Eimei みちしるべ 2021年10月04日
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

《Eimei「みちしるべ」》(10月4日→10月8日の週)

Quick調査の9月24時点の信用評価損率は▲7.68%(前々週▲8.06%)。
2週ぶりに改善。
9月24日時点の信用売り残は69億円増の9277億円。
3週連続の増加。
同信用買い残は35億円減の3兆2998億円。
2週ぶりに減少。
金額ベースでの信用倍率は3.56倍(前週は3.99倍)。
3週連続で3倍台。
昨年12月25日時点が2.74倍、今年7月30日時点が5.42倍。
9月24日時点の裁定売り残は1001億円減の151億円。
(当限は151億円なので11001億円減)。
3週連続で減少。
裁定買い残は2105億円増の1兆4247億円。
(当限は1兆4247億円なので2105億円増)。
4週連続で増加。
日経VIは22.40(前日21.12)。

今年の曜日別勝敗(10月1日まで)

月曜22勝13敗
火曜21勝15敗
水曜15勝23敗
木曜20勝14敗
金曜18勝20敗

9月第4週の海外投資家動向。
現物2691円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物115億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2807億円売り越し(5週間ぶりに売り越し)。

★日経平均想定レンジ

下限28669円(200日線)ー上限30414円(9月27日高値)

水星は10月19日まで逆行期間に入る。
9月配当権利落ち分は225で182円、トピで16ポイント。

総裁選前に市場で言われていたのは「岸田高、河野安、高市突飛高」だった。
ただ無難な政策遂行という印象だ。
岸田文雄は年内に数十兆円規模の経済対策を策定し、新型コロナウイルスへの対応に国民の協力を得る考え。
総裁選で掲げたテーマは「成長と分配の好循環」の実現。
池田内閣の所得倍増計画を目指し、国民の所得・給与を引き上げる経済政策を進めるだろう。
経済政策については「新しい資本主義を構築していきたい」。
アベノミクスとの違いは国民の不満が高い「格差」の解消だろうか。
ただ市場的には格差の是正が株価高になるとは考えにくい。
消費を促し企業の投資や研究開発を勧めるだろう。
特に国が定めることができる看護師や介護士、保育士などの給料引き上げに取り組む方向だ。

開成出身というのはたとえ早稲田卒でも役に立とう。
なぜなら霞が関の官僚は開成や灘の出身者は多いからだ。
ここを役に立たせるか、逆に周囲の雑音とするかは本心次第だ。

政策の柱
(1)医療難民ゼロ
(2)ステイホーム可能な経済対策
(3)電子的ワクチン接種証明の活用と検査の無料化・拡充
(4)感染症有事対応の抜本的強化

やはりコロナ禍からの回復が求められている。
中核政策は、「デジタル田園都市構想」で、地方のデジタル化や、遠隔勤務、教育・医療改革が柱。
5Gの早期展開など、地方におけるデジタル・インフラの整備。
テレワーク、自動運転など、デジタルの社会実装もこの範疇だ。

「科学技術立国」も成長政策の一つ。
10兆円規模の大学ファンドを年度内に設立。
原発再稼働などを含む「クリーン・エネルギー戦略」の策定。

市場では「健康機器管理庁」や「Go to トラベル」などが関連銘柄とされた。
例えば総裁選当日の医療機器商社のレオクラン(7681)はストップ高。
高齢社会型人材業のキャリア(6198)も逆行高、
介護医療向けサービスのSMS(2175)も話題になろう。
ワクチンパスポート関連のITbook(1447)も大幅高となった。
旅行ツアーサービスのベルトラ(7048)もターゲットだろう。

遠隔医療も手掛けるMRT(6034)はインターネットを介した非常勤医師の紹介サイトが拡大。
5Gの早期展開では携帯電話基地局の保守・運用を全国展開しているベイシス(4068)。
デジタル化ではブロックチェーン、AI等先進技術有するソフト開発メーカーアステリア(3853)。
データ連携ツールはシェア首位だ。
サーバーセキュリティではDIT(3916)。
原発再起動では日本製鋼所(5631)。
経口でのコロナ治療薬を手掛けているのがオンコリスバイオファーマ(4588)。
医療改革では電子カルテ等のMDV(3902)。
医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供している。
中小企業の助成金診断システムを手掛けるライトアップ(6580)も注目だ。
みらいワークス(6563)は地方向け人材紹介事業が拡大。
子育て関連では認可保育園運営のさくらさくプラス(7097)。

その他岸田氏が5年勤務した旧日本長期信用銀行の新生銀行(8303)もSBIのM&Aの材料で動意中。
選挙区の広島市内に本社を置く銘柄では・・・。
自動車のマツダ(7267)
食品トレーのエフピコ(7947)
独立系ダイカスト専業首位リョービ(5851)
使い捨て医療器具の大手。血液回路・透析装置、透析針に強み持つJMS(7702)
酸化鉄のトップメーカー戸田工業(4100)
水処理機器販売、動力、防災関連等のポエック(9264)
ドリームベッド(7791)

