話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(9月16日→9月19日の週)
9月5日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.96%(前週▲5.90%)。
4週連続で悪化。
9月5日時点の信用売り残は171億円増の9566億円。3週ぶりに増加。
同信用買い残は848億円増の4兆2324億円。
3週連続で増加。2週連続で4兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は4.42倍(前週4.41倍)。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
9月5日時点の裁定売り残は3230億円増の3753億円。2週連続で増加。
当限は3221億円増、翌限以降は8億円増。
裁定買い残は96億円減の2兆1417億円。2週ぶりに減少。
当限は213億円減、翌限以降は117億円増。
★9月第1週(9月1日→9月5日)の需給動向
海外投資家は現物1314億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物64億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1249億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物1557億円買い越し(3週連続で買い越し)。
信用599億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
合計1058億円買い越し(2週連続で買い越し)。
信託銀行は現物4220億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物199億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計4420億円売り越し(10週連続で売り越し)。
★9月第1週(9月1日→9月5日)の投資部門別売買代金。
個人が現物459億円売り越し(前週1453億円買い越し)。2週ぶりに売り越し。
信用2317億円買い越し(前週2681億円買い越し)。
海外投資家が1314億円買い越し(前週3031億円売り越し)。
自己売買が306億円売り越し(前週2691億円買い越し)。
信託銀行が4220億円売り越し(前週4461億円売り越し)。
事業法人が3253億円買い越し(前週4152億円買い越し)。
23週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査9月10日)
Bullish(強気)28.0% (前週32.7%、前々週34.6%)
Neutral(中立)22.5%(前週23.9%、前々週26.0%)
Bearrish(弱気)49.5%(前週43.4% 前々週39.4%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(9月12日まで)
↓
月曜16勝15敗
火曜20勝13敗
水曜20勝16敗
木曜22勝13敗
金曜15勝21敗
ナスダック総合指数は連日の史上最高値更新。
ナスダックは8月末時点で今年20回史上最高値を更新済み。
先週末で今年24回目の最高値更新を記録した。
アノマリー的には「ナスダックは9月から12月にかけて堅調だった」。
1971年以降、9月から12月までのナスダックの平均上昇率は3.78%。
8月末までにナスダックが20回以上、最高値を更新した時の平均上昇率は5.78%だったという。
★日経平均想定レンジ
下限42984円(25日線水準)―上限が46712円(週足のプラス3σ水準)
9月9日の日経平均株価の終値は前日比184円(0.4%)安と4日ぶりの反落。
もっとも前日までの3日続騰で1700円超上昇していた。
「海外投資家の間では『自民党総裁選は買い』との見方が目立つ」と日経朝刊。
足元の急騰の原動力は海外マネーの流入とみる関係者が多いという。
過去に株高となった例が散見されるという。
岸田文雄前首相が2024年8月に辞意表明した5営業日後の日経平均は5%上昇。
菅義偉元首相が表明した時も同期間で5%高。
ゴールドマン・サックス証券のメモも紹介されている。
リーマン・ショックただ中だった08年9月と自民党が下野していた期間を除いた8回の総裁選。
総裁が辞意や不出馬を表明してから5営業日後のTOPIX騰落率は平均1.4%上昇。
2024年9月に実施された前回総裁選。
当日までに日経平均は10%(3600円弱)上げていた。
一方、東京市場の取引終了後の決選投票で石破氏が選出。
翌営業日には1900円の急落に見舞われた。
下げて始まった石破総理の退陣で株価高というのも確かにアリかもしれない。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
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