みちしるべ 25年05月07日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》


《Eimei「みちしるべ」》(5月7日→5月9日の週)

4月25日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.87%(前週△3.31%)。
7月19日時点の▲5.54%、7月12日時点の▲4.62%がボトムだった。
4月11日時点は▲15.31%。
4月25日時点の信用売り残は495億円増の6461億円。2週連続で増加。
同信用買い残は684億円減の3兆8853億円。2週ぶりに減少。
6月21日時点は4兆9117億円。3週連続で3兆円台。
信用倍率は6.01倍(前週6.63倍)。
4月4日が9.63倍、8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
4月25日時点の裁定売り残は275億円減の361億円。3週連続で減少。
当限は275億円減、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は752億円増の1兆5432億円。4週ぶりに増加。
当限は729億円増、翌限以降は22億円増。

4月第4週(4月21日→4月25日)の需給動向

海外投資家は現物2881億円買い越し(4週連続で買い越し)。
先物2360億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計5242億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物3549億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物1161億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計4710億円売り越し(3週連続で売り越し)。
信託銀行は現物1085億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物780億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
合計1865億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。

4月第4週(4月21日→4月25日)の投資部門別売買代金。

個人が現物で3293億円売り越し(前週2166億円売り越し)。
信用で255億円売り越し(前週139億円売り越し)。
海外投資家が2881億円買い越し(前週1503億円買い越し)。

自己売買が2290億円売り越し(前週2290億円売り越し)。
信託銀行が1085億円売り越し(前週919億円買い越し)。
事業法人が783億円買い越し(前週1849億円買い越し)。
5週連続で買い越し。

今年の曜日別勝敗(5月2日まで)

月曜8勝7敗
火曜9勝6敗
水曜10勝7敗
木曜11勝5敗
金曜7勝10敗

「5月に売ってどこかに行け、セント・レジャー・デーまで戻ってくるな」。
本来はイギリスの投資の格言の「セルインメイ」。
「ロンドンの夏の株式相場は盛り上がらず、株価が上がらない。
5月には株を手放して、9月の中旬に開催される有名な競馬レース『セント・レジャーステークス』後に株を再開しなさい」。
ただ「売れ」ではないがNYに行ったら単なる「売れ」となったから面白い。

就任100日を迎えたトランプ米大統領。
1―3月の米経済はマイナス成長。
自身の「関税とは無関係」とした。
関税が本格的に発動されれば経済は急成長を遂げると主張した。
自身のソーシャルメディアへの投稿。
「経済の不振はバイデン(前大統領)が悪い数字を残したせいだ。
景気拡大が始まれば、かつてないほどのものとなるだろう。
我慢強くあれ!!!」。
現状認識の違いと責任転嫁。
それでも我慢強く関税政策を推進するとしたら愚かしく映る。
悪魔や鬼だって間違いは修正するものだ。

S&P500指数が3日連続で1.5%上昇した場合、
1カ月後77.8%、3カ月後88.9%、6カ月後88.9%、1年後100%上昇。
1950年からは10回示現。
上昇率平均は1カ月後3.1%、3カ月後6.2%、6カ月後11.7%、1年後20.71%上昇。
今年4月24日(5484ポイント)に11回目が起こった。

「米国株、海外勢が保有圧縮」の見出し。
3月以降の累計売り越し額は約9兆円。
1年ぶりの大きさになったたという。
債券ファンドからも約3兆円の流出。
背景はトランプ関税との解釈だ。
一方で「インドに海外マネー流入」の見出しも。
海外機関投資家は4月にインド株を買い越し。
買い越は4か月ぶりになる。
金融市場は明らかに「トランプ関税ノー」と言っている構図だ。
株式市場はさることながら、債券市場からの資金流出は金利上昇につながる。
双子の赤字に悩み青息吐息の米国にとっては、避けたい事態でもある。
トランプ大統領は「窮鼠猫を噛む」の状態。
「待ったなし」は諸国ではなく米国だという認識が必要だ。

★日経平均想定レンジ

下限36483円(3月メジャーSQ値)―上限38882円(ボリンジャーのプラス3σ水準)

信用評価損益率の不可解さ。
3月28日▲6.57%→4月4日▲15.31%→4月11日▲13.32%
4月18日△3.31%→4月25日▲10.87%。
4月25日までの1週間で14.18%の悪化。
日経平均はこの週975円上昇していた。
どう考えても不自然だった先週の△3.31%。
さりげなく訂正されることもなかった。

多くの企業の経営目標が財務的数値目標となっている。
ROEやDOEの2ケタ数値。
挙句の果てにはPBR1倍。
且つ取ってつけたようなSDGsの行動規範。
学者やアナリストが分析しやすい傾向だ。
でも企業の成長は、必要な製品、必要なサービスの提供を明確に行うことに他ならない。
目標を作成するのは企業側のサラリーマン。
享受するのは投資側のアナリストやファンドマネージャーというサラリーマン投資家。
お互いの言い訳作りが綾なしている不思議な世界だ。
しかい言い訳作りの目標を掲げることで企業は成長するのだろうか。
必要なのは成長への揺るぎないパッションと明確な未来創造だろう。
成熟した企業では過去の積み重ねの延長線上の目標しかでてこない。
いくらか致し方ないことかもしれない。
しかし多くの企業に必要なのはどこかで爆発するような劇的変化。
それを経験していない世界の大企業はほぼ皆無だろう。
だからこそ、こじんまりとした優等生チックなシナリオでは世界に伍していけない。
個人投資家もついてこないしファンにはなれない。

長距離ランナーだって同様だ。
求められる能力は持久力と瞬発力。
ゴールまであるいは次のバトンまで失速しない持久力。
そして最後の最後で相手を抜きさることが可能な瞬発力。
そこに浅はかでも構わないから少しの知恵が加わればさらに良い。
「何とか人なみにたどり着く」姿勢では勝てない。
株価だって、企業だって一緒だ。

(兜町カタリスト 櫻井英明)




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