話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(10月20日→10月24日の週)
10月10日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.88%(前週▲7.75%)。
4週連続で悪化。
10月10日時点の信用売り残は53億円増の9375億円。2週ぶりに増加。
同信用買い残は774億円増の4兆3623億円。4週連続で増加。
7週連続で4兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は4.65倍(前週4.60倍)。
9月5日時点以来の4倍台。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
10月10日時点の裁定売り残は2058億円減の22億円。4週ぶりに減少。
23年9月22日時点(1134億円)以来の低水準。
当限は2058億円減、翌限以降は0億円。
裁定買い残は3076億円増の2兆5888億円。
2024年7月19日(2兆6424億円)以来、1年3カ月ぶりの高水準。2週ぶりに増加。
当限は3072億円増、翌限以降は3億円増。
★10月第2週(10月6日→10月10日)の需給動向
海外投資家は現物1兆5868億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物1291億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
合計1兆878億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
個人は現物4290億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
信用1105億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計3184億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物4882億円売り越し(7週連続で売り越し)。
先物691億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
合計5574億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
★10月第2週(10月6日→10月10日)の投資部門別売買代金。
個人が現物6403億円売り越し(前週778億円買い越し)。
3週ぶりに買い越し。
信用2113億円買い越し(前週3444億円買い越し)。
海外投資家が1兆5868億円買い越し(前週1兆2398億円買い越し)。
自己売買が776億円売り越し(前週1兆6457億円売り越し)。
信託銀行が1882億円売り越し(前週2136億円売り越し)。
事業法人が1504億円買い越し(前週1227億円買い越し)。
2週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査10月15日)
Bullish(強気)33.7% (前週45.9%、前々週42.9%)
Neutral(中立)20.3%(前週18.5%、前々週17.9%)
Bearrish(弱気)46.1%(前週35.8% 前々週39.2%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(10月17日まで)
↓
月曜18勝16敗
火曜22勝15敗
水曜22勝19敗
木曜27勝13敗
金曜16勝25敗
★10月13日(月)に気になったNYの指標
〇恐怖と欲望指数は29→33。
〇SOX指数は4.93%高と日ぶりに反発。
〇VIX指数は19.03(前日21.66)。
〇3市場の合算売買高は182億株(前日242.6億株、過去20日平均は202億株)。
〇シカゴ225先物円建ては週末の大証日中比605円安の47015円。
★10月14日(火)に気になった指標
↓
〇恐怖と欲望指数は33→30。
〇SOX指数は2.28%安と反落。
〇VIX指数は20.01(前日19.03)。
〇日経平均は47962円→47865円に下のマド。
〇TOPIXは25日線(3160ポイント)を7日ぶりに下回った。
〇プライム市場の騰落レシオは93.05(前日101.78)。
〇東証グロース市場の騰落レシオは77.94(前日83.93)。
〇プライム市場の売買代金は7兆1233億円(前日6兆3383億円)。
〇上向きの25日線(45510円)から△2.94%(前日△6.06%)。
〇空売り比率は41.5%(前日39.3%、8日ぶりに40%超)。
★10月15日(水)に気になった指標
↓
〇SOX指数は196ポイント(2.99%)高の6767ポイントと反発。
〇上向きの25日線(45696円)から△4.32%(前日△2.94%)。
〇下向きの5日線は47784円。2日連続で下回った。
〇ボリンジャーのプラス2σが48634円。
★10月16日(木)に気になった指標
↓
〇プライム市場の騰落レシオは92.20(前日96.02)。
〇10月10日時点の裁定売り残は2058億円減の22億円。
23年9月22日時点(1134億円)以来の低水準。
裁定買い残は3076億円増の2兆5888億円。
