話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(7月25日→7月29日の週)
7月15日時点のQuick調査の信用評価損率は▲12.36%(前週▲12.16%)。
2週ぶりに悪化。
7月15日時点の信用売り残は240億円増の7364億円。
2週連続で増加。
同信用買い残は1億円減の3兆264億円。
2週連続で減少。
信用倍率は4.11倍(前週4.25倍)。
5週連続で4倍台。
7月15日時点の裁定売り残は965億円減の4266億円。
4週ぶりに減少。
裁定買い残は1430億円減の7668億円。
2週ぶりに減少。
当限は売り残が1003億円減の1833億円。
買い残が1446億円減の6028億円。
翌限以降は売り残が38億円増の2432億円。
買い残が16億円増の1639億円。
7月第2週の週間海外投資家動向。
現物1443億円売り越し(2週ぶりに売り)。
先物424億円売り(2週ぶりに売り越し)。
合計1867億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物107億円売り越し。
先物27億円売り越し。
合計80億円売り越し。
信託銀行は現物1157億円買い越し。
先物1140億円売り越し。
合計16億円の買い越し。
信託銀行は現物を5週連続で買い越し。
7月第1週の週間海外投資家動向。
現物4307億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物7582億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1兆1890億円買い越し(4週ぶりに買い越し)。
2019年10月以来2年9カ月ぶりの高水準。
個人は現物3047億円売り越し。
先物1805億円売り越し。
合計4852億円売り越し。
信託銀行は現物1363億円買い越し。
先物5188億円売り越し。
合計3825億円の売り越し。
投信が4849億柄の売り越しで20年7月以来の高水準。
ETFの分配金ねん出の週だけに大きかった。
今年の曜日別勝敗(7月22日まで)
↓
月曜13勝12敗
火曜16勝12敗
水曜15勝12敗
木曜15勝13敗
金曜15勝12敗
「4?6月期決算発表では噂で売って事実で買うというシナリオが展開されているようだ」との声。
欧州では主要パイプライン「ノルドストリーム1」を通じたロシアからのガス供給が21日に再開される見通。
これでセンチメントが好転したとの解釈
なんだかなあ、という気はするが「株価が先か材料が先か」の問題。
そうなると・・・。
「株価=材料×心理感応度」の方程式が生きてきそうだ。
「トウモロコシ、天然ガス、砂糖、銅が急落するなど商品市場全体が下落。
今後のインフレ期待が減退した」という指摘もある。
BofAセキュリティーズの19日付の顧客フローリポート。
同社の顧客は11?15日の1週間に米株を22億700万ドル買い越し。
3週連続の買い越し。
この週のS&P500は週間で0.92%安と2週ぶりに小幅安だった。
ヘッジファンド(HF)が2億5700万ドルの売り越し。
2週ぶりの売り越し。
機関投資家は4億2500万ドルの小幅買い越し。
3週連続の買い越し。
個人投資家は13億8700万ドルの買い越し。
3週連続の買い越し。
企業の自社株買いは7億2200万ドルで4週移動平均(9億2100万ドル)を下回って低調だった。
★日経平均想定レンジ
下限26598円(25日線)−上限29000円(心理的節目)
コロナの感染者は過去最高。
ロシアのウクライナ侵略は膠着。
電力不足や酷暑への警戒感は高い。
インフレや金利上昇、サプライチェーンへの課題もある。
日銀金融政策決定会合もECBもFOMCも控えている。
それでも株価は上昇。
今度は「好調な業績への期待」に材料の主役はすり替わった。
トレンドにはどんな材料も逆らえないということだろう。
だからこそリズムとハーモニーが大切になる。
《特定重要技術分野の選定に向け調査研究を進める20分野》
【輸送・移動】
極超音速、輸送
【コンピューター】
人工知能・機械学習
先端コンピューティング
マイクロプロセッサ─・半導体
量子情報科学
【人体】
医療・公衆衛生(ゲノム含む)
脳コンピューター・インターエース
【領域】
宇宙関連、海洋関連
【工学・素材】
バイオ、センタネンジニアリング・製造、ロボット、
先端材料科学
【ネットワーク】
先端監視・測位・センサー、データ化学・分析・蓄積・運用、
高度情報通信・ネットワーク、サイバーセキュリティ
【エネルギー】
先端エネルギー・蓄エネルギー、化学・生物・放射性物質及び核
以上
(兜町カタリスト 櫻井英明)