話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(1月10日→1月13日の週)
12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
3週ぶりに好転。
12月30時点の信用売り残は1675億円減の6313億円。
3週連続で減少。
同信用買い残は575億円減の3兆3423億円。
3週ぶりに減少。
信用倍率は5.29倍(前週4.26倍)。
9月30日時点以来の5倍台。
12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
2週連続で増加。
同裁定買い残は177億円増の3911億円。
5週ぶりに増加。
当限は売り残が210億円増の4475億円。
買い残が185億円増の2385億円。
翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
買い残が7億円減の1525億円。
12月第3週(12月19日─12月23日)の週間海外投資家動向。
現物2418億円売り越し(4週連続で売り越し)。
先物7684億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1億103億円売り越し(2週連続で売り越し)。
個人は現物2788億円買い越し。
先物944億円買い越し。
合計3733億円買い越し。
信託銀行は現物419億円売り越し。
先物596億円買い越し。
合計177億円売り越し。
12月第2週(12月12日─12月16日)の週間海外投資家動向。
現物164億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物2316億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2480億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物1287億円買い越し。
先物2269億円買い越し。
合計3557億円売り越し。
信託銀行は現物1003億円売り越し。
先物579億円買い越し。
合計424億円の売り越し。
今年の曜日別勝敗(1月6日まで)
↓
月曜0勝0敗
火曜0勝0敗
水曜0勝1敗
木曜1勝0敗
金曜1勝0敗
2022の曜日別勝敗(12月30日まで)
↓
月曜24勝22敗
火曜31勝20敗
水曜23勝26敗
木曜25勝24敗
金曜23勝26敗
過去10年の大発会は4勝6敗。
一方、年間騰落を見ると下落は2018年と2021年の2回だけ。
昨年は大発会が510円高で年間は2697円安。
2018年は741円高で始まって年間は12.4%安。
「初め良ければ、終わり悪し」だった。
★日経平均想定レンジ
下限25622円(10月3日安値)−上限27271円(200日線)
「大発会に際して」
謹賀新年。
令和五年卯年の幕開け。
昨年は「寅は走らず、初め良くても終わりは尻すぼみ」の年でした。
今年は春爛漫、盛夏、そして晩秋の季節感での高値感に遭遇して欲しい年。
メタ、バイオ、量子、6Gなどテーマは豊富。
ここにインフラと防衛関連のテーマが加わることでしょう。
伝統が古豪になり、新興が強豪になるのは箱根駅伝も大学ラグビーも一緒。
昨日までの常識は殻を破ってあらたな新常態へとつながります。
大切なのは「振らなきゃヒットは生まれない」。
ある「野球人生一念」のバッターの言葉。
ネクストバッターズサークルでバットを振るのも悪くはありません。
でも打席に立って本当にバットを振らなければヒットは絶対に生まれません。
その裏にあるのは強い気持ちと強い意志。
そして強い信念と過酷な練習。
ヒーローはそういう背景を持って生まれるものでしょう。
リズムも大切、ハーモニーも大切。
でも研究開発などの準備怠りない銘柄を今年も発掘していきたいと考えています。
提言は文句の塊。
実学に勝る学問なし。
観客席の言葉など聞こえぬフリでも構わない。
足が震えるほどの緊張感でストイックに相場に対峙していきたいと考えています。
米政治リスクの調査会社ユーラシア・グループの2023年の世界の「10大リスク」
(1)ならず者国家ロシア「Rogue Russia」