2024年7月19日(2兆6424億円)以来、1年3カ月ぶりの高水準。
〇日経平均採用銘柄のEPSは2599円と過去最高。
前期基準のEPSは2777円。
〇ボリンジャーのプラス2σが48662円。
〇前週末比プラス基準は48088円。
★10月17日(金)に気になった指標
↓
〇SOX指数は22ポイント(0.32%)安の6777ポイントと3日ぶりに反落。
〇VIX指数は20.78(前日25.31)。
〇AAIISentiment Surveyで強気33.7%、弱気46.1%
〇日経平均は週間で506円下落と8週ぶりに反落。
週足は8週連続陽線。
〇10月16日の47774円→47937円のマドは埋めた。
〇プライム市場の騰落レシオは90.51(前日92.20)。
〇東証グロース市場の騰落レシオは75.17(前日77.90)。
〇空売り比率は40.6%(前日36.9%、3日ぶりに40%超)。
空売り規制なし銘柄の比率は10.8%(前日8.5%)。
〇日経VIは35.53(前日30.77)。
〇大商い株専有率(先導株比率)は42.9%(前日41.0%)。
〇海外投資家は現物1兆5868億円買い越し(前週1兆2398億円買い越し)。
〇信託銀行は現物4882億円売り越し(7週連続で売り越し)。
最近流行のChatGPT。
ニュースの要約とニュース別のテーマ分析+関連銘柄(上がりそうな銘柄・下がりそうな銘柄)をまとめてください
上記ニュースから本日(10/16)注目度が特に高い5銘柄を教えてください
と聞いてみると結構興味深い。
★日経平均想定レンジ
下限46046円(25日線水準)―上限が48927円(プラス2σ水準)
野村アセットの「(早期償還条項付)野村杯ベータ日本株2506」。
今年6月に設定され純資産で1800億円程度になっていたという。
組み入れはフジクラ、SBG、日立などハイテク中心。
1万円でスタートし10月9日には12500円を上回り早期償還確定。
9日が12745円。
昨日時点で12646円だ。
それでも7月7日には9745円という時もあった。
とはいえ3か月で約25%の上昇だから、あの悪名高い「年率換算」にすれば年100%だ。
組み入れはフジクラ、SBG、日立などハイテク中心。
安定運用になり株式運用→債券等運用への以降で株売りを懸念する声もあった。
相場は「当たった。外れた」の世界ではある。
相場分析を生業としている人にとっては「当たり外れ」は重要。
しかも当った時は誇張して喧伝する傾向になる。
しかし「判じ物」や「クイズ」の問題を解いている訳ではない。
たまたま考えた通りになったというのが正しいような気がする。
一人の人間が読みつくせるほど相場は単純ではない。
永遠に見通し通りに動きてくれるわけではない。
ある一定の時間軸の範囲で、たまたま見通し通りに動いてくれることはあろう。
しかしそれは必然ではなく、僥倖の領域。
「見通しの通りに動いてくれた」という謙虚な姿勢が必要だろう。
ノーベル平和賞はベネズエラの野党指導者マリア・コリーナ・マチャドが受賞した。
マリア・マチャド氏のSNSへの投稿。
「この賞を苦しむベネズエラの人々と、われわれの大義を断固支持してくれたトランプ氏にささげる」。
米政権はマドゥロ政権への圧力を強化し、同氏らの勢力を支援してきた。
マチャド氏は投稿で反体制運動の後ろ盾となったトランプ氏に、謝意を表明した形。
一方で「ノーベル委員会のトランプ大統領への小さな配慮」という見方もある。
しかしトランプ政権は受賞者に関する最初の声明でもマチャド氏を祝福してはいない。
むしろノーベル委員会を批判した。
そもそもトランプ大統領はノーベル平和賞にこだわり続けてきた。
2020年には「私のノーベル平和賞はどこ?」。
今年9月の国連総会での演説。
「私がノーベル平和賞を受賞すべきだと誰もがいう」と語った。
「8つの戦争を止めた、これは前代未聞のことだ」。
ノーベル平和賞はブランドに強いこだわりを持つトランプ氏にとって特別な意味を持つ。
この執着が芽生えたのは、オバマ元大統領が2009年、就任からわずか数カ月で同賞を受賞した時だった。
自身がいくら努力しても受け入れようとしない国際体制の内部にいる者だけに、名誉や権威が与えられると感じられたのだという。
しかしトランプ氏の国際秩序を軽視する姿勢や、大統領選敗北を巡る陰謀論への傾倒。
破壊的な側面が注目された。
政治的に孤立していた数年間と複数の刑事訴追。
だからトランプ氏の承認欲求はいっそう強まったという。
奇しくもブルームバーグは10日の午後9時4分にしていた。
「ノーベル賞逃したトランプ氏、憤りが向かう先を世界は注視」。
ノルウェーは報復関税や政府系ファンドへの攻撃に慄いたらしい。
しかし寸刻を問わす登場したのはレアアースを題材にした対中関税の強化。
「なんでも欲しがるジャイアンが暴れた」という印象だ。
もっとも・・・。
興味深いのは株価が高まっているときにトランプ氏は秩序の破壊を試みるという姿勢。
今回も市場に多大な影響を与えるが、それでも過去最高値圏だけに安値を更新する可能性は少ない。
トランプ氏が暴れるのは市場が破壊的安値を模索するようなタイミングではないということ。
実はトランプ氏が暴れるタイミングは意外と冷静で計算されているようにも思える。
ジャイアンのようでジャイアンではないのかもしれない。
(兜町カタリスト 櫻井英明)








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