話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
(10月16日→10月20日の週)
10月6日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.10%(前週▲8.84%)。
2週ぶりに悪化。
10月6日時点の信用売り残は596億円減の6684億円。
3週連続で減少。
同信用買い残は650億円増の3兆9372億円。
3週連続で増加。
2007年8月以来16年ぶりの高水準。
信用倍率は5.89倍(前週5.32倍)。
昨年9月30日時点の5.07倍以来1年ぶり。
22年1月21日時点が5.26倍だった。
10月6日時点の裁定売り残は548億円増の823億円。
2週連続で増加。
裁定買い残は4435億円減の7594億円。
2週連続で減少(減少額は2週間で6916億円)。
当限は売り残が548億円増の823億円。
買い残が4435億円減の7594億円。
翌限以降は売り残が0。
買い残が0億円。
9月第4週(9月25日─9月29日)の週間海外投資家動向。
現物776億円売り越し(4週連続で売り越し)。
先物1兆5594億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1兆6370億円売り越し(2週連続で売り越し)。
個人は現物5734億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物472億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計6207億円買い越し(2週連続で買い越し)。
信託銀行は現物3678億円売り越し(4週連続で売り越し)。
先物9805億円買い越し(5週連続で買い越し)。
合計6127億円買い越し(2週ぶりに買い
越し)。
今年の曜日別勝敗(10月13日まで)
↓
月曜24勝12敗
火曜28勝11敗
水曜19勝19敗
木曜21勝18敗
金曜21勝18敗
★日経平均想定レンジ
下限30487円(10月4日安値)−上限33499円(ボリンジャーのプラス2σ)
2024年(令和6年)は辰年。
十干と合わせると「甲辰(きのえたつ)」。
「甲」が持つのは「第1位」。
優勢であることを表すという。
またまっすぐに堂々とそそり立つ大木を表している。
「辰」は十二支の中では唯一の架空の生き物の龍(竜)。
水や海の神として祀られてきた龍は、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するもの。
「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきた。
この2つの組み合わせである甲辰。
「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった縁起のよさを表しているという。
因みに前回は2012年。
ギリシャの経済危機などでもたついた場面もあったが日経平均は7年ぶりに年間20%超上昇。
というよりは年末からアベノミクスがスタートした。
2000年。
前半はITバブルの絶頂。
1988年。
平成バブルの真っ最中で実質株価はピーク。
日曜の日経朝刊のインタビュー「直言」に登場したのは野中幾次郎一橋大名誉教授。
記憶に残ったのは「成功の本質」。
「過去の組織、戦略、構造、文化を変える。
そして我々はなぜここにいるのかを確信できる価値と意味を問い直す。
物まねでは元も子もない。
だから私は『考える前に感じろ』」と訴えている。
経営もそうだし、戦略もそうだし、株式分析もそうだろう。
「データは正しい。しかしその解釈はしばしば間違う」。
あるいは「データにだけ基づくとしばしば間違う。その大きな理由は遅効性」。
すでに反転を確認してからでないと「反転」の判断ができない。
この時間差は結構なロスになる。
電子端末では米モルガン・スタンレーでシンガポールを拠点に日本株戦略を担当するチーフ・ストラテジストのジョナサン・ガーナー氏。
日本株相場について強気の見通しを示した。
最も買いを推奨する「トップピック」としている。
TOPIXの基本シナリオでの目標水準は、2024年6月時点で2400、強気シナリオでは2600。
1株利益(EPS)にも大幅な改善がみられると予想。
TOPIXのEPSは25年6月には178円の見通し。
14年時点(90円程度)から2倍程度に増える試算。
日本企業のROEは25年までに11%まで向上。
日本と他の先進国のROEの格差は今後縮まるとみている。
(兜町カタリスト 櫻井英明)