みちしるべ 25年11月17日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

《Eimei「みちしるべ」》(11月17日→11月21日の週)

11月7日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.19%(前週▲6.95%)。
2週連続で悪化。
11月7日時点の信用売り残は1342億円減の8161億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は2329億円増の4兆7355億円。
2週連続増加。
11週連続で4兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は5.80倍(前週4.74倍)。
5月23日時点の5.02倍以来の5倍台。
9月26日時点が2.78倍。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
11月7日時点の裁定売り残は691億円増の712億円。2週連続で増加。
当限は691億円増、翌限以降は0億円。
裁定買い残は2818億円減の1兆8664億円。2週連続で減少。
当限は2815億円減、翌限以降は3億円減。

★11月第1週(11月4日→11月7日)の需給動向
海外投資家は現物3559億円売り越し(6週ぶりに売り越し)。
先物2317億円売り越し(4週連続で売り越し)。
合計5877億円売り越し(2週連続で売り越し)。
個人は現物5557億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
信用702億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計6260億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
信託銀行は現物755億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物764億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計8億円買い越し(2週連続で買い越し)。

★11月第1週(11月4日→11月7日)の投資部門別売買代金。
個人が現物970円買い越し(前週3859億円売り越し)。
信用4586億円買い越し(前週1982億円買い越し)。
8週連続買い越し。
海外投資家が3559億円売り越し(前週3459億円買い越し)。
6週ぶりに売り越し。
自己売買が7457億円売り越し(前週900億円売り越し)。
信託銀行が755億円買い越し(前週1338億円買い越し)。
事業法人が2054億円買い越し(前週1673億円買い越し)。
6週連続で買い越し。

★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査11月12日)

Bullish(強気)31.6% (前週38.0%、前々週44.0%)
Neutral(中立)19.2%(前週25.8%、前々週18.1%)
Bearrish(弱気)49.1%(前週36.3% 前々週38.9%)

過去1年最大値

強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%

https://www.aaii.com/sentimentsurvey

今年の曜日別勝敗(11月14日まで)

月曜21勝16敗
火曜23勝18敗
水曜24勝21敗
木曜30勝14敗
金曜18勝27敗

★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査11月12日)

Bullish(強気)31.6% (前週38.0%、前々週44.0%)
Neutral(中立)19.2%(前週25.8%、前々週18.1%)
Bearrish(弱気)49.1%(前週36.3% 前々週38.9%)

過去1年最大値

強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%

https://www.aaii.com/sentimentsurvey

★11月14日(金)に気になった指標。
〇エヌビディア、マイクロソフト、パランティアが1%超上昇。
〇SKEW指数は138.57→142.49→137.93。
〇恐怖と欲望指数は24→22。
〇VIX指数は19.86(前日20.00)。
〇3市場の合算売買高は201億株(前日208億株、過去20日平均は202億株)。

〇日経平均は14日連続で終値ベース5万円台。
〇11月SQ値は50323円(前月48779円)と史上最高水準更新。
終値で上回り1勝0敗。
〇11月14日は50954円→50767円に下のマド。
〇TOPIXは5日ぶりに反落ながら日足は3日連続で陽線。
〇新高値98銘柄(前日189銘柄)。新安値14銘柄(前日3銘柄)。
〇NTレシオは14.99倍(前日15.16倍)。
〇上向きの25日線(49836円)から△1.08%(前日△3.12%)。
〇空売り規制なし銘柄の空売り比率は10.0%(前日7.4%)。7日ぶりに2ケタ。
〇日経VIは31.23(前日27.49)。
〇プライム市場の単純平均は21.39円安の3010円(前日は3032円)。
〇10年国債利回りは1.705%(前日1.690%)。2008年6月以来17年半ぶりの水準。

★11月13日(木)に気になった指標
〇エヌビディアが3.6%安、テスラが6.6%安、ブロードコムが4.3%安。
〇3市場の売買高は208億株(前日172億株、前々日153億株、過去20日平均は203億株)。
〇SOX指数は3.72%安。
〇VIX指数は20.00。

