話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(9月2日→9月6日の週)
8月23日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.47%(前週▲8.38%)。
2週ぶりに悪化。
8月23日時点の信用売り残は326億円増の6862億円。2週連続で増加。
同信用買い残は939億円増の3兆9475億円。4週ぶりに増加。
6月21日時点は4兆9117億円。
22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
2月22日時点以来の4兆円割れ。
信用倍率は5.75倍(前週5.90倍)。
8月23日時点の裁定売り残は25億円減の5368億円。2週連続で減少。
8月23日時点の裁定買い残は374億円増の1兆6046億円。2週連続で増加。
当限は売り残が25億円増の4510億円。
買い残が374億円増の1兆5931億円。
翌限以降は売り残が50億円減の858億円。
買い残が0.9億円増の115億円。
8月第3週(8月19日─8月23日)の週間海外投資家動向
現物3988億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物3961億円買い越し(6週ぶりに買い越し)。
合計27億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物366億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物359億円売り越し(4週連続で売り越し)。
合計725億円売り越し(3週連続で売り越し)。
信託銀行は現物1347億買い越し(5週連続で買い越し)。
先物1599億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
合計252億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
投資部門別売買代金では個人が現物で1855億円売り越し(前週3112億円売り越し)。
信用で1488億円買い越し(前週928億円売り越し)。
海外投資家が3988億円売り越し(前週1872億円買い越し)。
信託銀行が1347億円買い越し(前週291億円買い越し)。
事業法人が2208億円買い越し(前週2376億円買い越し)。
今年の曜日別勝敗(8月30日まで)
↓
月曜16勝12敗
火曜22勝12敗
水曜13勝20敗
木曜17勝18敗
金曜20勝13敗
★日経平均想定レンジ
下限37359円(200日線)―上限40253円(週足のプラス1σ水準)
先日ある業界のIR担当者の情報交換会に参加した。
担当役員や部長クラスも参加していたが参加者の多くが女性。
悩みは「個人投資家があまりよく理解できない」。
それは相手があまりに多様すぎるからだろう。
そして「時価総額300億円程度なので中途半端なのです」という声もあった。
IR担当者と話をするといつも感じるのだが、本当に真摯である。
そして彼ら彼女らの努力にもかかわらず、株価は全体市況に左右される。
どんなに頑張っても株価は金利や景気や経済指標が好き。
自助努力だけではなんともできない口惜しさ虚しさが残ることは否定できない。
電子端末の記事から。
↓
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や国家公務員共済組合連合会(KKR)などの管理運用主体は積立金の資産構成割合について、主要4資産にそれぞれ25%ずつとする基本ポートフォリオを定めている。
8月の騰落率をもとに推計。
国内年金基金が国内株のウエートを25%まで復元するには、約1.5兆円分の国内株買いリバランスが発生しうる。
GPIFが2日公表した2024年度第1四半期運用状況(速報)。
6月末時点でGPIFの国内株ウエートは24.37%と25%を下回っていた。
国内株ウエートの復元が24.37%まででとどめられた場合、国内株のリバランス買い余地はほぼゼロに近づく。
比率としてはわずかな差だが、運用資産残高が巨額であるだけに、この差が国内株に与える影響は大きい。
今年度に入り、次期基本ポートフォリオ見直しにおける国内株ウエート引き上げへの期待)が強まっている。
GPIFが14年10月に国内株式のウエートを12%から25%に引き上げた際は、
変更前から国内株のウエートが徐々に引き上げられていた。
このため、2025年4月以降の基本ポートフォリオで国内株のウエートが現在の25%から引き上げられる場合は、その変更前から徐々に国内株ウエートを引き上げ始めるのではないかとの思惑もくすぶっている。
それでも2日にGPIFが公表した6月末時点の国内株ウエートは24.37%だった。
翌営業日にあたる5日は日経平均が前週末比4451円28銭安と過去最大の下げ幅を記録した。
年金の基本ポートフォリオにおける国内株ウエート引き上げへの期待剥落による見切り売りも下げを加速させた可能性がある。
(兜町カタリスト 櫻井英明)