話題レポート
《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(10月21日→10月25日の週)
10月11時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.02%(前週▲8.65%)。
2週連続で悪化。
10月11日時点の信用売り残は546億円増の6263億円。3週ぶりに増加。
同信用買い残は296億円増の3兆9625億円。2週連続で増加。
6月21日時点は4兆9117億円。4週連続で3兆円台。
信用倍率は6.33倍(前週6.88倍)。
10月11日時点の裁定売り残は378億円増の1702億円。2週ぶりに増加。
裁定買い残は1765億円増の2兆312億円。2週ぶりに増加。
8月2日時点以来の2兆円台。
10月第2週(10月2日─10月11日)の海外投資家動向。
現物2473億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物1607億円買い越し(4週ぶりに買い越し)。
合計4081億円買い越し(8週ぶりに買い越し)。
個人は現物1737億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物119億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計1856億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物490億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物1058億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1548億円売り越し(2週連続で売り越し)。
投資部門別売買代金では個人が現物で2365億円売り越し(前週767億円売り越し)。
信用で628億円買い越し(前週2544億円買い越し)。
海外投資家が2473億円買い越し(前週3955億円買い越し)。
2週連続で買い越し。
自己売買が1185億円の売り越し(前週1兆2424億円の売り越し)。
信託銀行が490億円売り越し(前週2090億円買い越し)。
事業法人が1625億円買い越し(前週1856億円買い越し)。
15週連続買い越し。
今年の曜日別勝敗(10月18日まで)
↓
月曜18勝14敗
火曜25勝16敗
水曜15勝25敗
木曜22勝20敗
金曜25勝16敗
★日経平均想定レンジ
下限38246円(25日線水準)―上限40618円(ボリンジャーのプラス2σ)
街の開業医は、患者の体を診察する。そして病名を判断する。
勿論、データも使うが多くは体を見る。
専門医も体を診るが多くはデータに依存するように思える。
そして全体ではなく、局部について診察する。
株式市場関係者の仕事はおそらく開業医みたいなものだろう。
市場全体を診て、少しの変化に気が付くことが重要だ。
勿論、個別の悪化や好転からは目を外せない。
その上で専門医と異なり、細部にこだわるのではなく、全体としての市場を判断する。
15日(火)がそうだった。
日経平均は4万円台の乗せ、業績も絶好調。為替も邪魔はしていない。
それでも上値が重い。
上向きの25日線(37913円)から一時6%以上かい離で第一次限界と第二次限界の間。
ボリンジャーのプラス2σが40302円でほぼ限界。
「これ以上上値を追うにはさらに材料と時間が必要だ」と診察しコメント。
結果は朝のCMEの大幅安。それでも炎症や激痛がある訳ではない。
フツーの生活をしていればいいだけ。手術も投薬も必要ない。
「株は毎日上がらないし、毎日下がらない」。
ただそれだけのことだが、市場の専門医は異論を唱えるのだろう。
(兜町カタリスト 櫻井英明)