孤立したロシアが、核兵器やサイバー攻撃を用いて欧米諸国への脅しをエスカレートさせる可能性を指摘
(2)最大化する習権力 習近平(シー・ジンピン)国家主席への権力集中が引き起こす混乱
(3)テクノロジーによる社会混乱
人工知能(AI)の進化とソーシャルメディアの普及が重なり、フェイクニュースや陰謀論が拡散されやすくなっていると指摘。
(4)物価高騰の波 世界の中央銀行がインフレ抑制に向けて金融引き締めを続けるなか「世界は景気後退に追い込まれる」と予測
(5)追いつめられるイラン 「イランがデモ参加者を支援する国々に対して暴挙に出るきっかけとなる」と予測
(6)エネルギー危機
(7)途上国への成長打撃
(8)米国の分析
(9)デジタルネーティブ世代の台頭
(10)水不足
「絵は知識と情報で見るもの」。
最近見たTVドラマのセリフ。
妙に脳裏に残った。
言い換えれば「株は心で感じるものでなく、知識と情報で評価するもの」
そう言い換えられるのかもしれない
加えれば「無名の作家を発掘し評価を高めることが醍醐味」。
これも妙に首肯できる。
アートの世界の話もあるがマネーの世界の話でもある。
大和のレポートでの1年俯瞰。
↓
年央日経平均で34000円を想定。
秋は増税議論で株安になりかねない。
足もとは陰の極であり1月は堅調になりやすい。
東京株式市場では騰落レシオ(25日)が底入れた。
こうした局面は陰の極であることが多い。
水準面から見てもレンジ下限。
騰落レシオは2月1日頃に向かって上昇しやすいので日本株は1月に堅調となることが見込まれる。
ナスダック指数が終値ベースで昨年12月最終週に年初来安値を更新した。
個人投資家の弱気具合が歴史的高水準。
節税目的の損出し売りは終わった。
また、米国の投機筋のショートも陰の極。
プット商いも異常に多い。
大統領選挙前年の1月の季節性の良さは有名。
大統領選挙の前年は米株高になることが多い。
中間選挙の年の10月からの半年間の勝率が1942年以降100%になる。
その平均上昇率を当てはめると2023 年春に37500ドル。
12月や翌年1月からの半年間も勝率は高い。
年央38000ドルを想定。
日経平均は34000円程度が平仄の合う水準。
1ー3月は外国人買いが期待できる。
4ー7月も中国景気を評価して日本株が選好されやすい。
外国人投資家はIMFの世界経済見通しに従順。
日本の経済成長率予想は先進国で最善とIMFが評した。
すると、10月以降は欧州投資家が日本株を買う主体となった。
4月IMF世界経済見通しでは、中国が引き上げられる可能性がある。
中央経済工作会議で経済優先が宣言されたからだ。
4月には中国の見通しが引き上げられよう。
中国の成長率が引き上げられると、先進国を対象するとする資金は日本株のウエイトを引き上げる可能性がでてくる。
年前半は外国人買いの継続が期待できる。
米国で労働参加率が改善し、7月の見通しでは米国に注目が集まろう。
日本に注目が集まる時期は年前半だろう。
4?7月は米債投資が積極化して、円安になる。
一方、8月は円高になり、日本株は7月天井になる。
1月下旬からはオイルダラー流入が期待でき、ゲーム株やテックなど日本の強い分野のセクターが買われやすい。
原油高の翌年は、中東を含むその他地域やブルネイを含むアジアからの買い越しが増える傾向がある。
いわゆるオイルダラーだ。
オイルダラーの買い方としては、超大型株をパッケージで買うか、世界中でポートフォリオを組む観点で、各セクターのトップシェア株を買う傾向がある。
2022年は日本ならではのゲーム株買いが目立った。
ゲーム株に加えトップシェア銘柄を買う傾向もある。
セクターとしては、日本が強い分野はテックだろう。
半導体サイクルの改善と相俟って、1月下旬ごろからはテックの騰勢が強まろう。
また、IMFが日本は最善とするだけあって2023年は日経平均を動かすだけの資金流入に期待できる。
10月以降は消費増税などの議論によって、日本株の上値は重くなり得る。
前年の参院選は翌年の日本株に影響が意外と大きい。
2022年の参院選は自民党が8議席増やす大勝。
大勝の翌年の相場は年後半まで上昇することが多い。
ただし、大きく慢心し増税議論が進むケースも散見される。
