話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(5月9日→5月13日の週)
4月22日時点のQuick調査の信用評価損率は▲12.81%(前週▲12.49%)。
3週ぶりに増加。
4月28日時点の信用売り残は336億円減の6459億円。
3週ぶりに減少。
同信用買い残は209億円減の3兆760億円。
2週ぶりに減少。
信用倍率は4.76倍(前週4.56倍)。
5週連続で4倍台。
4月22日時点の裁定売り残は53億円増の2603億円。
2週連続で減少。
3月4日時点は42億円だった。
裁定買い残は332億円減の7636億円。
4週連続で減少。
2月25日時点は4283億円だった。
4月第3週の週間海外投資家動向。
現物2380億円買い越し(4週連続で買い越し)。
先物1241億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計1139億円買い越し(3週連続で買い越し)。
個人は現物404億円買い越し。
先物74億円売り越し。
合計329億円の売り越し。
信託銀行は現物144億円売り越し。
先物47億円売り越し。
合計162億円の売り越し。
4月第2週の週間海外投資家動向。
現物863億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物3億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計866億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物178億円、先物370億円売り越し。
合計192億円の売り越し。
信託銀行は現物2699億円売り越し。
先物389億円買い越し。
合計2309億円の売り越し。
今年の曜日別勝敗(5月6日まで)
↓
月曜6勝9敗
火曜10勝7敗
水曜9勝7敗
木曜9勝8敗
金曜7勝9敗
ハワイでは「円」が足りないとの話。
コロナの関係で観光客が日本から来られなかったからという理由らしい。
円をドルに両替する日本人観光客が激減。
円がなくなったという。
今は予約待ちの状態だとの話。
「もともと敵というものは来るときに鋭く、帰路につくときに情気が生じます」。
司馬遼太郎氏の「新太閤記」で軍師竹中半兵衛が語る言葉である。
相場だってそうだろう。
株価上昇時の買い方は鋭いが反落後の心理は当然ながら弱い。
売り方も株価下落時には強いが下げ止まると、恐れが生じて買戻しや踏み上げに走る。
やはり相場は心理だと思わざるを得ない。
今年3回あったFOMC前後の株価を見てみると・・・。
実態以上の利上げ観測という大きなお化けに驚いて事前に急落。
通過してみれば過大な予想は外れ常識的半に落ち着いた枯れ尾花に気が付いての反発。
いい加減にこのFOMCというイベントドリブンと罠というか陥穽というか仕掛けに気が付いても良いだろうに。
常に市場は事前の課題観測に素直に反応してきたのが歴史だ。
パブロフの犬だってもう少し利口だろう。
今年のFOMC前後の株価。
↓
★1月25ー26日
直前安値 33876ドル(1月25:6日続落)
FOMC当日 34168ドル
その後の高値 35679ドル(2月2日)35800ドル(2月10日)
★3月15ー16日
直前安値 32828ドル(14日)
FOMC当日 34063ドル
その後の高値 34755ドル(3月18日)35372ドル(3月29日)
★5月3ー4日
直前安値 32449ドル(5月2日)
FOMC当日 34061ドル。
相場は蚕のようなもの。
桑という材料をむさぼり食べて成長する。
そして眉になり最後は人の手によって「絹」という美しさを纏う。
だから、桑を食ベているときには邪推をしないこと。
醜悪なモスラのような容姿も最後にはシルクの美しさに結晶することを信じること。
それが相場の約束でもあろうか。
言い換えれば・・・。
相場はニュースを食べて成長する。
でもニュースは相場で作られるということもある。
★日経平均想定レンジ
下限26348円(4月18日安値)−上限28053円(200日線)
トレンド追随は1周遅れ。
データは嘘をつかないがアップデート前のデータの解釈はしばしば間違える。
相場は過去からの連続だが未来を読まなければ何の役にも立たないし解釈を間違える。
そして・・・。
恐怖心は人の心に溶けやすい。
だからしばしば行き過ぎる。
でも悲観論は賢く聞こえる。
