話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(9月12日→9月16日の週)
9月2日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.79%(前週▲9.80%)。
2週ぶりに悪化。
9月2日時点の信用売り残は1358億円減の7965億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は2144億円増の3兆1762億円。
3週連続で増加。
信用倍率は3.99倍(前週3.18倍)。
7週連続で3倍台。
9月2日時点の裁定売り残は82億円減の2569億円。
2週連続で減少。
同裁定買い残は1866億円減の1兆2260億円。
2週連続で減少。
当限は売り残が310億円。
買い残が1983億円減の1兆418億円。
翌限以降は売り残が85億円減の2566億円。
買い残が117億円増の1841億円。
今年の曜日別勝敗(9月9日まで)
↓
月曜16勝16敗
火曜18勝17敗
水曜18勝16敗
木曜19勝15敗
金曜19勝15敗
8月第5週の週間海外投資家動向。
現物42773億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物7581億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1超1854億円売り越し(2週連続で売り越し)。
個人は現物6910億円買い越し。
先物1763億円買い越し。
合計8674億円買い越し。
信託銀行は現物587億円売り越し。
先物793億円買い越し。
合計206億円の買い越し。
8月第4週の週間海外投資家動向。
現物1212億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物2544億円売り越し(6週ぶりに売り越し)。
合計3757億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
個人は現物1840億円買い越し。
先物1396億円買い越し。
合計3237億円買い越し。
信託銀行は現物19億円売り越し。
先物141億円買い越し。
合計121億円の買い越し。
反ESGの動きも見え始めた。
例えば・・・。
ESGに批判的な投資家として知られる米物言う株主のビベック・ラマスワミー氏。
石油メジャーのシェブロンに対して今後10年でより多くの化石燃料を生産するように求めたという。
ラマスワミー氏は自身が立ち上げた運用会社ストライブ・アセット・マネジメントを通じてシェブロンに投資。
米原油先物相場は6月前半の直近ピークから3割ほど下がった。
にもかかわらず、業種別エネルギー株はここ2カ月ほど上昇基調。
「エネルギー企業には収益の上振れ期待も高まっている」とい見方だ。
二酸化炭素の排出量が多いエネルギー産業や軍事的緊張の高まりが商機につながる防衛産業。
ここ数年、ESGを重視する投資家から敬遠されてきた。
しかし「これらのセクターを保有していないことがESGファンドの成績不振に拍車をかけた」との声。
「投資の理念と運用成績のバランスをどう取るのか」。
妙に響く記事だ。
白露を通過し重陽の節句。
そして中秋の満月。
季節感は秋に向かってきた。
9月は苦月10月は悪魔が棲む月。
そんな記憶は消えて欲しいもの。
9月の金曜ロードショーは「るろうに剣心」と「アダムズファミリー」。
スタジオジブリ特集は8月と1月の風物詩でしかなくなった。
そういえば9月12?15日がリーマンショックメモリアル。
あれから14年。
先週末は広島まで一応応西向いたら今期日経平均5連勝。
★日経平均想定レンジ
下限27505円(13週線)ー上限29222円(8月17日高値)
中秋節は満月。
久しぶりに満月アノマリーを思い起こしてみると・・・。
「満月の日は株価の変動が大きい」
「株価は満月の時に下がる」
「満月の株価は新月に比べて低い」
「満月や新月の時に相場が転換しやすい」
満月の日に下がる、新月よりも安い、あとは相場が転換しやすいに期待してみていところだが・・・。
なまじ戻って再度下落する弾みになるよりはおとなしくしてくれていた方が良いかも知れない。
格言をいくつか・・・。
◎「株価は悪魔の鏡」
群集心理、間違った噂や誤解、作為的嘘、恐怖心、熱狂的な思い込み。
投資家のあらゆる心理をも映し出した「悪魔の鏡」が株価という解釈。
あながち間違ってはいない。
◎「当たりやにつくな、曲がり屋に向かえ」。
当たりやとは強い存在。曲がりやとは弱い存在。
強い相手の二番煎じでいるよりも弱い相手を叩いて儲けろという奥義だろうか。
やはり「溺れた犬は叩く」世界である。
◎牛を馬に乗り換える
動きの遅い銘柄よりも動きの早い銘柄に乗り換えるの意。
もっともしばしば「牛に馬を乗り換える」こともある。
そしてなぜか牛が馬に、馬が牛に変化することも多い。
◎「流行物は、廃り物」
世間様の流行はせいぜい75日。
株式市場の流行はせいぜい数週間。
酷いときには先週の値上がり上位銘柄さえ思い出せないことがある。
そんな移り気な世界で旬を追いかけるのも少しは空しいもの。
(兜町カタリスト 櫻井英明)