2023年は年後半までの上昇が期待できるものの、秋頃からは国民負担の議論が進む場合、株安に転じる懸念もはらんでいる。
<<世界の主要株式市場指標一覧>>
12月30日2125GMT(日本時間31日午前6時25分)現在
市場 | 現値 | 前日比 | 同騰落率 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
ダウ30種 | 33147.25 | ▲73.55 | ▲0.22 | ▲8.78 終値 |
ナスダック | 10466.48 | ▲11.61 | ▲0.11 | ▲33.10 終値 |
NYSE総合 | 15184.31 | ▲56.90 | ▲0.37 | ▲11.53 終値 |
S&P500 | 3839.50 | ▲9.78 | ▲0.25 | ▲19.44 終値 |
トロント S&P/TSX | 19384.92 | ▲100.97 | ▲0.52 | ▲8.66 終値 |
英国 FTSE100 | 7451.74 | ▲60.98 | ▲0.81 | +0.91 終値 |
ドイツ DAX | 13923.59 | ▲148.13 | ▲1.05 | ▲12.35 終値 |
フランス CAC40 | 6473.76 | ▲99.71 | ▲1.52 | ▲9.50 終値 |
日経平均 | 26094.50 | 0.83 | 0.00 | ▲9.37 終値 |
香港 ハンセン指数 | 19781.41 | 40.27 | 0.20 | ▲15.46 終値 |
豪 S&P/ASX200 | 7038.70 | 18.60 | 0.26 | ▲5.45 終値 |
欧州 STOXX600 | 424.89 | ▲5.46 | ▲1.27 | 0.00 終値 |
トルコ ISEN100 | 5509.16 | 32.24 | 0.59 | +196.57 終値 |
南アフリカ JSE | 73048.57 | ▲548.57 | ▲0.75 | ▲0.90 終値 |
イタリア FTSE MIB | 23706.96 | ▲349.59 | ▲1.45 | ▲13.31 終値 |
タイ SET | 1668.66 | 7.46 | 0.45 | +0.67 終値 |
インド SENSEX | 60840.74 | ▲293.14 | ▲0.48 | +4.44 終値 |
インドネシア JCI | 6850.62 | ▲9.46 | ▲0.14 | +4.09 終値 |
フィリピン PSE | 6566.39 | ▲0.15 | 0.00 | ▲7.81 終値 |
韓国 総合 | 2236.40 | ▲44.05 | ▲1.93 | ▲24.89 終値 |
上海 総合 | 3089.26 | 15.56 | 0.51 | ▲15.13 終値 |
シンガポール ST | 3251.32 | 2.08 | 0.06 | +4.09 終値 |
台湾 加権 | 14137.69 | 52.67 | 0.37 | ▲22.40 終値 |
メキシコ S&P/BMV IPC | 48508.24 | ▲1009.62 | ▲2.04 | ▲8.94 終値 |
ブラジル BOVESPA | 109734.60 | ▲502.11 | ▲0.46 | +4.69 終値 |
豊洲の東京中央卸売市場では2023年の初競り。
ホンマグロ(クロマグロ)1番マグロは3年連続で仲卸「やま幸(ゆき)」が競り落とした。
大間産212キロが1キロ単価17万円の値を付け3604万円。
キロ17万円となる。
昼過ぎにはすし店「銀座おのでら」の東京・表参道の直営店で解体ショーが行われるという。
因みに昨年は1688万円(キロ8万円)。
2021年が2084万円(キロ2万円)
2020年が1億9320万円(キロ70万円)。
2019年が3億3360万円(キロ120万円)だった。
2018年が3645万円(キロ9万円405キロ)。
2017年が7420万円(キロ35万円)、
2016年が1400万円(キロ7万円)。
2015年が451万円(キロ2.5万円)。
2014年が736万円(キロ3.2万円)。
2013年が1億5540万円(キロ70万円)。
2012年が5649万円(キロ21万円)。
2011年が3249万円(キロ9.5万円)。
(兜町カタリスト 櫻井英明)