めたら」。
「宴の裏で悪魔がほほ笑んでいた」。
さまざまな警鐘は聞こえる。
しかし・・・。
3週間も上昇が続けば「不安と緊張と警戒感」が薄まるもの。
それこそ「クライマーズハイ」になった時は本当に怖い。
そういう意味では市場はまだまだ健全であると考える。
市場では悪魔の声は聞こえても天使のささやきは耳に届かないことが多い。


大和のレポートは「米国売上高比率ランキング」。
自動車と薬品のオンパレードだ。
SUBARU(7270) 72.2%
ホンダ(7269) 54.7%
大日住薬(4506) 53.1%
TOYOTIRE(5105) 50.3%
武田(4502) 48.5%
日産(7201) 47.5%
BS(5108) 47.0%
竹内製作(6432) 44.7%
キッコマン(2801) 43.7%
任天堂(7974) 43.2%
ペプチド(4587) 42.8%
セブンアイ(3382) 41.9%
紅(8002) 40.7%
コマツ(6301) 38.9%
FCC(7296) 37.2%
ジャフコ(8595) 35.4%
クボタ(6326) 35.4%
ジーテクト(5970) 35.1%
トヨタ(7203)) 34.3%
TSテック(7313) 34.7%


(兜町カタリスト 櫻井英明)



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