話題レポート

《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(11月25日→11月28日の週)
11月14日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.14%(前週▲7.19%)。
3週ぶりに好転。
11月14日時点の信用売り残は335億円増の8497億円。3週ぶりに増加。
同信用買い残は993億円増の4兆8348億円。
4週連続増加。12週連続で4兆円台。
24年8月の令和のブラックマンデー時点の4兆8720億円以来の高水準。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は5.69倍(前週5.80倍)。
5月23日時点の5.02倍以来の5倍台。9月26日時点が2.78倍。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
昨年3月29日時点が3.54倍、3月22日時点が2.55倍。
11月14日時点の裁定売り残は200億円減の511億円。3週ぶりに減少。
当限は200億円減、翌限以降は0億円。
裁定買い残は1647億円増の2兆311億円。3週連ぶりに増加。
当限は1646億円増、翌限以降は1億円増。
★11月第2週(11月10日→11月14日)の需給動向
海外投資家は現物5147億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物1787億円売り越し(5週連続で売り越し)。
合計3359億円売り越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物2366億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信用500億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2866億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物5397億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物2844億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計2552億円売り越し(2週連続売り越し)。
★11月第2週(11月10日→11月14日)の投資部門別売買代金。
個人が現物4358円売り越し(前週970億円買い越し)。
信用1992億円買い越し(前週4586億円買い越し)。
9週連続買い越し。
海外投資家が5147億円買い越し(前週3559億円売り越し)。
2週ぶりに買い越し。
自己売買が3065億円買い越し(前週7457億円売り越し)。
信託銀行が5397億売り越し(前週755億円買い越し)。
事業法人が1923億円買い越し(前週2054億円買い越し)。
7週連続で買い越し。
★AAIISentiment Survey
(全米個人投資家協会投資心理調査11月19日)
Bullish(強気)32.6% (前週31.6%、前々週38.0%)
Neutral(中立)23.9%(前週19.2%、前々週25.8%)
Bearrish(弱気)43.6%(前週49.1% 前々週36.3%)
過去1年最大値
↓
強気最大 24年7月17日52.7%。
弱気最大 25年4月2日61.9%
↓
https://www.aaii.com/sentimentsurvey
今年の曜日別勝敗(11月21日まで)
↓
月曜21勝17敗
火曜23勝19敗
水曜24勝22敗
木曜31勝14敗
金曜18勝28敗
★11月20日(木)に気になった指標
〇ナスダック総合とNYダウは一日の変動幅が1000ポイントを超えた。
〇SOX指数は317ポイント(4.77%)安の6352ポイントと反落。
〇恐怖と欲望指数は11→6。
〇3市場の合算売買高は214.5億株(前日174.6億株、過去20日平均は199.4億株)。
〇ドル円は一時157.89円と、1月以来の高値に上昇。
〇11月SQ値50323.66円を終値で下回り2勝3敗。
〇上向きの25日線(50084円)から▲0.52%(前日▲2.92%)。3日連続で下回った。
〇下向きの5日線は49553円。 5日ぶりに上回った。
〇日経平均採用銘柄のEPSは2694円(前日2659円)。
直近ピークの2682円(10月30日)を抜いて過去最高。
〇10年国債利回りは1.815%(前日1.765%)。
一時1.835%と2008年6月以来17年半ぶりの水準まで上昇した。
〇週足陽線基準は50323円。
前週末プラス基準は50376円。
★11月19日(水)に気になった指標。
〇エヌビディアは時間外で4%高。
〇12月FOMCの利下げ確率は27%。
〇SOX指数は119ポイント(1.82%)高の6670ポイントと5日ぶりに反発。
〇ドル円は157.15円。1月半ば以来の安値水準。
