話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(8月2日→8月6日の週)
Quick調査の7月21日時点の信用評価損率は▲9.66%(前々週▲8.15%)。
2週ぶりに悪化。
5月14日時点以来の9%台。
7月21日時点の信用売り残は189億円減の6585億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は293億円増の3兆5614億円。
2週ぶりに増加。
金額ベースでの信用倍率は5.41倍(前週は5.21倍)。
3週連続で5倍台。
7月21日時点の裁定売り残は356億円増の6153億円。
(当限は5750億円なので278億円増)。
4週連続増加。
裁定買い残は334億円減の6637億円。
(当限は5483億円なので399億円減)。
4週ぶりに減少。
今年の曜日別勝敗(7月30日まで)
↓
月曜17勝12敗
火曜16勝12敗
水曜11勝19敗
木曜17勝10敗
金曜13勝16敗
7月第3週の海外投資家動向
現物3138億円売り越し(3週ぶりに売り越し)
先物3375億円売り越し(4週連続売り越し)
合計6509億円売り越し(4週連続売り越し)
5月第2週(1兆1177億円)以来の水準。
7月第2週の海外投資家動向
現物1101億円買い越し(2週連続買い越し)
先物1959億円売り越し(3週連続売り越し)
合計858億円売り越し(3週連続売り越し)
7月第1週の海外投資家動向。
現物137億円買い越し(2週間ぶり)。
先物2186億円売り越し(2週連続)。
合計2048億円売り越し(2週連続)。
10カ月連続の「月末安のアノマリー」の週末・月末。
7月SQ値は27726円。
週足陽線陽線基準は27833円。
月足陽線基準は28707円。
先月まで4カ月連続月足陰線。
1987年のブラックマンデー、2000年のITバブル崩壊、
2004年の米金利引き上げ、2007年の米サブプライム・ローン深刻化。
そうしばしばあるものではない。
2000年は5カ月連続、2007年は6カ月連続陰線だった。
★月末安の歴史(11カ月連続安)
7月末498円安(→)
6月末21円安(→84円安)
5月末289円安(→45円安)
4月末241円安(→518円高)
3月末253円安(→210円高)
2月末1202円安(→697円高)
1月末534円安(→427円高)
12月末123円安(→185円安)
11月末211円安(→353円高)
10月末354円安(→318円高)
9月末353円安(→売買停止)
8月末257円高(→1円安)
7月末629円安(→485円高)
6月末293円高(→166円安)
★日経平均想定レンジ
下限27210円(ボリンジャーのマイナス2σ)―上限28278円(25日線水準)
日経ヴェリタスの記事は「衆院選=株高の半世紀」。
解散から総選挙にかけて株価が上がる経験則。
過去50年にわたって的中率100%。
解散の前営業日から総選挙の前営業日にかけて日経平均株価が上がるパターンが過去半世紀にわたり続いている。
選挙に向けて景気刺激策が策定されるケースが多いことが関係しているかもしれない。
みずほ証券中村さんの昨年のレポート。
衆議院解散総選挙と日経平均株価 過去5回の衆議院解散総選挙。
投票日から約8ヵ月後の日経平均株価は5勝0敗、平均で2割超上昇している。
2009年は米金融危機のあおりから一時86.2まで下落したものの、8ヵ月後には106.4.
と小幅高まで戻した。
過去5回の衆議院解散総選挙では政権交代や自民議席の増減にかかわらず、その後の日本株はおおむね堅調な傾向。
日経朝刊連載小説は先週金曜から安倍龍太郎氏の「ふりさけ見れば」。
主人公は安倍仲麻呂で今は描かれている。
安倍龍太郎氏が前回日経朝刊に連載していたのは「等伯」。
時期は2011年1月から2012年5月だった。
主人公は絵師の長谷川等伯。
作品は第148回直木賞を受賞した名作。
株価的には東日本大震災から民主党政権崩壊に至る最悪の時期だったが、今回はどうだろうか。
渡辺淳一氏はもう無理だが高樹のぶ子氏の「甘苦上海」みたいな作品が欲しいところだ。
コロナについてあるバイオベンチャーのトップの話。
「コロナウィルスだって生き残るために必死ですよ。
人類の抗体の進化に適応しようとするから変異型が発生するんです。
そしてミュータントは突然発生している訳ではなく強いミュータントが生き残ります。
そこと戦っているのは人類ということになります」。
いままで変異型というのが理解できなかったがよくわかった。
だから変異型が登場すると従来のウィルスが消えていくということなのだろう。
この1年半の疑問が解けたような気がした。
★相場八策(PART7)★(21.07.26)
(1)「この指とまれ」に止まらない
(2)「下がったら買い、上がった売り」など決めたことから揺らがない
(3)言葉のレトリックに誤魔化されない
(4)限界値は反転(天底)のサイン
(5)頭で考えたことよりお体で感じたことを優先する
(6)他人の分析でなく自分の分析を重視する
(7)常に「動きの本質は何か」を追求する
(8)日本経済と東京株式市場を信じる
(兜町カタリスト 櫻井英明)