〇個人は8週連続買い越し。海外投資家は6週ぶりに売り越し。
〇TOPIXは22.39ポイント(△0.67%)高の3381ポイントと4日続伸。
11月13日の3381ポイントが終値ベースの史上最高値。
ザラバ高値は11月13日の3389イント。
〇新高値189銘柄(前日151銘柄)。
新安値3銘柄(前日0銘柄)。
〇日経平均採用銘柄のPERは19.25倍(前日19.43倍)。
EPSは2663円(前日2628円)。

★11月12日(水)に気になった指標。
〇NYダウは連日の過去最高値更新。
年初来約13%高だがS&P500の約17%上昇には届いていない。
〇SKEW指数は142.94→143.45→138.57。
恐怖と欲望指数は30→34。
〇SOX指数は102ポイント(1.47%)高の7082ポイントと反発。
〇ドル円は一時155.04円と、2月4日以来9カ月ぶりの安値水準。

〇日経平均は12日連続で終値ベース5万円台。
〇TOPIXは3359ポイントと3日続伸で史上最高値。
ザラバ高値は11月12日の3362ポイント。
〇プライム市場の売買代金は7兆6億円(前日6兆7321億円)。
〇新高値151銘柄(前日97銘柄)。新安値0銘柄(前日9銘柄)。
〇上向きの25日線(49597円)から△2.95%(前日△2.77%)。
〇上向いた5日線は50795円を3日連続で上回った。
〇11月7日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.19%(前週▲6.95%)。
2週連続で悪化。
〇プライム市場の単純平均は32.48円高の3011円(前日は2979円)。
〇プライム市場の時価総額1146兆円(前日1134兆円)と過去最高更新。

★11月11日(火)に気になった指標。
〇SOX指数は2.48%安と反落。
〇VIX指数は17.28(前日17.60)。
〇恐怖と欲望指数は31→31。
〇NYSEの売買高は11.95億株(前日13.23億株)。
3市場の合算売買高は153億株(前日179億株、過去20日平均は208億株)。
〇FT100総合指数(ロンドン)は続伸で過去最高値更新。

〇日経平均の終値は11日連続で5万台。
〇日中値幅は932円。
〇プライム市場の騰落レシオは113.82(前日120.01)。
日経平均の騰落レシオは124.44(前日122.83)。
〇上向きの25日線(49473円)から△2.77%(前日△3.33%)。
〇下向きの5日線は50625円。2日連続で上回った。
〇信用倍率は5.80倍(前週4.74倍)。5月23日時点の5.02倍以来の5倍台。
〇プライム市場の時価総額1134兆円(前日1133兆円)。
10月31日の1136兆円が過去最高。

★11月10日(月)に気になった指標。

〇新高値113銘柄(前日46銘柄)、新安値7銘柄(前日18銘柄)。
〇プライム市場の騰落レシオは120.01(前日111.89)。
〇上向きの25日線(49270円)から△3.33%(前日△2.54%)。
〇下向きの5日線は50756円。4日ぶりに上回った。
〇プライム市場の単純平均は31.65円高の2988円(前日は2957円)。
〇10年国債利回りは1.695%(前日1.680%)。

「心理とはひとたびわかってしまえば単純で美しいものに違いない」。
分子生物学の泰斗であるジェームズ・デューイ・ワトソン氏の残した言葉だ。

格言は「戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ」。
「辰巳天井」とも言う。
不思議なことに、この2年の株式市場はそういう展開だった。
2025年 乙巳(きのとみ)の年は「準備と転換」の年といわれていた。
乙巳は内に火を秘めた成長期。
派手さはないが、静かに構造改革や基盤整備が進む年とされていた。

2026年 丙午(ひのえうま)は「燃え広がる年」。
丙は陽の火、午は火を極める馬。
つまり丙午は「燃え上がる」「走り抜ける」エネルギーの年。
テーマは「火」。
エネルギー、AI、半導体、映像、エンタメ、電力、
そして流通も。
「動かす力」を持つ企業が次の主役という声もある。
丙午は「火」の年だから、相場が一気に走る。
人や情報が一気に動く。
また「丙午(ひのえうま)」は大相場の始まりともされる。
そして丙午の日は、吉凶をあらわす大明日や神吉日にあたる。