楽観論は愚かしく聞こえるが、人のDNAは未来を信じるもの。
徒な恐怖心に扇動されることを戒めたいものだ。
ロンドン・シティでの「INVEST IN KISHIDA」はまあ良いだろう。
でもその後が「です。」
あまり響きは良くなくなってしまった印象。
演説は経済政策「新しい資本主義」について。
日本の個人金融資産約2000兆円を貯蓄から投資へと誘導する「資産所得倍増プラン」を始めると表明。
人材投資や先端技術開発にも積極的に取り組む方向。
「安心して日本に投資してほしい。
インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)」と呼びかけた。
行政が民間の呼び水となって、格差拡大や地球温暖化問題といった社会課題の解決を図るのが「新しい資本主義」。
具体策の一つが資産所得倍増プラン。
「眠り続けてきた1000兆円単位の預貯金をたたき起こし、市場を活性化する。
日本の個人金融資産の半分以上が現預金で保有されている、
この10年間で米国では家計金融資産が3倍、英国は2.3倍になった。
日本では1.4倍にしかなっていない。
ここに日本の大きなポテンシャル(潜在力)がある。
NISAの拡充や預貯金を資産運用に誘導する仕組みの創設などを通じて投資による資産所得倍増を実現する」。
場所がシティだけに「ここに美味しい餌がありますよ。どうぞ召し上がってください」と聞こえた。
社名の起源。
↓
★ミノルタ
「実る田」のカナ表記。
コニカは小西六写真工業
杉浦六三郎さんが創業した「小西屋六兵衛店」という薬種問屋さんのカメラ、から。
途中で、小西六写真工業株式会社に社名変更されています。
★AUTOBACS(オートバックス)
提供する商品(Appeal、Unique、Tire、Oil、Battery、Accessory、Car audio)に、Serviceを付加したもの。
正式名称のAUTOBACS SEVENのSEVENは常にお客様のために第7の商品を探し続けるという理念から。
★アコム
Affection(愛情)、Confidence(信頼)、Moderation(節度)の頭文字から
★アイフル
Affection(愛情や優しさ)、Improvement(努力や進歩)、Faithfulness(忠実や信頼)、Unity(結束)、Liveliness(活気良い)の頭文字。
★BIC CAMERA
「ビック(bic)」とは英語の方言。
「big」とは、少し意味が異なり、「bic」には「外見だけでなく中身も大きい」という意味が含まれている。
★資生堂
中国の古典、四書五経のひとつ「易経」の一節「至哉坤元 萬物資生」に由来。
読みは「至れる哉(かな)坤元(こんげん)、万物資(と)りて生ず」で、意味は「大地の徳は、なんと素晴らしいものであろうか。全てのものはここから生まれる」。
★ユナイテッドアローズ
毛利元就の「三本の矢」の考えが由来。
一つの目標に向かって直進する矢(Arrow)を束ねた(United)ものという意味が込められている
★元旦ビューティ工業
「元旦」は、創業者の舩木元旦(フナキ モトカツ)さんに、また、「ビューティ」は、第一号製品の名称「ビューティルーフ」に由来しているそうです。
★寿スピリッツ
もとは「寿製菓株式会社」。会社分割で純粋持株会社体制に移行する際に、その精神を引き継ぐ意味を込めて命名されたとのこと。
ロゴマークが和風です。
★エステー
Service(奉仕)とTrust(信頼)の頭文字。
商品の最高を目指す(Super Top)の意味合いも持つそうです。
★ JINS
メガネのJINS、正式な社名は「株式会社ジェイアイエヌ」です。
創業者である田中仁さんのお名前からきているそうです。
★ライオン
歯磨の商標は象、キリン、虎などの動物の名前が流行しており、「ライオンなら牙も丈夫だし歯磨の商標として うってつけではないか」ということで、商標登録をしたそうです。
三井と三菱、花王とライオン、キャノンとニコン、象印とタイガーなどなど。
日本はライバル同士の戦いが多いような気がする。
国内で争いに疲れたから世界選手権では存在感がないのだろうか。
あるいは国内予選で戦っているからこそ世界へ出ていけるのだろうか。
難しい設問だ。
もっともアメリカだってコカコーラとペプシ、GMとフオード、フェイスブックとツイッター。
ライバルがいるからこそ成長してきた方が多そうだ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)