みちしるべ 21年11月01日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(11月1日→11月5日の週)

Quick調査の11月5時点の信用評価損率は▲7.30%(前週▲7.66%)。
2週連続で好転。
10月22日時点の信用売り残は559億円増の7722億円。
3週連続で増加。
同信用買い残は719億円増の3兆5546億円。
3週ぶりに増加少。
信用倍率は4.60倍。
2週連続で4倍台。
10月22日時点の裁定売り残は198億円減の37億円。
(当限は198億円なので198億円減)。
3週連続で減少。
裁定買い残は3007億円減の8609億円。
(当限は8609億円なので3007億円減)。
4週連続で減少。

裁定買い残の3007億円減少で8609億円。
9月24日時点は1兆4247億円だった。
そして9月10日時点が8341円だったから元に戻ったと言える。
8月27日時点が4795億円。
また裁定取引やる気なしという印象。
一方裁定売り残は198億円減少し37億円。
10月1日の62億円以来の低水準。
4月2日が1兆490億円(同時点の裁定買い残は1兆2552億円)。
昨年11月6日時点は2兆380億円だった。
大分風景は異なる。

10月第3週の海外投資家動向。
現物1089億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物2550億円買い越し(5週ぶりに買い越し)。
合計1461億円買い越し(3週連続)。

10月第2週の海外投資家動向。
現物4788億円買い越し(2週連続買い越し)。
先物1416億円売り越し(4週連続)。
合計3371億円買い越し(2週連続)。

今年の曜日別勝敗(10月29日まで)

月曜23勝17敗
火曜23勝18敗
水曜16勝27敗
木曜22勝17敗
金曜22勝20敗

アノマリーは11月の株高。
2016ー2020年までの5年間における平均月間騰落率はNYダウが平均5.3%高。
S&P500は同4.4%高と最も強い。
昨年11月は米大統領選通過と新型コロナウイルスのワクチン開発に進捗が見られリスクオン基調が強まった異例の年。
2020年を除いた16ー19年の4年間でも111月の月間騰落率はダウ平均が3.655%高。
S&P500が2.84%高とそろって堅調だ。
また例年11月は海外投資家が日本株を買い越す傾向。
2016〜20年の5年間の海外投資家の日本株売買動向。
11月は平均買越し額が1兆2090億円と1年の中で最も大きい。

★日経平均想定レンジ

下限28546円(10月22日安値)―上限30001円(9月28日安値・窓開け水準線)

日経朝刊1面の特集「教育岩盤」。
「リンゴを4個持った子が5人。
リンゴは全部でいくつ?」。
答えは20個だが、式が4×5だと正解。
5×4だと減点という教育現場もあるとのだという。
それこそ「理不尽」な減点だが現実らしい。
登場したのは地方の高校からスタンフォードに合格した人の話。
「授業中の質問が多すぎて問題児扱いされた」。
対照的にMITIの教員は「どんなんにばかなことでも質問しなくてはいけない」。
だから「質問することが良しとされる学校に行こう」と思ったという。
市場関係者の世界でも似たようなことはないだろうか。
アナリスト説明会などで質問は多く出る。
しかし本当に質問した人はわかっているのかどうかは不明。
アルファベット3文字の言葉など当方は説明されても不明なことが多い。
皆が「わかったフリ」をしてそれが長年の慣習だとしたら、それこそ無駄な時間だ。
一方で企業のトップやIR担当者は「こちらがわかっていないことをわかっていない」こともある。
自分の業界のことは当然熟知しているのだろうが、一般人には「?」に世界も多い。
ITやバイオの業界で「アルファベット3文字」を使わないIRなんてやっても悪くないだろう。
たぶんそこで初めて聴衆の理解度未達に気が付くはずだ。
「ESG」だって「SDGs」だって横文字だから権威があるように見える。
しかし企業の現場では「昔からやってきていること」という声も多い。
幕末以来の「脱亜入欧」はもうそろそろやめても良いと思う。
課題は表現や単語ではなく、実体と本質だ。
言葉とデータで遊んでいると・・・。
それこそ現実遊離したコロナの専門家にようになってしまうかも知れない。

《シン・投資八策》

(1)市場の呪文の呪縛にとらわれない
(2)企業の現場を創造し重視する
(3)製品・サービス・技術を熟知する
(4)原理原則を逸脱しない相場観
(5)数字の背景と行間に未来がある
(6)ピュアな視点で自由な未来発想
(7)銘柄をウォッチし続けよう
(8)常に「本質は何か」を問い続ける

雨予報で晴れ、晴れ予報で雨が降ることが多いような気がする。
データを駆使して出して予報でも外れることある。
とうか外れる。
最先端の機器に頼るのは悪くない。
ピンポイントの予報も役に立つ。
しかし隘路に陥る可能性もないではない。
昔漁師は塩と天気を呼んだという。
人の能力をまだまだ信頼することも必要ではなかろうか。
そして天気は気象台で起こっているのではなく、現場の話でもある。

大和証券のクオンツリポート。
12月13日発表予定の12月調査の日銀短観。
大企業全産業DI(先行き)が9月調査の9を超えることがポイント。
DI(先行き)が上向いた時に有効となる営業増益率ファクター(来期予想)は・・・。
営業増益率(来期予想)の上位3分の1、
ROE(自己資本利益率、来期予想)の上位3分の1に該当した銘柄のスクリーニング。
↓※一部抜粋
コード 銘柄名 営業増益率(来期予想) ROE(来期予想)
4911 資生堂 76.9% 10.7%
6141 DMG森精 62.1% 12.4%
6728 アルバック 35.7% 15.2%
7936 アシックス 32.4% 12.7%
4612 日ペイントH 31.6% 15.0%
3088 マツキヨココカラ 31.5% 15.0%
2503 キリンHD 30.1% 13.7%
6723 ルネサス 28.6% 23.5%
9984 ソフトバンクG 28.6% 18.6%
6952 カシオ 28.6% 10.4%
4922 コーセー 27.6% 11.0%
6465 ホシザキ 25.5% 10.1%
9104 商船三井 25.0% 31.2%
6481 THK 25.0% 11.6%
3436 SUMCO 22.8% 13.3%
4631 DIC 22.2% 11.0%
8439 東センチュリー 18.5% 13.2%
3659 ネクソン 18.2% 16.9%
2432 DeNA 18.2% 11.8%
3064 MonotaRO 17.7% 43.8%


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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