〇2日連続、終値ベースで5万円台を割り込み、SQ値50323.66円に2勝2敗。
〇新高値24銘柄(前日48銘柄)。新安値36銘柄(前日30銘柄)。
〇空売り比率は41.3%(前日43.3%、2日連続で40%超)。
空売り規制なし銘柄の比率は10.3%(前日11.3%)。
〇日経平均のEPSは2659円(前日2662円)。
前期基準のEPSは2750円(前日2754円)。
〇11月14日時点のQuick調査の信用評価損率は▲7.14%(前週▲7.19%)。
〇日経VIは36.56(前日35.28)。
〇上向きの25日線(49998円)から▲2.92%(前日▲2.46%)。
2日連続で下回った。
〇ボリンジャーのマイナス1σが48745円。
〇東証グロース250指数は5日続落。25日線からの乖離は▲5.71%(前日▲5.20%)。
〇東証グロース市場指数のサイコロは2勝10敗で16.66%。
〇10年国債利回りは1.765%(前日1.745%)。
一時1.775%と2008年6月以来17年半ぶりの水準まで上昇した。
〇木曜が「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」で「新月」。
★11月18日(火)に気になった指標。
〇S&P500の4日続落は過去3カ月間で最長。
S&P500は10月の高値から約4%下落。
〇恐怖と欲望指数は14→11。
〇SOX指数は154ポイント(2.31%)安の6551ポイントと4日続落。
VIX指数は24.69(前日22.38)。
〇3市場の合算売買高は186.6億株(前日190億株、過去20日平均は202億株)。
〇16日ぶりに終値ベースで5万円台を割り込んだ。
日中値幅は1310円。日足は2日ぶりに陰線。
〇上向きの25日線(49931円)から▲2.46%(前日△0.84%)。
8月3日以来50日ぶりに下回った。
〇11月14日時点の信用買い残は993億円増の4兆8348億円。
4週連続増加で24年8月の令和のブラックマンデー時点の4兆8720億円以来の高水準。
〇日経VIは35.28(前日28.54)。
〇日経平均採用銘柄のPERは18.29倍(前日18.86倍)。
2日連続で18倍台。 EPSは2662円(前日2668円)
〇東証グロース250指数は4日続落。
25日線からの乖離は▲5.20%(前日▲2.98%)。
〇東証グロース市場の騰落レシオは80.46。
〇10年国債利回りは1.745%(前日1.725%)。
一時1.750%と2008年6月以来17年半ぶりの水準まで上昇した。
〇プライム市場の単純平均は68.46円安の2941円(前日は3010円)。
★11月17日(月)に気になった指標。
〇恐怖と欲望指数は22→15。11月5日の18以来の低水準。
11月5日の18以来の低水準。4月8日の3がボトム。
〇ドル円は155円台前半。
〇日経平均は15日連続で終値ベースは5万円台。
〇日足は2日ぶりに陽線。
〇史上最高水準の11月SQ値50323.66円を終値で0.25円上回り2勝0敗。
〇新高値107銘柄(前日98銘柄)。新安値31銘柄(前日14銘柄)。
〇上向きの25日線(49906円)から△0.84%(前日△1.08%)。
〇日経VIは28.54(前日31.23)。
〇東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲13.552%(前日▲8.140%)。
買い方▲18.461%(前日▲16.160%)。
〇空売り比率は39.2%(前日42.0%、2日ぶりに割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.0%(前日10.0%)。
〇日経平均採用銘柄のPERは18.86倍(前日19.11倍)。
15日ぶりに18倍台。 EPSは2668円(前日2636円)。
〇前期基準では18.23倍。 前期基準のEPSは2760円(前日2752円)。
〇プライム市場の単純平均は0.70円安の3010円
★11月14日(金)に気になった指標。
〇エヌビディア、マイクロソフト、パランティアが1%超上昇。
〇SKEW指数は138.57→142.49→137.93。
〇恐怖と欲望指数は24→22。
〇VIX指数は19.86(前日20.00)。
〇3市場の合算売買高は201億株(前日208億株、過去20日平均は202億株)。
〇日経平均は14日連続で終値ベース5万円台。
〇11月SQ値は50323円(前月48779円)と史上最高水準更新。 終値で上回り1勝0敗。
〇11月14日は50954円→50767円に下のマド。
〇TOPIXは5日ぶりに反落ながら日足は3日連続で陽線。
〇新高値98銘柄(前日189銘柄)。新安値14銘柄(前日3銘柄)。
〇NTレシオは14.99倍(前日15.16倍)。
〇上向きの25日線(49836円)から△1.08%(前日△3.12%)。
〇空売り規制なし銘柄の空売り比率は10.0%(前日7.4%)。7日ぶりに2ケタ。
〇日経VIは31.23(前日27.49)。
〇プライム市場の単純平均は21.39円安の3010円(前日は3032円)。
