Eimei みちしるべ 2015年03月02日
《Eimei「みちしるべ」》
(3月2日から6日の週)
2月は月足陽線。
月間で1123円の上昇となり2ヶ月連続高。
上昇幅は2013年11月の1333円以来となった。
そして終値ベースでは2000年3月末以来の水準。
2000年3月に日経平均は30銘柄の入れ替えを行いハイテク値がさ指数となった。
あの時のギャップは下に3000円程度あった。
感覚としては入れ替え前の23000円水準と言えるかも知れない。
加えて象徴的なのは土曜日経1面の「りそな公的資金返済」。
03年に2兆円の公的資金が投入されて実質国有化から12年。
ピークに3兆1280億円あった公的資金の完済はバブル崩壊からの脱却からの象徴。
しかも・・・。
あおぞら銀行も夏には完済の方向。
残るは新生銀行だけとなる。
拓銀・山一の破綻が97年。
歯車は潤滑油をタップリ塗布され、ようやくマトモに回り始める。
政府が注した資本は12.4兆円。
回収額は13.5兆円。
これで銀行保護のための低金利政策の大義名分は完全に消える。
3月弥生。
バブル崩壊からの卒業式とでも言えるかも知れない。
銀行=金融が立ち直り、企業は来期2ケタ増益予想。
そして運用側もまずはセイホに先立ってネンキンが世界を跋扈し始めた。
出ると負け市場が出ると勝ちになったような印象。
古い価値観は捨てるべきときが来たような気がする。
日経平均想定レンジ
下限18092円(2月18日マド明け水準)〜上限19318円(200日線の20%プラスカイ離)
裁定取引の買い残は1417億円増加し3兆334億円。
増加は5週連続。
ほとんど増えてはいないし、所詮まだ3兆円レベル。
一方信用取引の買い残は1011億円減少し2兆8527億円。
こちらは5週連続の減少。
Quick調査の信用評価損率はマイナス7.41%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11,622%。
買い方マイナス4.881%。
売り買いが相当離れてきた。
逆日歩銘柄は386で昨年10月31日の403以来の水準。
株は買いより売りの方が簡単と言う連中もいる。
それは「買い銘柄は多くの銘柄から見つけなければならない。
しかし売り銘柄は上がった銘柄からだけ検索すれば良い」というのが理由の一つ。
もう一つは長年の株安で「日本株が上がる訳がない」と固執していること。
逆日歩攻勢に苛まれ、追証地獄が続く。
それでもあの連中の思想と堅い信念はきっと変わらないのだろう。
バブルやITバブルという成功体験が長い間、相場観の邪魔であったように、
長期下落基調における逆の意味での成功体験が今は邪魔になるのかも知れない。
1月2月が上昇なら3月も上昇する確率は8割。
春爛漫となって欲しいもの。
(3月2日から6日の週)
2月は月足陽線。
月間で1123円の上昇となり2ヶ月連続高。
上昇幅は2013年11月の1333円以来となった。
そして終値ベースでは2000年3月末以来の水準。
2000年3月に日経平均は30銘柄の入れ替えを行いハイテク値がさ指数となった。
あの時のギャップは下に3000円程度あった。
感覚としては入れ替え前の23000円水準と言えるかも知れない。
加えて象徴的なのは土曜日経1面の「りそな公的資金返済」。
03年に2兆円の公的資金が投入されて実質国有化から12年。
ピークに3兆1280億円あった公的資金の完済はバブル崩壊からの脱却からの象徴。
しかも・・・。
あおぞら銀行も夏には完済の方向。
残るは新生銀行だけとなる。
拓銀・山一の破綻が97年。
歯車は潤滑油をタップリ塗布され、ようやくマトモに回り始める。
政府が注した資本は12.4兆円。
回収額は13.5兆円。
これで銀行保護のための低金利政策の大義名分は完全に消える。
3月弥生。
バブル崩壊からの卒業式とでも言えるかも知れない。
銀行=金融が立ち直り、企業は来期2ケタ増益予想。
そして運用側もまずはセイホに先立ってネンキンが世界を跋扈し始めた。
出ると負け市場が出ると勝ちになったような印象。
古い価値観は捨てるべきときが来たような気がする。
日経平均想定レンジ
下限18092円(2月18日マド明け水準)〜上限19318円(200日線の20%プラスカイ離)
裁定取引の買い残は1417億円増加し3兆334億円。
増加は5週連続。
ほとんど増えてはいないし、所詮まだ3兆円レベル。
一方信用取引の買い残は1011億円減少し2兆8527億円。
こちらは5週連続の減少。
Quick調査の信用評価損率はマイナス7.41%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11,622%。
買い方マイナス4.881%。
売り買いが相当離れてきた。
逆日歩銘柄は386で昨年10月31日の403以来の水準。
株は買いより売りの方が簡単と言う連中もいる。
それは「買い銘柄は多くの銘柄から見つけなければならない。
しかし売り銘柄は上がった銘柄からだけ検索すれば良い」というのが理由の一つ。
もう一つは長年の株安で「日本株が上がる訳がない」と固執していること。
逆日歩攻勢に苛まれ、追証地獄が続く。
それでもあの連中の思想と堅い信念はきっと変わらないのだろう。
バブルやITバブルという成功体験が長い間、相場観の邪魔であったように、
長期下落基調における逆の意味での成功体験が今は邪魔になるのかも知れない。
1月2月が上昇なら3月も上昇する確率は8割。
春爛漫となって欲しいもの。