丙午は「炎のように燃え広がる火」を意味する「丙」と、「真夏の火」を意味する「午」が重なる干支。
このため、勢いの強さや激しさ、情熱を象徴すると言われる。

相場格言では「午尻下がり」の年。
1990年の年間相場は、一本調子の下落。
ただ2002年の年間相場は5月天井でその後下落。
1978年の年間相場は一本調子の上昇だった。
1978年△23.4%。
1990年▲38.7%。
2002年▲18.6%。
2014年△7.0%。

過去を見て見ると…
1834年 ドイツの工業化を後押しすることになるプロイセン中心の関税同盟発足
1846年 ペリー提督に交渉が引き継がれることになるピッドル提督率いる米軍艦2隻の浦賀来航
自由貿易に舵を切ることを意味した英穀物法の廃止
1858年 欧米5ヵ国との安政の不平等条約の締結と安政の大獄
1894年 最初の不平等条約の改正となった日英通商航海条約の調印
1930年 米スムート・ホーリー法の成立
1978年 日中平和友好条約調印
1990年 東西ドイツの統一
2002年 通貨ユーロの流通開始

万事「うまくいく」とも言う。
馬が「縁起が良い」と言われる3つの理由
(1)前へ進む象徴 ─ 発展・成長・努力の実り
馬は本来、常に前進する動物。
後ろを振り返らずに前へと進むその姿は、夢に向かって突き進む人の象徴。
(2)神の使い ─ 絵馬に込められた願い
神社に奉納される「絵馬」は、もともと馬が神様の使いとされていたことに由来する。
そのため馬は「願いを届ける存在」「福を運ぶ動物」として特別な意味を持つ。
(3) 勝利・出世・商売繁盛のシンボル
馬は戦国時代、武士にとって勝利をもたらす存在だった。
その流れを汲んで、現代でも馬は「出世運」「勝負運」「商売繁盛」の象徴とされている。

特に縁起の良い言葉として知られているのが、「馬九行久(うまくいく)」。
縁起物は「左馬(ひだりうま)」。
「うま」を逆から読むと「まう(舞う)」になり、舞は祝い事や吉祥の象徴。
馬が人を乗せてやってくることから、「人が集まり、商売が繁盛する」とされる。

「馬到成功(ばとうせいこう)」
中国由来の四字熟語で、「馬が到着すれば成功が訪れる」という意味。
「千軍万馬(せんぐんばんば)」
千の軍と万の馬を従えたような勢い。

「丙」は草木が大きく成長し、茂る様子。
「午」の字形は、陽気が極まって陰に転じることを表す。
陰陽の転換点としての意味合いも持つ。

興味深かった11月11日付け日経朝刊の記事。

ソフトバンクグループ(SBG)は米エヌビディア株で投資利益3544億円を計上。
同時に「10月に保有するエヌビディアの全株式(3210万株)を58.3億ドルで売却」したことも発表。
ビジョン・ファンド事業の投資利益は3兆5361億円。
前年同期(6103億円)から大幅増。
返す刀で注力しているのは未公開の米オープンAIへの投資。
12月には225億ドル(約3.5兆円)を追加出資する。
また米国各地に巨大データセンターを建設する「スターゲート」計画でも協業。
4―9月期の連結決算はオープンAIへの出資に伴う投資利益2兆1567億円を計上した。
オープンAIの準備を進めているという報道もある。
企業価値は1兆ドルとの観測もある。
孫氏とオープンAIのサム・アルトマンCEOは「人工超知能(ASI)」の実現で共鳴しているという。
とはいえオープンAIは赤字。
米モルガン・スタンレーの試算。
ハイパースケーラー(大規模なクラウド事業者)と呼ばれる一握りのテック企業の売上高に対する設備投資額の割合は27年までに26%に達する。
通信事業者がインターネットのインフラ整備に巨額の資金を投じたネットバブル期の32%に次ぐ水準だという。
景気循環を考慮したPER(株価収益率)「CAPEレシオ」は直近約40倍。
99年12月の最高値44倍をうかがう。

それにしても幽霊ではないが「正体見たり枯れ尾花」。
相場は自分が買った上の株価を買ってくれる「愚か者」を探す行為というのはウォール街の格言。
何かピッタリくる。

★日経平均想定レンジ

下限48866円(10月24日の窓埋め水準)―上限が52674円(プラス2σ水準)

(兜町カタリスト 櫻井英明)






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