みちしるべ 25年01月27日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》


《Eimei「みちしるべ」》(1月27日→1月31日の週)

1月17日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.10%(前週▲7.48%)。
2週連続で悪化。
1月17日時点の信用売り残は357億円減の6041億円。4週連続で減少。
同信用買い残は1026億円増の4兆3305億円。2週連続で増加。
6月21日時点は4兆9117億円。2週連続で4兆円台。
信用倍率は7.48倍(前週6.61倍)。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
1月17日時点の裁定売り残は127億円減の1502億円。3週連続で減少。
当限は123億円減、翌限以降は4億円減。
裁定買い残は5615億円減の1兆7824億円。2週連続で減少。
当限は5611億円減、翌限以降は4億円減。

1月第2週(1月14日→17日)の需給動向
海外投資家は現物46億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物9682億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計9729億円売り越し(3週連続で売り越し)。
個人は現物4513億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物889億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計5403億円買い越し(3週連続で買い越し)。
信託銀行は現物1300億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物2907億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1607億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。

1月第2週(1月14日ー17日)の投資部門別売買代金。
個人が現物で2356億円買い越し(前週4135億円買い越し)。
信用で2157億円買い越し(前週3142億円買い越し)。
海外投資家が46億円売り越し(前週3435億円買い越し)。
自己売買が6143億円売り越し(前週7799億円売り越し)。
信託銀行が1300億円売り越し(前週5318億円売り越し)。
事業法人が2056億円買い越し(前週3256億円買い越し)。2週連続で買い越し。

今年の曜日別勝敗(1月24日まで)

月曜1勝1敗
火曜2勝1敗
水曜1勝2敗
木曜2勝1敗
金曜0勝3敗


★日経平均想定レンジ
下限38209円(ボリンジャーのマイナス2σ)―上限41118円(昨年7月12日安値)

気になるのは「今だけ、金だけ、自分だけ」の風潮のまん延。
「大統領は王様ではない」という声も聞かれるが、ほとんどはトランプ氏になびいた格好。
5000億ドル(78兆円)という巨額のAI投資が市場のコアな話題となり、金利や為替などふっとんでしまった。
ただここでも「資金調達が明確でなければ、このニュースは絵に描いた餅のような投資話」になるというコメントもある。
ホラとホラが結合すればマイナス×マイナスでプラスになるのかもしれないが、確かにうさん臭さも否定はできない。
AI向けのインフラ構築について「トランプ氏に祝意を申し上げたときに1000億ドルの投資を約束した。
その時トランプ氏は2000億ドルに引き上げるように求めた。
米国の黄金時代到来を聞きつけ、今日は5000億ドルにして戻ってきた」。
凱旋将軍のようなSBG孫氏の言葉だ。
「今回の構想はSBGが近年の投資会社から事業会社に姿を変える一手」と称賛する声もある。
しかし事業会社と言ったって自ら行う訳ではないだろう。
投資も雇用も増加するには違いない。
しかし「同床異夢」の行く末が案外惨めだった歴史もある。
「YESマンと金を持ってくる人間を評価する」姿勢はどこか危うい。

トランプ大統領のAIインフラ投資で沸いた昨日の東京市場。
しかし「親友」イーロン・マスク氏は「スターゲート計画」を批判した。
マスク氏はX(旧ツイッター)に「実際のところ彼らには資金がない」と投稿。
「ソフトバンクは100億ドル(約1兆5000億円)を大きく下回る額しか確保していない」と書き込んだ。
「トランプ氏の最側近が政権の主要プロジェクトを批判した」という点で注目という見方もある。
確かにスターゲートに関わる企業はどのように資金を提供するかを公にしていない。
ホワイトハウス報道官のキャロライン・レビット氏の言葉。
「米国民はトランプ大統領とCEOたちの言葉を信じるべきだ」。
「何だかなあ。銭ゲバ猛獣たちの縄張り争い」という感がなくもない。
ポスト争いに関するサラリーマン社会とほとんど変わらないようだ。
サルの行動を研究することの重要性がわかるような気がする。
世界を左右するような、あるいは市場に大きなインパクトを与える大国の動向も所詮は人間の縄張り争いの産物でしかないのだろうか。
本能の対象が領地だとかさらにはお金というものに化けてしまったから見えにくいのかもしれない。

映像や活字は他人の解釈で加工された二次情報。
これをもとに観測情報があふれているから市場動向が見えにくくなる。
大切なのは加工情報でなく原典で考えること。
考え考え抜いて結論を出すこと。
そして発生している現象を「一言で表現してみること」。
短髪でなく複雑に絡み合った現象でも、所詮、機械でなく人間の行為。
解きほぐしてみれば登場人物の思惑を読み解くこと。
そうすると、実態が見えてくるはず。

大相撲初場所での大関琴桜を見ていて思うのは「欲望が人間を変える」ということ。
「夢がなければ強くなれない」というのもあるが、目の前の横綱というテッペンが近づいてきたからこその弱さ。
あれだけの立派な体を持ち、技術も上達しているが、それでも「欲望」が「心理」をかき乱し負けが多いような気がする。
どうしても淡々とはなれないのだろう。
だから勝負では「平常心」という言葉が尊重される。
株式投資だって「欲望」との闘い。
「意馬心猿」では勝てない。
「名聞利養」でも勝てない。
禅で言う「平常心是道」なのだろう。

米ペガサス・テック・ベンチャーズ(カリフォルニア州)
「2025年のトップテクノロジー及びビジネストレンド10」を発表。
1.生成人工知能(AI)が生活の一部に定着。
2.ショート動画プラットフォームの企業活用が進む
3.宇宙探査が加速
4.ロボットが工場から家庭まで不可欠な存在に
5.AI専用ハードウェアが半導体市場をリード
6.自動運転が世界で標準か
7.複合現実(MR)に注目
8.ヘルスケアイノベーションの進化
9.暗号資産・分散型金融(DeFi)・ブロックチェーン(分散型台帳)・
ウエブ3(次世代インターネット技術)の復活
10.環境エネルギーなど持続可能関連の技術開発

「この国はどこへ向かっているのか」。
それを考え続けると相場の行方も見えるような気がする。
「経済安全保障に関する産業・技術基盤強化アクションプラン再改訂に向けた検討状況と今後の方向性」

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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