話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(5月23日→5月27日の週)
5月13日時点のQuick調査の信用評価損率は▲13.19%(前週▲12.81%)。
3週連続で悪化。
5月13日時点の信用売り残は7億円減の6451億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は202億円増の3兆963億円。
2週ぶりに増加。
信用倍率は4.8倍(前週4.76倍)。
2週連続で4倍台
5月13日時点のQuick調査の信用評価損率は▲13.19%(前週▲12.81%)。
3週連続で悪化。
5月13日時点の裁定売り残は105億円増の2847億円。
2週ぶりに増加。
裁定買い残は161億円増の7141億円。
7週ぶりに増加。
5月第2週の週間海外投資家動向。
現物3534億円売り越し(7週ぶりに売り越し)。
先物3996億円売り越し(2週ぶりに買い越し)。
合計7530億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物2832億円買い越し。
先物1037億円買い越し。
合計3869億円の買い越し。
信託銀行は現物817億円買い越し。
先物1156億円買い越し。
合計1973億円の買い越し。
5月第1週の週間海外投資家動向。
現物514億円買い越し(6週連続で買い越し)。
先物488億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
合計1003億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物1295億円売り越し。
先物125億円売り越し。
合計1420億円の売り越し。
信託銀行は現物885億円買い越し。
先物97億円売り越し。
合計786億円の買い越し。
今年の曜日別勝敗(5月20日まで)
↓
月曜6勝11敗
火曜11勝8敗
水曜11勝7敗
木曜9勝10敗
金曜9勝9敗
水曜の日経では「コロナ貯蓄50兆円に膨張」の見出し。
日銀の試算では消費されず貯蓄に回ったのは昨年末時点で約50兆円。
1年で2.5倍に膨らんだ。
金融広報中央委員会の調査。
2人以上の家計の金融資産残高は初めて3000万円を突破したという。
預金が金融機関を通じて融資に回れば良いがそうもいかない。
都市銀行の預貸率は48%。
お金が回らない経済が続いているのが実態だ。
因みに米国ではコロナ禍で消費でなく貯蓄に回ったのが2.4兆ドル(310兆円)。
それでも消費は伸びているから大きな違いだ。
昔々あるところに小さな銀行がありました。
その銀行のある場所は地味に乏しく産業も少なく銀行はなかなか利益を上げることができませんでした。
仕方がないので、利益への活路を投資に求めていましたがなかなかうまくいきません。
そんな時に「たいへんですね。お金の運用をお任せください。
私たちはこの国の領主様とも仲がいいですから」と一匹のタヌキがすり寄ってきました。
小さな銀行は渡りに船とばかりに運用を任せてしまいました。
ところが、タヌキの運用は実に下手でした。
昨年までは多少の評価益があったのに1年たってみたらとんでもない含み損に。
いよいよ国に助けを求めるところまで来てしまいました。
周りを見てみるとこのタヌキに運用を任せた小さな銀行は11もありました。
しかも・・・。
これらのそのうち6つの銀行にタヌキが出資していました。
「小さな銀行だってまとまれば大丈夫」。
大義名分は立派でしたが結果は青色吐息。
運用を任せたのは自分たちですから文句を言うこともなかなかできません。
タヌキの思うとおりに小さな銀行連合ができる時間が早まったのかも知れません。
こんな見事な失敗の構図、逆から見れば国盗りの構図はなかなか見ることはできないでしょう。
★日経平均想定レンジ
下限26312円(ボリンジャーのマイナス1σ)−上限27969円(200日線)
相場は続くもの。
だから「その先」の見通しが重要になる。
でも現実は刹那的。
4日も上げが続けばしっぽの切れた凧のように永遠に上がり続けるような錯覚。
3日も上げればどこまでも底なしにはまり続けるというような解釈。
極論すれば今日上がれば強気になり、今日下げれば弱気になる。
この刹那的なリズムと付き合っている限り相場の神様はほほ笑んでくれないだろう。
先日、深夜に停電に遭遇した。
1時間ほどで復活した。
海外では何度か遭遇したことがある。
ただ計画停電の時もなぜか停電しなかった。
だから国内で長時間の停電に遭遇した記憶ない。
改めて感じたのは電気がないと結構不便ということ。
暗いから懐中電灯が必要なのは当然のこと。
冷蔵庫は消えて冷凍食品や冷蔵品は使えなくなる。
オートロックのドアが開かず大変。
WIーFIが使えなくなり携帯が使いにくい。
当然、電源がなくなればパソコンも使えなくなる。
TVが見えないからラジオにしか頼れない。
そのラジオも肝心の事はなかなか伝えてくれず悠長に音楽を流している。
未体験ゾーンの連続だったが日常生活がいかに危機に鈍感になっているを改めて確認できた格好。
「戻りを試す」なんて無責任な相場予測も聞こえる
「−−ならばこうなる」はあくまでも条件付き結論。
まちがったところで誰にも責められない。
「−−だからこうなる」というのが求めれる結論。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のリポート。
「配当と自社株買いともに積極姿勢は続いている」
↓
13日時点で211年度の配当予想の上方修正の発表件数が661件。
21年度は増配の発表が際立って多く2012年度以降で最多となった。
前期比で見ると21年度は71%の企業が増配。
減配は6%。
22年度は43%の企業が増配予定。
期初予想としてこの数字は2000年以降で最も高いという。
一方21年度の自己株式取得枠総額は7.9兆円。
19年度を超えて過去最高となった。
13日時点の22年度の足元の総額は3.3兆円。
19年度と遜色ない水準で推移。
「日経新聞の読み方」。
↓
★40年以上の時間をかけて行き着いた場所
★新聞には過去のことが書いてある
★新聞の主役は広告
★数字を押さえるには原典にあたること
★その日のテーマを見つける
★縦に読む、横に読む:因果関係・誰が主役?誰が儲かる?
★想像力を働かせる
★載る話題と捨てられる話題
★歴史と地図
★人事欄も面白い
★限定空間の争奪戦VS無限空間への脱出
★堅い活字を楽しんで読もう
★ヒ・ミ・ツの法則
★結論が先、A3が1枚の魔法:ワンワード
(兜町カタリスト 櫻井英明)