話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(9月22日→9月26日の週)
9月5日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.29%(前週▲5.96%)。
5週ぶりに好転。
9月12日時点の信用売り残は1335億円増の1兆902億円。2週連続で増加。
同信用買い残は813億円減の4兆1511億円。
4週連続で減少。3週連続で4兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は3.81倍(前週4.42倍)。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
9月12日時点の裁定売り残は3021億円減の731億円。
3週ぶりに減少。
当限は3013億円減、翌限以降は8億円減。
裁定買い残は239億円減の2兆1178億円。
2週連続で減少。
当限は4億円減、翌限以降は234億円減。
★9月第2週(9月8日→9月12)の需給動向
海外投資家は現物6923億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物6080億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
合計843億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物4688億円買い越し(4週ぶりに売り買い越し)。
信用382億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計5071億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物1301億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物2745億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計4046億円売り越し(11週連続で売り越し)。
★9月第2週(9月8日→9月12日)の投資部門別売買代金。
個人が現物4252億円売り越し(前週659億円売り越し)。2週連続で売り越し。
信用436億円売り越し(前週2317億円買い越し)。
海外投資家が6023億円売り越し(前週1314億円買い越し)。
中間期末の配当課税対応との見方もある。
自己売買が1兆2595億円買い越し(前週306億円売り越し)。
信託銀行が1301億円売り越し(前週4220億円売り越し)。
事業法人が2077億円買い越し(前週23253億円買い越し)。
24週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査9月10日)
Bullish(強気)41.7% (前週28.0%、前々週32.7%)
Neutral(中立)16.0%(前週22.5%、前々週23.9%)
Bearrish(弱気)42.4%(前週49.5% 前々週43.4%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(9月19日まで)
↓
月曜16勝15敗
火曜21勝13敗
水曜20勝17敗
木曜23勝13敗
金曜15勝22敗
19日(金)の東京市場は朝方から買いが先行。
日経平均株価は一時4万5852円(前日比549円高)まで上昇。
連日でザラバ史上最高値を更新した。
その後は、利益確定売りで上げ幅縮小。
後場は日銀のETF売却方向の報道。
売却ペースは時価で年6200億円程度と市場への影響を配慮。
ただプライズとなり、日経平均株価は一時4万4495円(同807円安)まで下落。
日中値幅は1356円となった。
乱高下にFTSEの入れ替えインパクトも加わり売買代金は8兆円台と過去最大。
日銀のETF売りは計算してみれば1日当たり25億円。
蚊の鳴くような金額に過ぎないが、やはりアメリカのSQとFTSEに乗じた売りもののターゲットタイミングになった。
商いの出来る時が売買の潮時。
決して「売買の材料で売買エネルギーが膨らむ」という訳ではない。
要は「材料ではなく売買タイミングの時期をどう設定するのか読む」。
そして作為的か不作為かは不明だが、そのタイミングでどこからともなく材料は現れるもの。
これは覚えておいて良いだろう。
★日経平均想定レンジ
下限43368円(25日線水準)―上限が46288円(週足のプラス3σ水準)
株式市場は不可解な動きが散見される場所。
雇用統計の数字が悪く、米景気の悪化は歴然としているのに、利下げの可能性拡大に期待して株価は上昇する。
自民党の総裁が辞任すると日本は不安定になるのに、政治刷新に期待して株価は上昇する。
根本はマネーが行き場を探して彷徨っているからという理由。
だが上げ潮の時はどんな理由でも株を買う傾向にある。
格言は「上げ相場の悪材料は買い、下げ相場の好材料は売り」。
理屈ではなく体で感じないと相場の先行きはそれこそ不透明ばかり。
でも不透明だからこそ株価が成立するとのも相場の真理。
常識の対極に相場の行方があると言っても良いだろう。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(兜町カタリスト 櫻井英明)
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