話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(5月13日→5月17日の週)
5月2日時点のQuick調査の信用評価損率は▲6.43%(前週▲6.12%)。
2週ぶりに悪化。
5月2日時点5月2日時点の信用売り残は227億円増の6923億円。
2週連続で増加。
同信用買い残は495億円減の4兆6836億円。
2週連続で減少。
信用倍率は6.77倍(前週7.07倍)。
の裁定売り残は158億円増の4335億円。4週ぶりに増加。
裁定買い残は100億円減の2兆20億円。5週連続で減少。
当限は売り残が142億円増の2286億円。
買い残が100億円増の2兆1億円。
翌限以降は売り残が16億円増の2049億円。
買い残が0.15億円増の19億円。
5月第1週(4月30日─5月2日)の週間海外投資家動向。
現物1745億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物90億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1836億円買い越し(2連続で買い越し)。
個人は現物2741億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物1084億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1656億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
信託銀行は現物247億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物10億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計257億円買い越し(3週連続で買い越し)。
4月第4週(4月22日─4月26日)の週間海外投資家動向。
現物2159億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物794億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1365億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物1873億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物1898億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計3772億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物1666億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物945億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計2611億円買い越し(2週連続で買い越し)。
今年の曜日別勝敗(5月10日まで)
↓
月曜9勝5敗
火曜10勝8敗
水曜4勝13敗
木曜9勝11敗
金曜13勝4敗
9日日経朝刊「大機小機」は「もうかる介入は良い介入でも・・・」。
興味深い数字が紹介されていた。
1991年からのデータでみる2024年4月末までの合計。
(1)円売りドル買い介入が70.8兆円。
(2)円買いドル売り介入が14.6兆円。
ドル買い介入からドル売り介入の差し引きは160円換算で109兆円。
ドル買い介入時の為替は平均で101.70円。
ドル売り介入時の為替は平均139.40円。
その差は37.0円と計算できる。
4月29日の160円水準での5兆円規模のドル売り介入での差益は58.30円。
5兆円の介入で生じた利益は1.82兆円。
5月2日の3兆円規模の介入で生じた利益は1.05兆円。合計3兆円程度。
「ドル売り介入は打ち出の小槌」と表現されていた。しかし原資は109兆円、
現時点では100兆円程度で尽きる。
10日日経朝刊では「予想未達銘柄相次ぎ下落」の記事。
8日までに今期見通しを発表した3月期決算企業で5人以上が予想を示していたのは約80社。そのうち今期の純利益が市場予想を上回ったのは29社。
市場予想を下回る企業のほうが多く、投資家の失望売りを招いている。
つまり増収増益でも「市場予想に届かなかった」として売られる銘柄が多いということ。
会社はちゃんとやっているのに市場予想が間違ったということ。
それでも市場関係者から謝罪の言葉は聞かれない。
悪いのは市場予想に未達だった企業ではなく、見間違えた専門家だろうに・・。
そういう銘柄が売り込まれた局面は買い場面なのだろう。
★日経平均想定レンジ
下限36733円(4月19日安値)―上限39820円(4月SQ値)
経済産業省は令和7年度2025年度予算概算要求見据えた経済産業政策案をとりまとめた。
半導体生産拠点の整備や人材育成の継続、脱炭素エネルギーの供給拡大や
水素など次世代技術の社会実装、人工知能(AI)基盤の強化など盛り込み、
企業の私的整理法制の整備にも言及。
令和6年度経済産業政策の重点(案)
投資テーマの参考になる。
3月に発表された「第3次中間整理で提示する2040年頃に向けたシナリオについて」
4月に発表された経団連の「日本産業の再飛躍へ」
「虎に翼」の穂積教授(小林薫)と桂場圭一郎(松山ケンイチ)。
3日の憲法記念日に桂場が書いた判決文は『あたかも水中に月影をすくい上げようするかの如し』。
そして被告は無罪。
これを穂積教授はこう表現する。
「君の中のロマンチシズムが、怒りがよく表れているじゃないか。
ロマンだけじゃないね。
蟻一匹通さぬ、見事なまでに一分の隙もない判決文だった。
法学部や経済学部、商学部などは先達の解釈と理論があり、一応正解がある。
そしてその「相場にも正解があるはずだ」という誤解と錯覚が相場解釈を陳腐なものにしがちだ。
あれじゃ、控訴のしようがないね」と褒めちぎった。
因みに文学部というのは正解のない世界。
その意味では文学部というのは常に正解のない証券界では結構役に立つ学部だった。
(兜町カタリスト 櫻井英明)