Eimei みちしるべ 2015年04月13日
《Eimei「みちしるべ」》
(4月13日から4月17日の週)
以下は先週金曜のラジオNIKKEI「投資知識研究所」のコメント。
↓
日経平均は一時およそ15年ぶりに2万円台を回復。
3月23日から1回目のトライ。
例えれば・・・。
少しお休みしていたウサギにカメが追いついた、と櫻井所長。
超大先輩の浦上邦雄氏の『相場サイクルの見分け方』復刻版での言葉。
「株価は高値に近づけば割安に見えて、底値に近づくと割高に見える」
「相場の光と影を見た上で、でも株式市場にはロマンがある」
「企業収益であれ、金利の動向であれ、その水準や投資価値の問題よりもその方向性が重要」
つまり「方向性」を見間違えないことが大切。
そして、買いはカメ、売りはウサギで。
アレコレと言われている中で海外動向と国内企業収益が大きな材料だろう。
その企業収益だが始まったばかりのアメリカの第1四半期決算は2.4%の減益予想。
一方で前期基準の日経平均採用銘柄のEPSは1124円。
これは第3四半期基準だが9%増益の見通し。
しかし、実際の着地はおそらく10%増益を超えよう。
そして今期について調査機関は15%程度の増益見通し。
1030円×1.1×1.15×16=20847円。
今期10%増益、来期15%増益でPER16倍なら20847円という計算になる。
これは今期15%、来期20%、PER17倍なら24163円。
1万円10%は1000円、2万円の10%は2000円。
率は一緒でも幅は大きくなるのが数字でもある。
以前「ヘルシーな調整」という訳のわからない解釈もあったが、今回は「ヘルシーなバブル」。
その象徴が騰落レシオだろう。
週末段階で106%台。
過熱感の120%まではまだ遠い。
そしてほとんど語られないのが東証1部の売買単価。
土曜現在で1342円。
ところが東証1部の単純平均株価は331円。
まだ買われていない株が多いということに他ならない。
そろそろ逆転を目指して動き出して欲しいところでもある。
JASDAQ平均が9年ぶりの高値を取ってきたところを見ると胎動はあろうか。
日経平均想定レンジ
下限19389円(25日線)〜上限20434円(2000年4月14日、日経平均30銘柄入れ替え前水準)
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(4月13日から4月17日の週)
以下は先週金曜のラジオNIKKEI「投資知識研究所」のコメント。
↓
日経平均は一時およそ15年ぶりに2万円台を回復。
3月23日から1回目のトライ。
例えれば・・・。
少しお休みしていたウサギにカメが追いついた、と櫻井所長。
超大先輩の浦上邦雄氏の『相場サイクルの見分け方』復刻版での言葉。
「株価は高値に近づけば割安に見えて、底値に近づくと割高に見える」
「相場の光と影を見た上で、でも株式市場にはロマンがある」
「企業収益であれ、金利の動向であれ、その水準や投資価値の問題よりもその方向性が重要」
つまり「方向性」を見間違えないことが大切。
そして、買いはカメ、売りはウサギで。
アレコレと言われている中で海外動向と国内企業収益が大きな材料だろう。
その企業収益だが始まったばかりのアメリカの第1四半期決算は2.4%の減益予想。
一方で前期基準の日経平均採用銘柄のEPSは1124円。
これは第3四半期基準だが9%増益の見通し。
しかし、実際の着地はおそらく10%増益を超えよう。
そして今期について調査機関は15%程度の増益見通し。
1030円×1.1×1.15×16=20847円。
今期10%増益、来期15%増益でPER16倍なら20847円という計算になる。
これは今期15%、来期20%、PER17倍なら24163円。
1万円10%は1000円、2万円の10%は2000円。
率は一緒でも幅は大きくなるのが数字でもある。
以前「ヘルシーな調整」という訳のわからない解釈もあったが、今回は「ヘルシーなバブル」。
その象徴が騰落レシオだろう。
週末段階で106%台。
過熱感の120%まではまだ遠い。
そしてほとんど語られないのが東証1部の売買単価。
土曜現在で1342円。
ところが東証1部の単純平均株価は331円。
まだ買われていない株が多いということに他ならない。
そろそろ逆転を目指して動き出して欲しいところでもある。
JASDAQ平均が9年ぶりの高値を取ってきたところを見ると胎動はあろうか。
日経平均想定レンジ
下限19389円(25日線)〜上限20434円(2000年4月14日、日経平均30銘柄入れ替え前水準)
(兜町カタリスト 櫻井英明)