話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(2月17日→2月21日の週)
2月7日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.77%(前週▲5.51%)。
7月19日時点の▲5.54%、7月12日時点の▲4.62%がボトムだった。3週ぶりに悪化。
2月7日時点の信用売り残は98億円増の7146億円。2週ぶりに増加。
同信用買い残は1856億円増の4兆4310億円。2週連続で増加。
6月21日時点は4兆9117億円。5週連続で4兆円台。
信用倍率は6.20倍(前週6.02倍)。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
2月7日時点の裁定売り残は60億円増の1709億円。3週連続で増加。
当限は297億円増、翌限以降は237億円減。
裁定買い残は1714億円減の1兆9916億円。3週ぶりに減少。
当限は1864億円減、翌限以降は150億円増。
2月第1週(2月3日→7日)の需給動向
海外投資家は現物2657億売り越し(2週連続で売り越し)。
先物3694億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計6352億円売り越し(2週連続で売り越し)。
個人は現物4892億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物1147億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計6039億円買い越し(2週連続で買い越し)。
信託銀行は現物637億円買い越し(5週ぶりに買い越し)。
先物436億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計62億円売り越し(2週連続で売り越し)。
2月第1週(2月3日ー7日)の投資部門別売買代金。
個人が現物で2394億円買い越し(前週909億円売り越し)。
信用で2497億円買い越し(前週2333億円買い越し)。合計4892億円買い越し。
買い越は2週連続、買い越しで4週ぶりの大きさ。
海外投資家が2657億円売り越し(前週3133億円売り越し)。
自己売買が5273億円売り越し(前週1391億円買い越し)。
信託銀行が637億円買い越し(前週940億円売り越し)。
事業法人が3037億円買い越し(前週1516億円買い越し)。5週連続で買い越し。
今年の曜日別勝敗(2月14日まで)
↓
月曜2勝3敗
火曜3勝2敗
水曜4勝2敗
木曜5勝1敗
金曜1勝5敗
2月13日時点で考えたこと。
25日線は8日ぶりに上回った。
信用評価損率は▲5.77%(前週▲5.51%)。
大商い株専有率(先導株比率)は29.6%まで低下。
日経平均採用銘柄のEPSは2564円(前日2563円)と過去最高。
東証プライムのEPSは180.28(前日180.62)。
空売り比率は38.3%と5日連続で40%割れ。
一方、サイコロは9勝3敗で75.00%。
はるか遠くのアメリカの経済指標を眺めるよりはよほど役に立つ。
市場は欲望の集積場。
それを糊塗するために持ち出されて、高級化されてように見える話などほとんど役には立たない。
それでも床屋政談のような無駄な時間が展開される市場解釈。
しかも流行があるから、語られなく指標も多い。
マーケット指標はそんなことはない。
昨日までの市場動向を囁いてくれる。
そしてマーケットの数字はいろいろなものを話しかけてくれる。
マーケットとの対話。
「そんなもんできる訳がない」という。
でも、日々データを眺めているとマーケットのささやきが聞こえるような気がしてくる。
「銭ゲバ」という欲望を踏まえつつ「虚心坦懐」。
自分で確認できるものだけを相手にすることだ。
先を見てみると・・・。
2月25日(火)は3連休明けの株高アノマリー。
そして全惑星順行(→3月1日)。
2月28日からはイスラム圏がラマダンに入る。
やはり現場にはさまざまな学習効果がある。
木曜のラジオにでていただいた元JSRの小柴会長の話を聞くと、生成AIは旧世代の最後の作品。
新世代は量子に変わる。
だから生成AIは世代間のツナギみたいなもの。
旧世代も生き残るのだろうが、最終的には量子になってくる。
因みに世界で最初に量子を研究開発し始めたのはNEC。
金曜はアストロスケールの岡田社長の話。
このまま宇宙のごみを放置すると「我々の社会は1970年代に戻ってしまう」という言葉が印象に残った。
ちなみに月の半分は海外飛び回っているという。
それだけ実務的に世界の関心が高いのだという。
合言葉は「宇宙のJAF(日本自動車連盟)」。
1960年代のアニメ「宇宙パトロールホッパ」みたいな感じだ。
それにしても・・・。
量子コンピュータと宇宙のデブリ。
小さなものと大きなものがつながり合う世界。
アインシュタインでさえ登場する。
「本質追求」の姿勢は株式市場も一緒。
相場材料は物理でもあり、化学でもあり、科学でもある。
ゴールはファンタジーではなくリアルの世界だ。
★日経平均想定レンジ
下限38523円(ボリンジャーのマイナス1σ)―上限40418円(ボリンジャーのプラス2σ)
2月11日に考えたこと。
春は「光、音、気温」の3段階でやってくるという。
実際はまだ寒い日が続きいているし降雪も強烈だ。
しかしほころび始めた梅の花。
少しずつ伸びる日脚。
これは春の気配だ。
相場にも相場なりに四季がある。
日々観察を続けていると、そんな気配を「アレ?」っと感じることがある。
例えば、空売り比率は38.7%で40%割れが3日続いた。
松井証券信用評価損益率ではグロース市場で買い方▲12.119%(前日▲13.631%)。
売り方▲13.975%(前日▲12.970%)。
売り方買い方が逆転し、買い方優勢に変化。
1月24日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.51%(前週▲7.14%)。
7月19日時点の▲5.54%以来の低水準だ。
日経平均採用銘柄のEPSは2551円(週末2525円)と過去最高水準を更新。
直近ピークは2月8日2530円、10月15日2514円、3月4日2387円。
占有株比率は週末に40%を超えた。
東証プライム売買代金は4兆円台をキープ。
しかも・・・。
10年国債利回りは1.315%に上昇。
ドル円は一時150円台までの円高トレンド。
「金利上昇、円高トレンド」で株が下がらなくなっている。
悪材料を背景に株安にならなければ、上がるしかないというのも市場の法則。
些細なことかも知れないし、誤解と錯覚かもしれない。
しかし「春の気配」は左脳で考えるものではなく右脳で感じる肌感覚。
相場も一緒だろう。
「気配」だから、具体的な株高になっている訳ではない。
しかし、山茶花は散り始め、桜のつぼみは静かに育っている。
梅はそろそろ咲き始めた。
日差しは間違いなく強く長くなってきた。
「春隣り」は晩冬の季語。
「遅日」や「春暁」の春の季語の感触は既に登場している気がする。
「長閑さや浅間のけぶり昼の月」(小林一茶)
「春の海ひねもすのたりのたりかな」(与謝蕪村)
そんな雄大なマインドで相場の四季を感じたいものだ。
「谷の鶯、歌は思えど。時にあらずと声も立てず」の方が良いのだろうか。
トランプ大統領も大統領専用機でかけつけたスーパーボウル。
ルイジアナ州ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで行われた。
NFC王者フィラデルフィア・イーグルスが、史上初の3連覇を狙ったAFC王者カンザスシティ・チーフスを撃破。
7年ぶり2度目の王者に輝いた。
NFCが勝利したので今年の米株はアノマリー的には強含みでの展開予想。悪くはない。
(兜町カタリスト 櫻井英明)