話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(8月18日→8月22日の週)
8月8日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.41%(前週▲6.25%)。
2週連続で好転。
8月8日時点の信用売り残は758億円増の1兆32億円。
2週ぶりに増加。
同信用買い残は82億円減の3兆8905億円。
2週ぶりに減少。
3週連続で3兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は3.88倍(前週4.20倍)。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
3月21日時点の▲5.64%以来の低水準。2月14日時点が▲5.28%。
8月8日時点の裁定売り残は370億円増の1185億円。3週ぶりに増加。
当限は370億円減、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は3508億円増の1兆7658億円。
2週ぶりに増加。
当限は3508億円増翌限以降、ゼロ。
★8月第1週(8月4日→8月8日)の需給動向
海外投資家は現物53億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物3663億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計3610億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物5780円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信用1900億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計7680億円売り越し(2週連続で売り越し)。
信託銀行は現物1165億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物686億円売り越し(6週連続で売り越し)。
合計1852億円売り越し(6週連続で売り越し)。
★8月第1週(8月4日→8月8日)の投資部門別売買代金。
個人が現物6452億円売り越し(前週1891億円売り越し)。
売り越しは9週連続。
信用671億円買い越し(前週2146億円買い越し)。
海外投資家が53億円売り越し(前週1892億円買い越し)。
売り越しは2週連続。
自己売買が6461億円買い越し(前週2239億円買い越し)。
信託銀行が1165億円売り越し(前週1002億円売り越し)。
事業法人が2460億円買い越し(前週2866億円買い越し)。
19週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査8月13日)
Bullish(強気)29.9% (前週34.9%、前々週40.3%)
Neutral(中立)24.0%(前週21.9%、前々週21.0%)
Bearrish(弱気)46.2%(前週43.2% 前々週33.0%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%)
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(8月15日まで)矢印
↓
月曜14勝14敗
火曜19勝10敗
水曜18勝14敗
木曜19勝12敗
金曜13勝19敗
過去最高値を更新してきた日経平均とTOPIX。
上の節目はないので青天井。
こうなると罫線はしばらく役に立たなくなる。
仕方がないので日柄でも持ち出すほかはない。
乱世では上でも下でも、罫線は役立たずになる。
平時に戻るのを待つしかない、
5日線は上向き、日経平均はこれを上回ってきた。
5日線が上向いたから株価が上がるのではない。
株価が上がったから5日線が上向いたのである。
このレトリックに気が付かないといけない。
とはいえ、いつか天井はやってくる。
「今回は違う」と思いたいがこれは宿命。
問題はどの水準なのかだ。
海図と羅針儀のない航海に出たようなもの。
昨年秋のセミナーで「来年は5万円に遭遇する可能性」と言ったら笑われた。
4万5千円とか5万円とかいう予想を嘲笑した評論家も存在した。
「辰巳天井」は巳年の昨年7月で達成していたが辰年にこれを更新した。
「豚は太らせてから食べる」は欧米的発想。
「豚は太らせてかわいがる」は滅多に聞かれない発想。
でも東証アローズに増えてきたカメラクルーの数を見ると、そろそろ太らせてかわいがっても良いかも知れない。
★日経平均想定レンジ
下限40907円(25日線水準)―上限が45015円(週足ボリンジャーのプラス3σ水準)
ウォール街というのは冷徹な場所で「大馬鹿理論=愚か者の行動」というのがある。
ある「愚か者」が高値の資産を購入し、それをさらに「より愚かな者」に売却して利益を得ようとすること。その資産に対してより高い価格を支払ってくれる新たな「より愚かな者」が十分に存在する限りにおいてのみ有効でもある。「群集心理理論」も似たようなものだ。
人間の行動には偏りがあるため、どんなに不合理であっても、価格が上昇している資産に引き寄せられる人がいる。この効果は、群集心理によってさらに悪化することが多い。
他人が大きな利益を得たという話を聞き、購入しなかった人々が損をするのではないかという恐怖を感じるようになる。言い方を変えれば「株で儲けるにはもう一人のバカを探せ」。
きれいな意味ではない「Pey Foward」でもあろうか。
とかくシニカルな理論は賢く聞こえるものだが・・・。
「相場の節目は2・5・8」みたいな単純な思考法の方が精神衛生上良い。
高寄り後、朝方安値を付け、後場寄り以降上昇幅を拡大。
14時過ぎから大引けにかけては利食いタイムというのがこのところの展開。
朝は機関投資家と個人の買い、後場は欧州勢の買い。
引けにかけては個人の日ばかりの利食い。そんな見方が可能だ。
昨日の安値は9時11分、高値は13時38分。
このリズムが継続するかどうかが課題だ。
《兜町ポエム》
「見上げてごらん株の星を」
見上げてごらん株の星を
小さな株の 小さな動きが
ささやかな幸せをうたってる
見上げてごらん株の星を
ボクらのように名もない投資家が
ささやかな幸せを祈ってる
手をつなごう皆と
追いかけよう夢を
みんななら
苦しくなんかないさ
見上げてごらん株の値動き
小さな株の 小さな動きが
ささやかな幸せをうたってる
(兜町カタリスト 櫻井英明)