神無月。
神がいるのかいないのかは知らないが、10月は人騒がせになることが多かった経験則。
95年から昨年までの26年間は13勝13敗。
でも・・・。
先月も「9月は苦月。最悪の月」と言われていた。
常識の変化の点なのかも知れない。

電子端末の記事。

中国の電力不足が市場のリスク要因に急浮上している。
まず第1に産業全体への影響。
電力不足が深刻化している中国沿岸部は電気機器や自動車、一般機械などの工場が集まっている。
「電力不足が長引き中国のサプライヤーの生産に支障が生じる場合、現状の世界的なサプライチェーンの混乱が長期化、より深刻化するリスクがある」。
2つ目は、生産に支障が生じた際の日本の機械メーカーの業績悪化リスク。
とりわけ「マキタ(6586)、ダイキン(6367)、THK(6481)、CKD(6407)、ナブテスコ(6268)、安川電機(6506)など。
電力不足が深刻な江蘇省に一大生産拠点を有するため、注意が必要だ」。
一方、「ファナック(6954)、ホシザキ(6465)、タダノ(6395)、クボタ(6326)、アマダ(6113)、竹内製作所(6432)。
中国での生産規模が大きくないことから、相対的な影響は大きくない可能性がある。
3つ目として、機械メーカーへのプラスの影響。
中国で電力が足りないのは、環境対策で火力発電所の発電を抑制しているのが主因。
電力の安定供給に向け、再生可能エネルギー分野や蓄電池分野への投資が長期的に拡大する可能性はある。
太陽電池の設備投資が拡大すれば、安川電機(6506)やTHK(6481)にポジティブ。
風力発電なら、日本精工(6471)やNTN(6472)。
蓄電池の場合は安川電機(6506)、THK(6481)、CKD(6407)、SMC(6273)。

データを毎日見る意味はどこにあるのだろう。
無味乾燥な数字の推移を見たところで面白いわけはない。
そもそも面倒くさい。
でも、何十年も眺めると変化の兆しを語りかけてくれているような錯覚にも襲われることがある。
東証1部売買高、移動平均線からの乖離率、信用残・裁定残の推移などなど。
1日20分程度はかかる代物だ。
NY市場にしたって同様。
しかしこの20分ほどの無言の対話の中で見えてくるものが時々あるはずだ。
「アレッ」という変化。
データは過去のものにすぎないが時折未来の道筋への変化を見せてくれるような気持になる。
重要なのは過去・現在・未来というよりは、変化と違いを肌で感じることなのかも知れない。
ただそれだけのことだ。
しかし、このただそれだけのことが自分の未来予想図に与えてくれる影響は大きい。
先物と現物が今日から順ザヤになった。
単に現物は182円の配当を落としたからからとかたずけられる問題ではない。
10年国債利回りが昨日0.007%と3ヵ月ぶりの水準まで上昇したという背景もある。
しかし「裁定機会ができた」と考えるべきだろう。
たったこれだけのことだって実は大きな変化と捉えたいところだ。

大和のリポートは「株式分割を発表した企業は短期、中長期共にTOPIXをアウトパフォームする傾向」。

★2021年に株式分割を発表したTOPIX採用、時価総額300億円以上の36銘柄
コード 銘柄名 分割比率 対TOPIX
相対騰落率
6564 ミダックHD 1:2 280.3%
7990 グローブライ 1:2 105.8%
7508 GセブンHD 1:2 67.5%
6194 アトラエ 1:2 62.6%
3925 D S 1:2 59.6%
6962 大真空 1:4 40.0%
7780 メニコン 1:2 32.5%
6328 荏原実業 1:2 23.5%
7203 トヨタ 1:5 14.1%
2695 くら寿司 1:2 13.5%
9629 ピーシーエー 1:3 12.9%
4751 サイバエージ 1:4 11.3%
9719 SCSK 1:3 10.2%
3097 物語コーホ 1:2 6.0%
6028 テクノプロHD 1:3 4.1%
5857 アサヒHD 1:2 1.0%
6277 ホソカワミクロ 1:2 -0.4%
6157 日進工具 1:2 -2.8%
2613 Jオイル 1:2 -11.0%
8043 スターゼン 1:2 -11.2%
2127 M&A 1:2 -13.1%
3984 ユーザローカル 1:2 -13.2%
2003 日東富士 1:2 -14.0%
3360 シップHD 1:2 -15.2%
9697 カプコン 1:2 -16.7%
4626 太陽HD 1:2 -18.0%
7817 パラベッド 1:2 -18.5%
3064 MonotaRO 1:2 -20.1%
9746 TKC 1:2 -21.6%
8174 日ガス 1:3 -26.5%
2678 アスクル 1:2 -27.3%
6762 TDK 1:3 -35.0%
6750 エレコム 1:2 -47.2%
4612 日ペイントH 1:5 -62.6%
6541 グレイス 1:2 -86.1%
7366 LITALICO 1:2 NA
平均値 8.1%



(兜町カタリスト 櫻井英明)


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