みちしるべ 20年11月29日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(11月29日→12月3日の週)

11月19日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.20%(前週▲7.89%)。
4週連続で悪化。
11月19日時点の信用売り残は117億円増の7473億円。
3週連続で増加。
同信用買い残は1068億円増の3兆5793億円。
2週連続で増加。
信用倍率は4.79倍。
3週連続で4倍台。
11月19日時点の裁定売り残は285億円減の7億円。
3週間ぶりに減少。
裁定買い残は513億円増の6601億円。
8週間ぶりに増加。

今年の曜日別勝敗(11月25日まで)

月曜26勝18敗
火曜24勝20敗
水曜16勝30敗
木曜25勝18敗
金曜24勝21敗

11月第2週の海外投資家動向。
現物372億円売り越し(2週間ぶり売り越し)。
先物3134億円買い越し(2週間ぶりに買い越し)。
合計2761億円買い越し(2週連続で買い越し)。

米国市場は「感謝祭」(サンクスギビングデー)の祝日で休場。
翌金曜日は年末商戦が本格的に始まるブラック・フライデー。
相場のアノマリー分析に詳しいトレーダーズ・アルマナックによれば、感謝祭前後の米株には強いジンクスがあるという。
S&P500指数は1952年以降、感謝祭前の水曜日に上昇したのが53。
下落は16回。
平均上昇率は0.33%。
感謝祭翌日の金曜日は上昇が50回に対して下落したのは19回。
平均上昇率はやはり0.33%。
感謝祭翌日の金曜日終値から年末にかけては上昇6回、下落が23回。
平均1.5%%の上昇率を記録。
1987年から2020年の期間に限れば上昇率は1.8%。
近年は年末高の傾向が強い。



★日経平均想定レンジ

下限28184円(ボリンジャーのマイナス3σ)−上限30101円(ボリンジャーのプラス2σ)

アノマリーは「11月3連休明けの株高」。
今年は3連休がなかった。
そして「11月最終日を含む週の株高」。
背景は「9月中間配当の再投資」と大和のレポート。
今年は約5.7兆円の中間配当との指摘だ。
因みに・・・。
2000年以降の11月最終日を含む週の日経平均は20勝1敗。
確かに勝つ傾向だ。


来年の大河ドラマは「鎌倉殿の十三人」。
背景は北条氏。
その北条氏は伊豆国出身の豪族。
鎌倉幕府の執権職を世襲した一族だ。
となると、伊豆とか鎌倉の銘柄というのが浮かんでくる。
鎌倉新書(6184)は社名が鎌倉。
カヤック(3904)は鎌倉市が本社。
藤沢市まで広げるとステップ(9795)
日本ギア工業(6356)
オイレス工業(1701)
横須賀市まで広げるとニフコ(7988)。
伊豆シャボテンリゾート(6819)。
伊豆急(9019)。
伊豆箱根鉄道(9013)など。

「幕末史」の本を読んでいて脳裏に残った一節。
「日本人は情報が入ってきても、起きたら困ることは起きないことにしようじゃないか。
起きないに決まってる」。
これがスッと入ってきた。
明治維新や敗戦。
明智光秀だって秀吉が戻ってくると考えたら本能寺へ向かっただろうか
都合の悪いことは起きないという仮定とシナリオながら現実の歴史の多くのことは違う方向になった。
黒船は日本に来ない。
ソ連はドイツへ侵略しない。
この楽観論は歴史のこと。
でも市場で考えても、「バブルは崩壊しない。世界金融危機は起きない。原発は溶融しない」。
これらの理想的展開はすべて来なかった。
というか、全部逆。
「物事は悪いと予測した方向で起きる」。
「失敗する余地があるなら、失敗する」というのがマーフィーの法則、
日本人的思考の反対にあるから立派ともいえる。


「市場は動物園」という人もいる。
確かに牛と熊は常にいる。
あるブログを見ていたら・・・。
・獲物をジット狙う「鷲」や「タカ」。
・ささいな材料や掲示板の書き込みに群がる「コバンザメ」
・人の裏をかこうと待ち構えている「キツネ」
・怯えて影に隠れている「うさぎ」
・弱い魚たちをエサにする「サメ」
・とっても弱い、小さな投資家である「ノミ」
・とっても簡単に言うことを聞いてしまう「やぎ」
・自分の利益に満足しない「ぶた」
・追証のメールに怯えて頭を隠す「かめ」
本当にたくさんいる。
猪八戒みたいな市場関係者とか・・・。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のクオンツリポート。
「加速する超大型株選好・低下する騰落レシオ」。
時価総額上位10%及び上位20%銘柄の超過リターンを見ると今年の4月以降上昇トレンドにある。
特に今月に入って上位10%銘柄の上昇が加速している。
第3週までの超過リターンは、月次ベースで見た場合プラス3.75%。
月末を迎えていない現段階で2000年以降で歴代3位の水準。
「アクティブリターンを獲得するためには超大型株を中心に銘柄数を大胆に絞らないといけない状況といえる」。
以下は直近3カ月内に10年来高値を更新している超大型株。

