《Ｅｉｍｅｉ「みちしるべ」》

(4月5日→4月9日の週)


Quick調査の3月26日時点の信用評価損率は▲7.41%と悪化。
前週は▲5.99%だった。
3月26日時点の信用売り残は814億円増の9781億円。
4週連続の増加。
同信用買い残は356億円増の3兆796億円。
2週連続で増加。
2018年10月以来2年5か月ぶりの高水準。
金額ベースでの信用倍率は3.15倍(前週は3.39倍)。
10週連続の3倍台。
3月26日時点の裁定売り残は217億円減の1兆1132億円。
(当限は1兆1132億円)
2週ぶりに減少。
裁定買い残は2708億円増の1兆4382億円。
(当限は1兆4382億円)。
2週連続増加。

今年の曜日別勝敗(4月2日まで)
↓
月曜8勝4敗
火曜8勝4敗
水曜6勝7敗
木曜8勝4敗
金曜5勝8敗


3月第4週の海外投資家動向。
現物3729億円売り越し(4週間ぶりに売り越し)。
先物168億円の売り越し(2週間ぶりに売り越し)。
合計3898億円の売り越し(3週間ぶりに売り越し)。

日経平均想定レンジ

下限29388円(4月1日終値月足陽線基準)―上限30714円(2月16日高値水準)

3月の日経「私の履歴書」の最終回。
「AIは膨大なデータを解析し、先行きを予測できても物は作れない。
電子機器の虜になってはいけない。
人間の手を使わなければ新しいものは生まれないのだ」。
心に残る島精機会長の言葉。
そして今朝は東京エレクトロンの東元社長の言葉。
「デジタル技術にどんなイメージをお持ちだろうか。
0と1。
アルゴリズムが支配するドライな世界?
私はそうは思わない。
肝は人間の心だ。
人間は他社との結びつきに学び、鍛えられ、成長する。
信念、希望、夢が生まれてこそデジタルな未来は成り立つ」。
これはマーケットも一緒だろう。

米中の体制争いの中で米バイデン大統領が打ち出してきた政策。
「米国の労働者や科学技術分野への投資を拡大」。
世界の2大強国の一方が明確に打ち出してきたことは評価されよう。
一方中国は「2025年」を目指して技術開発に余念がない。
日本にとって漁夫の利の材料はそうは言いながらも満載の感。


SMBC日興証券のクオンツリポート。
「過去特定の月にリターンが高かった銘柄は、翌年以降も同月に高いパフォーマンスを発揮する傾向が存在する。
ファクターではサイズやクオリティがアウトパフォームしやすい。
配当利回りやレバレッジがアンダーパフォームしやすい傾向が見られる。
セクターでは小売が買われやすく、証券、商品先物取引業が売られやすい」。

4月のロング・ショート候補銘柄。

・ロング候補

	銘柄略称	4月のカレンダースコア
7518	ネットワン	4.15
6516	山洋電	3.85
3141	ウエルシアHD	3.73
2157	コシダカHD	3.7
2491	Vコマース	3.62
6807	航空電	3.59
8008	4℃HD	2.93
2146	UTGROUP	2.72
2726	パルGHD	2.69
7241	フタバ	2.54
6141	DMG森精	2.48
6755	富通ゼネ	2.46
1813	不動テトラ	2.43
9984	ソフトバンクG	2.35
7718	スター精	2.27
2475	WDB	2.23
3762	テクマトリックス	2.23
8586	日立キャピ	2.16
6857	アドバンテ	2.16
9790	福井コンピ	2.15

・ショート候補

	銘柄略称	4月のカレンダースコア
8613	丸三証	-3.42
6630	ヤーマン	-2.98
9684	スクエニHD	-2.84
5302	日カーボン	-2.77
2427	アウトソシング	-2.77
8616	東海東京	-2.69
3156	レスターHD	-2.63
2910	ロックフィール	-2.51
4975	JCU	-2.5
7599	IDOM	-2.31
8079	正栄食	-2.27
5423	東製鉄	-2.2
8237	松 屋	-2.17
8233	高島屋	-2.16
7844	マーベラス	-2.14
8609	岡 三	-2.13
6875	メガチップス	-2.06
3844	コムチュア	-2.01
1766	東建コーポ	-1.96
9743	丹青社	-1.94

(兜町カタリスト 櫻井英明)