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Eimei みちしるべ 2015年01月26日
《Eimei「みちしるべ」》(1月26日から30日の週)

ドル建て日経平均株価の上昇が鈍いという声は良く聞かれる。
ユーロ建て日経平均株価は130ポイント台で01年6月以来の高値水準。
こちらは土曜の日経が指摘する程度であまり騒がれない。
ECBの量的緩和を材料に欧州株は7日続伸。
それでも見るのはNY動向。
どこか違う風景を見ている気がする。
一方で先週の世界の株式相場は主要25株価指数のうち23指数が上昇。
上昇1位はロシアで週間騰落率6.6%(13年末比騰落率▲43.1%)。
2位ギリシャ6,3%(▲27.7%)。
昨年初に悪材料視されたアルゼンチンは60%上昇し昨年の上昇率首位。
目先の悪材料に囲まれた株価指数はその後反発している。
その端緒が直近のロシアやギリシャの株価指数なのかも知れない。

土曜の日経では、「トヨタ営業益上振れ」の見出し。
北米の好調や円安を背景に収益の回復が鮮明だとされている。
今週から第3四半期決算発表は本格化する。
日経平均株価のEPSは1100円程度。
中間期10%増益、通期6%増益の見通しだが通期10%増益程度は望めよう。
足元の好調さと海の向こうの訳のわからない財政危機や景気懸念との綱引き。
青い鳥は足元にしかいないということに気が付くべきだろう。

しばしば話題になるダヴォス会議が終了。
珍しく大きな話題にもならず「国家間の衝突や悲観的経済観」を提示しただけ。
ひょっとするとヘッジファンドの連中のパファーマンスの悪さが地味さにつながった
のかも知れない。
主役の転換はしばしば大きな果実をもたらすもの。
ここに留意が必要な展開なのかも知れない。

日経平均想定レンジ

下限17341円(1月SQ値)〜上限17914円(12月29日高値)

2013年大納会高値は16320円(終値16291円)
12月陽線基準は17590円(12月1日終値)
1月陽線基準=年足陽線基準=17408円
昨年比プラス基準は17450円
9月メジャーSQ値は15915円
10月SQ値は15296円
11月SQ値は17549円
12月メジャーSQ値は17281円
1月SQ値は17341円

株価は「2・5・8の法則」がある。
8000円→10000円→12000円→15000円がアベノミクススタート以
来の株価のレンジ。
今行われているのは15000円→18000円レンジからの昇華。
18000円→20000円の産みの苦しみ。
ただし20000円レンジを越えたときに風景も動きも大きく変わるに違いない。
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