話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(10月27日→10月31日の週)
10月17日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.94%(前週▲7.88%)。
5週連続で悪化。
7月4日以来の8%台。
10月17日時点の信用売り残は193億円減の9182億円。2週ぶりに減少。
同信用買い残は1360億円増の4兆4984億円。
5週連続で増加。8週連続で4兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は4.90倍(前週4.65倍)。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
10月17日時点の裁定売り残は489億円増の511億円。2週ぶりに増加。
当限は489億円増、翌限以降は0億円。
裁定買い残は4271億円減の2兆1617億円。2週ぶりに減少。
当限は4271億円減、翌限以降は0,7億円減。
★10月第3週(10月14日→10月17日)の需給動向
海外投資家は現物1532億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物4114億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2581億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
(前週は1兆1878億円の買い越し)
個人は現物3431億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
信用33億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計3464億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
信託銀行は現物109億円売り越し(8週連続で売り越し)。
先物2279億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計2160億円買い越し(2週ぶりに売り越し)。
★10月第3週(10月14日→10月17日)の投資部門別売買代金。
個人が現物1026億円買い越し(前週6403億円売り越し)。2週ぶりに買い越し。
信用2404億円買い越し(前週2113億円買い越し)。
海外投資家が1532億円買い越し(前週1兆5868億円買い越し)。
自己売買が3600億円売り越し(前週776億円売り越し)。
信託銀行が109億円売り越し(前週4882億円売り越し)。
事業法人が1313億円買い越し(前週1504億円買い越し)。
3週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査10月15日)
Bullish(強気)36.9% (前週33.7%、前々週45.9%)
Neutral(中立)20.5%(前週20.3%、前々週18.5%)
Bearrish(弱気)42.7%(前週46.1% 前々週35.8%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(10月24日まで)
↓
月曜19勝16敗
火曜23勝15敗
水曜22勝20敗
木曜27勝14敗
金曜17勝25敗
★10月20日(月)に気になった指標
↓
〇SOX指数は107ポイント(1.58%)高の6885ポイントと反発。
〇VIX指数は18.238(前日20.78)。
〇NYSEの売買高は10.81億株(前日13.46億株)。
3市場の合算売買高は175億株(前日196億株、過去20日平均は202.1億株)。
〇日経平均株価の終値は1603円(△3.37%)高の49185円と高値引けで反発。
〇10月SQ値48779円には1勝5敗で「幻のSQ値」脱却。
〇NTレシオは15.14倍(前日15.01倍)。
〇上向きの25日線(46260円)から△6.32%
〇松井証券信用評価損益率速報で売り方▲29.518%(前日▲27.555%)。
〇日経平均採用銘柄のPERは18.86倍、EPSは2607円(前日2591円)。
〇大商い株専有率(先導株比率)は34.5%(前日42.9%)。
〇ボリンジャーのプラス2σが49245円。
〇シカゴ日経平均高値は49795円。
〇REITは5日続伸
★10月21日(火)に気になった指標
↓
〇金先物12月限は前日比250.30ドル(5.74%)安の1オンス=4109.10ドル。
〇VIX指数は17.87(前日18.23)
〇48140円→48254円にマド。
日経平均先物は一時5万円まで上昇した。
〇10月20日の49185円を上抜いて49316円が史上最高値。
10月20日の49185円を上抜いて49945円がザラバベースの史上最高値。
〇TOPIXは1.05ポイント(△0.03%)高の3249ポイントと続伸。
10月9日の3257ポイントが史上最高値。
ザラバ高値は10月21日の3274ポイント。
〇プライム市場の売買代金は6兆2014億円(前日5兆2893億円)。
