話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(5月19日→5月23日の週)
5月9日時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.36%(前週▲10.28%)
前々週は△3.31%→▲11.53%に修正。
3月28時点の▲6.57%以来の1ケタ。
7月19日時点の▲5.54%、7月12日時点の▲4.62%がボトムだった。
4月11日時点は▲15.31%。
5月9日時点の信用売り残は530億円増の6991億円。
4週連続で増加。
同信用買い残は522億円減の3兆8199億円。
3週連続で減少。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
4週連続で3兆円台。
信用倍率は5.46倍(前週5.99倍)。
2週連続で3月21日時点(5.28倍)以来の5倍台。
4月4日が9.63倍、8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
5月2日時点の裁定売り残は321億円減の148億円。
2週ぶりに減少。
当限は321億円減、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は162億円増の1兆6160億円。
3週連続で増加。
当限は183億円増、翌限以降は21億円減。
5月第2週(5月7日→5月9日)の需給動向
海外投資家は現物3570億円買い越し(6週連続で買い越し)。
先物2259億円買い越し(2週ぶりに売り越し)。
合計5830億円買い越し(4週連続で買い越し)。
個人は現物3576億円売り越し(5週連続で売り越し)。
先物513億円売り越し(5週連続で売り越し)。
合計4089億円売り越し(5週連続で売り越し)。
信託銀行は現物2680億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物825億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計3505億円売り越し(3週連続で売り越し)。
5月第2週(5月7日→5月9日)の投資部門別売買代金。
個人が現物3250億円売り越し(前週2241億円売り越し)。
信用325億円売り越し(前週568億円買い越し)。
海外投資家が3570億円買い越し(前週3946億円買い越し)。
自己売買が2168億円売り越し(前週2234億円買い越し)。
信託銀行が2680億円売り越し(前週2299億円売り越し)。
事業法人が1565億円買い越し(前週1057億円買い越し)。
6週連続で買い越し。
今年の曜日別勝敗(5月16日まで)
↓
月曜9勝7敗
火曜10勝6敗
水曜10勝9敗
木曜12勝6敗
金曜7勝12敗
日経平均採用銘柄のPERは17.27倍(前日16.29倍)。
昨年7月19日以来の17倍台。前期基準では15.09倍。
2日連続で今期予想が前期を上回った。
EPSは2186円(前日2317円)。前日比131円低下。前々日比215円低下。
5月2日は2483円だったから決算またぎの8営業日で297円低下。
前期基準のEPSは2501円(前日2459円)。
同じ日経平均を対象としているのに今期予想は減少、前期は増加。
前期決算の発表時点という過渡期だから発生した現象かも知れないが、なんか不自然で理不尽。
細かいことながら気になる。
★日経平均想定レンジ
下限36483円(3月メジャーSQ値)―上限40667円(ボリンジャーのプラス3σ水準)
明と暗。
陰と陽。
ピンチの後にチャンスはあるし、絶望の隣には希望がある。
これがきっと相場の極意。
市場の声は「上値が重い」。
しかし下値は着実に切り上がっている。
市場関係者のあなた任せのような日替わりの市場分析では相場は見えにくくなる。
6月末が高値と勝手に見定めればその胎動みたいなもの。
時間が経過しネガに傾いた心理がポジに傾けばトレンド追随型の市場観測もポジになろうか。
データを確認してから判断するので、相場観が一歩遅い感は否めない。
相場は、切れたゼンマイが交換された印象。
ゼンマイのネジの逆回り。
時計だったらリューズの空回りも収まる。
むしろ実態よりも早く時を刻む可能性もあろうか。
相撲を見ていると押して引くのリズムが感じられる。
土俵際まで追い詰めて押し続けることもある、
しかし土俵際まで追い詰めた後に引いてはたくこともある。
土俵際を逃げ回ることもある。
直径4.55メートルの円という小宇宙でのせめぎ合いだ。
株式市場も似たところがある。
土俵際からの反転は、高値安値の往来。
小さな円を直線に直してみればチャートにも似た動きとなる気がする。
大切なのは押し引きのリズム。
ややこしいのは土俵の直径が明確でないことだろうか。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(兜町カタリスト 櫻井英明)