話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(3月10日→3月14日の週)
2月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.69%(前週▲6.20%)。
7月19日時点の▲5.54%、7月12日時点の▲4.62%がボトムだった。
2週連続で悪化。
2月28日時点の信用売り残は2175億円減の6307億円。4週ぶりに減少。
同信用買い残は1737億円増の4兆7109億円。5週連続で増加。
昨年8月2日時点(4兆8720億円)以来の高水準。
6月21日時点は4兆9117億円。8週連続で4兆円台。
信用倍率は7.47倍(前週5.35倍)。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
2月28日時点の裁定売り残は1010億円増の2680億円。2週連続で増加。
当限は103億円減、翌限以降は1114億円増。
裁定買い残は64億円減の1兆9120億円。2週連続で減少。
当限は1810億円減、翌限以降は64億円増。
2月第3週(2月25日→28日)の需給動向
海外投資家は現物6071億売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物5601億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1兆1672億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物5181億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物1857億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計7039億円買い越し(2週連続で買い越し)。
信託銀行は現物393億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物3155億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計2762億円買い越し(2週連続で買い越し)。
2月第3週(2月25日→28日)の投資部門別売買代金。
個人が現物で2222億円買い越し(前週417億円買い越し)。
信用で2959億円買い越し(前週1333億円買い越し)。
海外投資家が6071億円売り越し(前週1632億円売り越し)。
自己売買が1035億円売り越し(前週1685億円売り越し)。
信託銀行が393億円売り越し(前週339億円売り越し)。
事業法人が1564億円買い越し(前週2101億円買い越し)。
8週連続で買い越し。
今年の曜日別勝敗(3月7日まで)
↓
月曜4勝3敗
火曜4勝5敗
水曜5勝4敗
木曜7勝2敗
金曜2勝7敗
5日日経朝刊の「大機小機」は「トランプ式飽和戦略の限界」。
意図的に複数のニュースを同時に提供することで情報洪水をもたらし
メディアなどに検証の機会を与えない飽和戦略。
1期目の側近だったスティーブ・バノン氏のコメントが興味深い。
「最初の100日間、毎日3つの大統領令か何かで攻撃するつもりだった。
メディは愚かで単純なので1度に1つのことしか集中できない」。秀逸だ。
「鉄鋼や自動車の高率関税で米経済は返り血を浴びる」。これは事実だろう。
「中間選挙までは経済悪化政策は採用しない」というのは希望的観測。
そして結論は「トランプ氏を制御できるのはマーケットしかない」。
マーケットもただ恐れ慄くのではなく、これくらいのプライドを持ちたいものだ。
単純なマスコミ報道だけで惑わされるのはさらに愚行に映る。
★日経平均想定レンジ
下限36813円(3月7日安値)―上限38537円(25日線水準)
ジャイアンが暴れてできすぎ君が帰っちゃった。
それを黙って見つめてほくそ笑んでいるスネ夫。
世界の政治も所詮人間の行為だから、デフォルメすればドラえもんの登場人物と変わらない。
そしてホワイトハウスでもクレムリンでもあるいは北京の中南海でも中身はほとんど一緒だろう。
人間の欲望が集積されている。
「掘って掘って掘りまくれ」とか「感謝が足りない」なんて横丁の喧嘩みたいなもの。
高級チックに飾られて世界政治の実像なんて実は映像の向こうの虚像。
欲望を隠せば、人間の行為はたぶん立派になる。
このところいわゆる「防衛関連銘柄」が堅調。
日経朝刊の見出し「備えよ日本」は、やはり防衛関連であったのかという印象。
(兜町カタリスト 櫻井英明)