話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(9月19日→9月22日の週)
9月8日時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.37%(前週▲8.80%)。
3週ぶりに悪化。
9月8日時点の信用売り残は324億円増の9242億円。
3週連続で増加。
同信用買い残は1471億円増の3兆6030億円。
2週ぶりに増加。
信用倍率は3.90倍(前週3.88倍)。
2週連続で3倍台。
9月8日時点の裁定売り残は39億円減の465億円。
2週ぶりに減少。
裁定買い残は414億円増の1兆3023億円。
3週連続で増加。
当限は売り残が418億円減の396億円。
買い残が470億円増の1兆3023億円。
翌限以降は売り残が47億円減の0。
買い残が47億円減の0億円。
9月第1週(9月4日─9月8日)の週間海外投資家動向。
現物7625億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物428億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計7197億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物1933億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
先物913億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計2846億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
信託銀行は現物1853億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物1295億円買い越し。
合計558億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
8月第5週(8月28日─9月1日)の週間海外投資家動向。
現物3393億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
先物6322億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計9715億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
個人は現物9226億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物2461億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
合計1兆1687億円売り越し(2週連続で売り越し)。
信託銀行は現物616億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物53億円買い越し。
合計670億円買い越し(2週連続で買い越し)。
今年の曜日別勝敗(9月15日まで)
↓
月曜23勝11敗
火曜27勝8敗
水曜18勝18敗
木曜19勝16敗
金曜21勝14敗
先週末の米国市場は株式指数先物、株式指数オプション、個別株オプションの3つが期限を迎えるトリプル・ウィッチング。
(TW、ストックオプションも含めればクアドルプル・ウィッチングとも称される)の日。
9月のトリプル・ウィッチング週の米株には弱いジンクスがあるという。
NYダウは1982年以降の当該週、上昇19回、下落が22回。
平均騰落率はマイナス0.18%だった。
2019年以降は4年連続下落。
また注目されるのが、トリプル・ウィッチング週の翌週も弱いという経験則。
ダウは上昇15回、下落が26回。
平均騰落率はマイナス0.69%だった。
2022年はマイナス4%を記録していた。
ナスダック総合指数は翌週の平均騰落率がマイナス0.98%。
バンク・オブ・アメリカが12日に公表した9月の機関投資家調査。
投資家心理が過度に弱気ではなくなった。
経済のソフトランディング(軟着陸)や経済が堅調を維持する「ノーランディング(無着陸)」を予想する投資家が増加。
今後1年半で景気後退しないと予想する投資家も前月と同程度みられた。
世界経済が今後1年半で後退局面入りしないと回答した比率は27%。
前月(31%)からやや低下した。
ソフトランディングに向かうとした回答は1ポイント低下し64%。
一方、ノーランディングを見込む投資家は9%から11%に増加。
★日経平均想定レンジ
下限32400円(25日線)−上限34091円(ボリンジャーのプラス3σ水準)
「あたりまえのことをあたりまえにやる」。
これだけで0.5倍だったPBRは1倍を超え、DOEは3.5%になった。
創業100年以上の老舗のイトーキ(7972)さんの取材メモだ。
「売り上げでなく利益を重視する。
しかも四半期ごとに」。
「平等でなく個を輝かせる」。
「マンスリーメッセージで部署や個人を社内イントラネットで紹介」。
「きらりと光る面を引き出す」。
「創意工夫が進み、品質重視が高まり、社員全体が自信を持つ」。
確かに難しいことではない。
しかし継続できるかどうか。
日本橋の本社はほぼショールーム。
伺うと、誰もがあいさつする。
これも徹底するのは実は難しい。
歴史の延長線上の進化ではなく崖を超える進化。
見ると聞くは大違いで、実際にオフィスへ行ってみるとものすごい変化であり、22世紀の空間が登場する。
「世の中にないものをつくる」のだからメタバースだって当然ターゲット。
企業の変身は興味深い。
経済指標は株価の下落時にクローズアップされる。
理由は何となくもっともらしく聞こえるから。
しかし株価の上昇時には「そんなこと関係ない」。
クローズアップされるのは個別銘柄の動向になる。
ECBが利上げしようと、米消費者物価が上昇しようと、個別が重視される。
そして忘れられるのは需給。
顧みられないのは投資家心理。
だから専門家はしばしば間違う。
相場の綾や真理はそんなに難解な場所にはいない。
フツーのことをフツーに考えるべきだろう。
今年のノーベル賞候補。
↓
下馬評での本命はMRI関連らしい。
☆医学・生理学賞
水島昇氏(東大):生きている細胞内でオートファジー減少を可視化
小川誠二氏(東北福祉大):MRI装置の基本原理を八景
森和俊氏(京大):小細胞内変性たんぱく質の検出
坂口志文氏(阪大):制御性T細胞と転写因子Foxp3の特性と機能を発見
竹市雅敏氏(理化学研究所):細胞同士をくっつける「カドヘリン」を発見
☆化学賞
前田浩氏(バイオダイナミックス研究所):高分子薬物の血管浸透性、滞留先冗進効果の発見
松村保広氏(国立がんセンター):高分子薬物の血管浸透性、滞留先冗進効果の発見
飯島澄男氏(名城大学):カーボンナノチューブを発見
新海征治氏(九大):分子機械のパイオニア
北川進氏(京大):多孔性金属錯体の合成方法発見
藤島昭氏(東京理科大):酸化チタン光触媒で医療機器の衛生面向上
春田正穀氏(首都大学東京):新たな触媒の世界
遠藤章氏(東京農工大):スタチンの主成分となる物質を発見
☆物理学賞
細野秀雄氏(東工大名誉教授):鉄系の貯電動技術
十倉好紀氏(理化学研究所):マルチフェイロック物質発見
中沢正隆氏(東北大学):エルビウム添加ファイバー増幅器を開発
大野英男氏(東北大学):磁性の性質を持つ半導体を開発
香取秀俊氏(東大):光格子時計を開発
(兜町カタリスト 櫻井英明)