みちしるべ 22年04月11日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(4月11日→4月15日の週)

4月1日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.94%(前週▲11.36%)。
4月1日時点の信用売り残は2560億円減の7198億円。
4週ぶりに減少。
同信用買い残は66億円増の2兆9569億円。
4週ぶりに増加。
信用倍率は4.11倍(前週3.02倍)。
3週ぶりに4倍台。
4月1日時点の裁定売り残は560億円増の3074億円。
4週連続で増加。
3月4日時点は42億円だった。
裁定買い残は2338億円減の1兆899億円。
5週ぶりに減少。
2月25日時点は4283億円だった。

3月第5週の週間海外投資家動向。
現物3603億円買い越し(6週ぶりに買い越し)。
先物1兆1944億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
合計8340億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
個人は現物915億円、先物553億円の買い越し。
合計1469億円の買い越し。
信託銀行は現物1787億円売り越し。
先物8380億円買い越し。
合計6592億円の買い越し。

3月第4週の週間海外投資家動向。
現物1649億円売り越し(5週連続で売り越し)。
先物2884億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計1234億円買い越し(2週連続で買い越し)。

今年の曜日別勝敗(4月8日まで)

月曜6勝5敗
火曜8勝6敗
水曜7勝6敗
木曜6勝8敗
金曜7勝7敗

★日経平均想定レンジ

下限26777円(25日線)−上限27981円(ボリンジャーのプラス1σ)

3日日経朝刊では「自社株買い7割増」の見出し。
2021年度の上場企業が設定した自社株買いが前年度比7割増の約8兆円。
リーマン以降の最高が2019年度の7.8兆円。
「成長投資の機会を見つけられないまま、市場からの圧力で自社株買いを増やしている」。
そういう解釈だ。
しかし、これは正しい姿なのだろうか。
成長のための投資資金の調達こそ上場の意味。
決して自社株買いのために上場している訳ではない。
あるいは自社株買いが最大の投資策であるならば、現在の事業の未来に明るさはない。
それでも市場の圧力に勝てない発行体。
毅然として「成長のために投資をはかる」という企業にエールを贈りたい。
加えて「市場はしばしば間違える」という言葉も。

相場の勝者は職人。
相場に関係する人も職人。
あの頑なさこそが相場人気質に思えてならない。
職人とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のこと。
その技術は職人芸とも呼ばれる。
「相場師」という言葉はあるが「相場家」という言葉はない。
しかし相場だって熟練した技術の結晶だ。
「自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質」。
聞こえは良いし、多少はそんな面もあろう。
「プライドが高い」。
「お世辞を嫌う」。
「仕事はできて当たり前と捉えていることが多い」。
「気難しい」
「自分の仕事を評価して欲しくない」。
「自他ともに厳しい」。
「根気強い」。
まあ、そんなに立派なものでもなかろうが、少しは近いかも知れない。
特に一昔前の罫線系の人たちにはこういうストイックな気質が感じられた気がする。
今はチャラさに隠れてしまった気がする。
まあ、相場は森羅万象を相手にしているのだから三国志に登場する諸葛孔明のようなものなのかも知れない。

ブレイナード総裁の発言を受けた債券利回り上昇。
付随した124円までの円安。
日経平均は500円超の下落。
あるグロース市場上場企業トップの言葉。
「プライム市場も良いですが、目指したいのは数銘柄のヒーロー市場。
作ってくれませんかね」。
発行体の言葉だけに妙に説得力があった。

最近思うのは、企業のホームページや会社説明書が格好良すぎるということ。
見ても読んでも話を聞かないとその会社の現実が理解できない。
アルファベット3文字やカタカナが並んでいると眩暈がしてくるほどだ。
それでも企業側の悩みは「なかなか理解されない」。
そうではなくて、理解してもらうようにすればいい。
見てくれや格好だけでなくベタでも構わないから実態をさらけ出すことが必要だろう。
学者さんやアナリストだけを対象にしているように映ってしまう。
そもそも市場はオールマイティの知識があるほど賢くない。
アナリストだってわかったふりしてうなずいていることがないとは言えない。
だから、高いところでなく低いところでのIRや説明が大切だと思う。
自己満足、社内満足の説明では市場は企業を理解できないことが多い。
もっとも市場の方も材料などは舶来信仰だから致し方ないのかも知れない。

「株って意外と買えないもの」。
トレーダーをしていた頃に感じたこと。
100株1000株などならいざ知らず、100万株単位の商いをするときに感じた。
欲しい株数が集まらない。
ザラバの板を買い集めても足らない。
「いつでも自由に売買できる」のが市場だが、規模が大きくなるとこれが出来なくなる。
だから市場外での取引になったりする。
個人での投資ではこの感覚はほとんどないだろうが今でもこれが実態だろう。


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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