〇信用倍率は4.90倍(前週4.65倍)。
〇日経平均採用銘柄のPERは18.87倍(前日18.86倍)。
EPSは2613円(前日2607円)と連日の過去最高更新。
前期基準のEPSは2792円
〇大商い株専有率(先導株比率)は43.9%(前日34.5%)。
〇ボリンジャーのプラス2σが49569円。
★10月22日(水)に気になった指標
↓
〇恐怖と欲望指数は28→26。
〇SOX指数は161ポイント(2.36%)安の6677ポイントと続落。
〇3市場の合算売買高は247.6億株(前日197.3億株、過去20日平均は206億株)。
〇テスラが時価外で下落(前日はネットフリックが時間外で下落していた)。
〇10月17日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.94%と5週連続で悪化。
〇SBG(9984)の売買代金は1兆332億円。個別の1銘柄で1兆円乗せは過去最高。
〇大商い株専有率(先導株比率)は43.7%(前日43.9%)。
〇プライム市場の時価総額1115兆円(前日1109兆円)と過去最高。
★10月23日(木)に気になった指標
↓
〇テスラは2.3%高と反発。
〇SKEW指数は149.95→152.85→154.34。
〇SOX指数は169ポイント(2.54%)高の6847ポイントと3日ぶりに反発。
〇VIX指数は17.30(前日18.60)。
〇3市場の合算売買高は190.7億株(前日247.6億株、過去20日平均は206.2億株)。
〇TOPIXの日足は2日連続で陽線。
〇指数は下落ながら新高値105銘柄(前日87銘柄)。新安値0銘柄(前日1銘柄)。
〇大商い株専有率(先導株比率)は45.7%(前日43.7%)。
〇ボリンジャーのプラス2σが50023円。
★10月24日(金)に気になった指標
↓
〇NY株式市場で主要3指数は揃って終値ベースでの市場最高値を更新。
〇SOX指数は129ポイント(1.89%)高の6976ポイントと続伸。
年初来高値を更新。
VIX指数は16.37(前日17.30)。
〇日経平均は週間で1717円上昇。
週足は8週連続で陽線。
〇TOPIXは10月22日の3266ポイントを上抜いて3269ポイントが史上最高値。
ザラバ高値は10月22日の3274ポイントを上抜いて3279ポイント。
ただし日足は陰線。
〇新高値123銘柄(前日105銘柄)、新安値0銘柄(前日0銘柄)。
〇プライム市場の時価総額1116兆円と過去最高。
〇ボリンジャーのプラス2σが50240円。
日経では「野村アセットが『野村バリュー厳選投資』の設定が割安株上昇の背景」との指摘。
989億円を集め公募投信としては今年2番目の大きさ。
トップはやはり野村アセットの「(早期償還条項付)野村杯ベータ日本株2506」。
今年6月に設定され純資産で1800億円程度になっていたという。
つい先日25%上昇して安定運用に入った。そういえば・・・。
久々に投資の設定が市場の話題になってきたような気がする。
昔は、投資の設定にしばしば注意していたものだ。
そして「割安株」投資はバブルの頃にもあった。
思い出すのは日興の「ビッグトゥモロー」。
低PBR株中心で1年で2倍以上に上昇した。
ある意味、歴史は繰り返すのかもしれない。
そしてインデックス投信でなくアクティブ投信の復活の予兆なのかも知れない。
★日経平均想定レンジ
下限46969円(25日線水準)―上限が51876円(プラス3σ水準)
例えばゴルフのティーショット。
アマチュアは左右に乱れずまっすぐ飛んでいて欲しいと考えがちだ。
プロはグリーンのカップの位置から第一打をどこに打てば第二打が打ちやすい位置かを考える。
もちろん技量の差は歴然としているし、プロは滅多にOBやチョロなど出さない。
でもこのゴールからの推理志向は大切だ。株式市場でも同様だろう。
市場に溢れているのは過去を振り返るバックミラー投資みたいなものばかり。
ゴールという未来を考えないから相場見通しというのがいい加減に聞こえてくる。
もちろん未来は誰にもわからない。
でも着地点を想定すれば、日々の値動きなど単なる気まぐれ。多少の下げなど気にならなくなる。
未来から振り返って現実を考ええる癖は重要だ。
平安時代の貴族は人事である「除目」を気にしていた。
「除目」は大臣以外の官職の任命式。
地方官を任命する春の「県召(あがため)しの除目」。
中央官庁の役人を任命する秋の「司召(つかさめ)しの除目」があった。
現代の永田町も秋の新内閣の話題となった。
しかし肝心なのは大臣でなく、やはり霞が関から内閣に来る顔ぶれだろう。
実務は霞が関が担うからだ。
昨日の日経朝刊が指摘している。ポイントは経産省の復活。
筆頭秘書官は元経産事務次官。
そして内閣官房参与には安倍内閣で首相補佐官と首相秘書官を兼務した今井尚哉氏。
まさに安部内閣の陣容を敷衍した格好だ。
石破内閣の筆頭秘書官は防衛省だったから、大きく違う。
経産省の進める政策はどちらかというと成長が主題で株式市場にフレンドリー。これは悪くない。
(兜町カタリスト 櫻井英明)








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