話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(8月30日→9月3日の週)
Quick調査の8月20時点の信用評価損率は▲12.88%(前々週▲10.24%)。
2週ぶりに悪化。
8月20日時点の信用売り残は325億円減の6922億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は456億円増の3兆4572億円。
4週ぶりに増加。
金額ベースでの信用倍率は4.99倍(前週は4.71倍)。
2週連続で4倍台。
8月20日時点の裁定売り残は626億円減の3913億円。
(当限は3517億円なので612億円減)。
4週連続で減少。
裁定買い残は689億円減の6090億円。
(当限は647億円減なので647億円減)。
2週ぶりに減少。
今年の曜日別勝敗(8月26日まで)
↓
月曜19勝13敗
火曜18勝14敗
水曜13勝21敗
木曜19勝12敗
金曜14勝18敗
8月第3週の海外投資家動向
現物3634億円売り越し(3週間ぶり)
先物3453億円売り越し(3週間ぶり)
合計7087億円売り越し(3週間ぶり)
野村監督の言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」。
相場だと「上げに不思議の上げあり。下げに不思議の下げなし」だろうか。
ある著名な画商さんのお話を聞いていて心に刻まれた言葉。
「日本画というのは面白いものです。
公家や大名が抱えた日本画は当時最高級とされました。
今でも国宝クラスのものがたくさんあります。
でも、人気や価格という点では・・・。
お抱え絵師ではなく、民衆の中から登場した浮世絵の方が何倍もグローバル化し価格形成力を持っています。
町民文化は公家や武士の文化に以上に時代を超えて人気を保っていると言えますね」。
株式市場だって一番必要なのは民衆の支持。
そして国内にとどまらずグルーバルに人気と感動を与えてくれなければ見向きもされないということ。
★日経平均想定レンジ
下限27467円(ボリンジャーのマイナス1σ水準)―上限28263円(74日線水準)
水曜日経朝刊「スクランブル」。
見出しは「最弱日本株に見直し機運」。
指摘は「横浜市長選が終わった事実が買い材料」。
野党候補の勝利をネガティブにとらえるのではない。
「不確実性の減少を好感した」という解釈だ。
ポジティブサプライズが71.5%と2005年以降で最高だった第1四半期決算。
それでも決算後の反応が低調だった。
「だが個別株の水準を決めるのはマクロ経済ではなく、ミクロの業績だ」。
この分析は正しい。
興味深かったのはマザーズ指数と新規感染者数の不思議な関係。
対TOPIX相対株価と新規感染者数は逆相関で動いてきた。
過去3回、新規感染者のピークアウトの少し前にマザーズ相対株価は底入れしていた。
「マザーズ指数は投資家心理が敏感に映し出される鏡」という見方だ。
急落していたマザーズ指数の先週の底入れは新規感染者のピークアウトを今回も暗示していて欲しいところだ。
リクルート(6098)の時価総額は10兆7065億円。
SBG(9984)の10兆4858億円を上回った、
東証1部でNTT(9432)に次ぐ5番手に浮上。
●時価総額上位10銘柄(8月23日時点)
1位 | トヨタ (7203) | 30兆913億円 | |
2位 | キーエンス (6861) | 15兆7598億円 | |
3位 | ソニーG (6758) | 13兆8716億円 | |
4位 | NTT (9432) | 11兆3434億円 | |
5位 | リクルート (6098) | 10兆7065億円 | |
6位 | SBG (9984) | 10兆4858億円 | |
7位 | 三菱UFJ (8306) | 8兆568億円 | |
8位 | KDDI (9433) | 7兆8618億円 | |
9位 | ダイキン (6367) | 7兆7528億円 | |
10位 | ファストリ (9983) | 7兆7295億円 |
●時価総額上位10銘柄(2020年12月30日時点)
1位 | トヨタ (7203) | 26兆3384億円 | |
2位 | SBG (9984) | 16兆8397億円 | |
3位 | キーエンス (6861) | 14兆1060億円 | |
4位 | ソニーG (6758) | 12兆9699億円 | |
5位 | NTT (9432) | 10兆3195億円 | |
6位 | ファストリ (9983) | 9兆8085億円 | |
7位 | 中外薬 (4519) | 9兆2398億円 | |
8位 | 任天堂 (7974) | 8兆6677億円 | |
9位 | 日電産 (6594) | 7兆7397億円 | |
10位 | 第一三共 (4568) | 7兆5190億円 |
(兜町カタリスト 櫻井英明)