コード 銘柄略称
2801 キッコーマン
2802 味の素
4063 信越化
4151 協和キリン
4307 NRI
4507 塩野義
4543 テルモ
4661 OLC
4684 オービック
4689 ZHD
4901 富士フイルム
6098 リクルートHD
6273 SMC
6367 ダイキン
6501 日 立
6586 マキタ
6645 オムロン
6702 富士通
6723 ルネサス
6758 ソニーG
6857 アドバンテ
6861 キーエンス
6869 シスメックス
6902 デンソー
6920 レーザーテク
7203 トヨタ
7309 シマノ
7733 オリンパス
7741 HOYA
8015 豊通商
8031 三井物
8035 東エレク
8058 三菱商
8591 オリックス
8630 SOMPOHD
8750 第一生命
9143 SGHD
9432 NTT
9433 KDDI
9434 ソフトバンク
9613 NTTデータ
※TOPIX500ユニバース

大和証券のクオンツリポート。
「グロース株とバリュー株の最適な投資ウエイトを検証」。
米国でテーパリングが開始された2014年1月以降、米国のイールドカーブのフラット化が進み、株式市場は安定的にグロース優位となった。
今回のテーパリングでも基本的にはグロース優位の傾向と想定される。
ただ短期間であってもリスクオンの局面では極めて強いバリュー効果が発現。
グロース銘柄が著しくアンダーパフォームする可能性はある。
以下はTOPIX500ユニバースでスクリーニングしたグロース株とバリュー株のリスト。


★グロース株

コード 銘柄略称
4732 ユー・エス・エス
7550 ゼンショーHD
2503 キリンHD
5444 大和工
9449 GMO
7733 オリンパス
9434 ソフトバンク
9744 メイテック
4704 トレンド
2914 J T
7956 ピジョン
4919 ミルボン
4021 日産化
1878 大東建
4088 エア・ウォーター
8031 三井物
6146 ディスコ
5105 TOYOTIRE
4768 大塚商
8111 Gウイン
4452 花 王
4005 住友化
6857 アドバンテ
1925 大和ハウス
7309 シマノ
6479 ミネベアミツミ
1928 積水ハウス
8113 ユニチャーム
1414 ショーボンド
2181 パーソルHD
4739 CTC
4061 デンカ


☆バリュー株

コード 銘柄略称
9107 川崎船
9104 商船三井
9101 郵 船
5021 コスモエネHD
5401 日本製鉄
5411 JFEHD
5406 神戸鋼
8002 丸 紅
5703 日軽金HD
7272 ヤマハ 発
7259 アイシン
7011 三菱重
3116 トヨタ紡織
6302 住友重
7267 ホンダ
7240 NOK
6753 シャープ
7202 いすゞ
7313 TSテック
1911 住友林
4544 HUグループ
2432 DeNA
3291 飯田GHD
9072 ニッコンHD
5991 ニッパツ
1925 大和ハウス
1959 九電工
8804 東建物
3765 ガンホー
9508 九州電
1333 マルハニチロ
8473 SBI
8334 群馬銀


【対ドル相場の主な節目】

・125円86銭 15年の安値
・121円70銭 日銀がマイナス金利の導入を決めた後に付けた安値(16年1月29日)
・120円00銭 心理的な節目
・118円66銭 16年11月の米大統領選後につけた円の安値(12月15日)
・118円60銭 17年の安値(1月3日)
・116円90銭 15年の安値(125円86銭)から16年の高値(99円00銭)までの3分の2戻し
・115円51銭 ボリンジャーバンド(21日移動平均基準、3σ=シグマ)の上限
☆115円19銭 日本時間24日早朝の安値
・115円00銭 ボリンジャーバンド(21日移動平均基準、2σ=シグマ)の上限
・114円55銭 18年の安値(10月4日)
・112円97銭 ボリンジャーバンド(21日移動平均基準、2σ=シグマ)の下限
・112円73銭 21年11月の高値(11月9日)
・112円46銭 ボリンジャーバンド(21日移動平均基準、3σ=シグマ)の下限
・112円43銭 15年の安値(125円86銭)から16年の高値(99円00銭)までの半値戻し
・112円23銭 20年の安値(2月20日)
・102円60銭 21年の高値(1月6日)
・101円19銭 16年の米大統領選後につけた円の高値(11月9日)
・101円18銭 コロナショック後の高値(20年3月9日)
・100円59銭 11年10月の円最高値(75円32銭)から15年の安値(125円86銭)まで下落後の半値押し
・100円00銭 心理的な節目
・ 99円00銭 16年の高値(6月24日)

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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