話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(8月19日→8月23日の週)
8月9日時点のQuick調査の信用評価損率は▲14.16%(前週▲13.69%)。
4週連続で悪化。
2022年3月以来約2年5か月ぶりの水準。
8月9日時点の信用売り残は289億円減の5297億円。
5週連続で減少。
同信用買い残は9086億円減の3兆9634億円。
2週連続で減少。
減少額は東証でデータが遡れる2002年8月以降(13年7月までは東名阪3市場合計)で最大。
減少率(▲19%)は2013年3月以来約13年ぶりの大きさ。
6月21日時点は4兆9117億円。
22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
2月22日時点以来の4兆円割れ。
信用倍率は7.48倍(前週8.72倍)。
8月9日時点の裁定売り残は504億円増の6142億円。
11週連続で増加。
8月9日時点の裁定買い残は7664億円減の1兆3441億円。
4週連続で減少。
当限は売り残が550億円増の4300億円。
買い残が7751億円減の1兆3336億円。
翌限以降は売り残が46億円減の1842億円。
買い残が87億円増の105億円。
8月第1週(8月5日─8月9日)の週間海外投資家動向
現物4953億円買い越し(4週ぶりに買い越し)。
先物1兆2777億円売り越し(4週連続で売り越し)。
合計7823億円売り越し(4週連続で売り越し)。
3週ぶりに売り越し額は1兆円を割れた。
個人は現物553億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物1297億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1850億円売り越し(5週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物2171億買い越し(3週連続で買い越し)。
先物2045億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計4216億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
投資部門別売買代金では個人が現物で3027億円買い越し(前週3143億円買い越し)。
信用で3581億円売り越し(前週16737億円買い越し)。
海外投資家が4953億円買い越し(前週5524億円売り越し)。
信託銀行が2171億円買い越し(前週239億円買い越し)。
事業法人が5060億円買い越し(前週1463億円買い越し)。
7月31日(水)1234円(575円高)
8月 1日(木)1044円(975円安)
8月 2日(金)1591円(2216円安)
8月 5日(月)4145円(4451円安)3日間で7642円(▲19.5%)
8月 6日(火)2834円(3217円高)
8月 7日(水)2110円(414円高) 2日間で3631円’△11.5%)
8月 8日(木)1172円(258円安)
8月 9日(金)1225円(193円高)
8月13日(火) 755円(1207円高)5日間で4774円’△16.2%)
8月14日(水) 609円(209円高)
8月15日(木) 503円(284円高)
8月16日(金) 838円(1336円高)8日間で6604円(△21.0%)
今年の曜日別勝敗(8月16日まで)
↓
月曜16勝10敗
火曜20勝12敗
水曜12勝19敗
木曜16勝17敗
金曜18勝13敗
上場企業の2025年3月期の純利益は前期比1%減の46兆4970億円となる見通し。
2%減の予想から減益率は縮小。
しかしなお増益に転じられずにいる。
背景は「急速な円安修正や米国景気の減速懸念など」。
業種別では自動車(21%減)や鉄鋼(20%減)、電力(44%減)、石油(32%減)などが苦戦。
電機(14%増)や機械(6%増)、化学(28%増)などは堅調だが補えない。
★日経平均想定レンジ
下限35426円(マイナス1σ水準)―上限40456円(プラス1σ水準)
相場の「火の鳥」は、どいう思いで相場を感じているのだろうか。
「火の鳥」は手塚治虫の代表的作品。
古代からはるか未来まで、地球や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の業が、壮大なスケールで描かれている。
過去・未来・過去・未来と交互に描かれた「円環構造」。
もっとも先の時代を描いた「未来編」のラストは「黎明編」に回帰する構成になっている。
「相場は繰り返す」ならば、そんなに難しく考えることもないかも知れない。
(兜町カタリスト 櫻井英明)