〇10年国債利回りは1.705%(前日1.690%)。2008年6月以来17年半ぶりの水準。
バフェット指標は名目GDPに対する株式市場の時価総額の大きさを示す。
これが日本で大きく上昇している。
17日発表の7?9月期の名目GDP(速報値)を踏まえると179%。
過去最高水準となった。
実体経済と比べて株価が「割高」とされる100%からの乖離が拡大。
因みに米国市場では219%。
「4日新甫」で荒れている11月。
NYではヒンデンブルグオーメンが点灯し、株価は調整。
東京も同様だ。
救いは業績だろうか。
20日(木)日経朝刊1面の見出しは「上場企業増益射程圏に」。
日経平均のEPSは2659円。
前期基準のEPSは2750円。
この109円の差が埋められれば、株価は当然好感する。
企業の想定為替レートが145円というのも追い風になろうか。
15日の日経朝刊の1面の見出し。
「上場企業、逆風下で最高益」。
↓
2015年4ー9月期の純利益は前年同期から7%増えた。
市場は5%減を見込んでいたが一転して最高益。
AI需要の恩恵が広がっているうえ、底堅い内需を取り込んだ。
技術や商品の質を武器に値上げも進み、日本企業は着実に収益力を底上げしている。
日経平均株価の予想PERは19倍台。
2013年のアベノミクス相場以降の平均レンジ(12?16倍)を上回る。
あるITソフトの創業者に対する質問。
「グーグルやマイクロソフトなどは『これが将来必要になる』と想像してソフトを開発。
その想像力の源泉はなんなのでしょうか?」。
難解な回答を予測していたのだが、あっけないものだった。
「5年先のハードの進化は今でもわかるから、それをもとにソフトを予測するんです」。
もっともハードの未来を予測するにはそれなりの知識と経験が必要だが、社会全体の進化を予測するほど面倒ではない。
これは株式市場にも通日だろう。
ゴールドラッシュで儲けたのは採掘業者よりもツルハシやGパンを売った人たちだった。
似たような話に思えてきた。
ナスダック総合指数など主要3指数は11月のオプションSQ週に弱い経験則があるという。
2004年以降、ナスダックは11月のOP週に上昇12回に対して下落が9回。
平均騰落率はマイナス0.32%。
ただ翌週は上昇15回に対して下落が6回。
平均騰落率はプラス0.75%。
ブルームバーグの記事。
↓
2008年の金融危機前に米住宅市場の崩壊に賭けた「世紀の空売り」で有名なマイケル・バーリ氏。
率いるヘッジファンド会社、サイオン・アセット・マネジメントが米証券取引委員会(SEC)への登録を抹消した。
登録抹消は11月10日。
「11月25日からは、もっといいことに取り組むつもりだ」とソーシャルメディアに投稿した。
バーリ氏は、これまでにも市場の過熱に警鐘を鳴らしていた。
先月は映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」で自身をモデルにした役の画像と投稿。
「時にバブルを見ることがある」と投稿していた。
このコメントは、AIブームで活況に沸く現在の市場の健全性に疑問を投げ掛けるものと解釈されている。
サイオンは今月初めに公表した7?9月報告書で、エヌビディアおよびAI関連の別の人気銘柄であるパランティア・テクノロジーズに対する弱気ポジションを開示した。
今年3月の届け出によると、同社の運用資産は約1億5500万ドルだった。
バーリ氏は05年初めに最も危険度の高い住宅ローンを裏付け資産とした債券に対して売りポジションを取るためのクレジット・デフォルト・スワップを開発。
その後の住宅バブル崩壊で08年までの8年間に資産を5倍に増やした。
そこで、当時運営していたヘッジファンドのサイオン・キャピタルを閉鎖。
13年にサイオン・アセット・マネジメントを立ち上げていた。
バーリ氏は今回のパランティアに対する弱気ポジションの詳細を公表。
2027年に「50ドルで同社株を売却できる」オプションに約920万ドルを投じたと説明した。
バーリ氏は今月に入り、自身のアカウントに複数の画像を投稿。
その中にはエヌビディアなどAI関連企業の間で資金が循環するだけで、実質のない取引が頻繁に行われていることへの懸念を示している。
またメタやアルファベットなどのテクノロジー大手がコンピューター機器の減価償却期間を延ばすことで、利益成長を人為的に押し上げている可能性を示唆。
問題となっているのは、画像処理半導体(GPU)やサーバーといった資産がどれほど速いペースで価値を失うかという点。
近年、多くのビッグテック企業はこうした設備のいわゆる「耐用年数」の見積もりを延長。
その結果、純利益を圧迫する非現金費用である減価償却費を抑える効果が生じている。
メタは今年、設備の耐用年数の見積もりを従来の4?5年から5.5年に延長した。
この変更により、2025年の減価償却費が29億ドル減少すると見積もっている。
★日経平均想定レンジ
下限47815円(マイナス2σ水準)―上限が51240円(プラス1σ水準)
(兜町カタリスト 櫻井英明)








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