Eimei みちしるべ 2015年05月18日
《Eimei「みちしるべ」》
(5月18日から5月22日の週)
東証1部の1日売買代金は2兆円台後半を維持している。
このエネルギーの高まりはきっと株価の上場への踏み台になるに違いない。
株価は短期的には25日線の上下4%のレンジ。
中期的には75日線の上下10%のレンジ。
長期的には200日線上下20%のレンジ。
これが通説。
であるならば25日線からの下方かい離も限界があるし、25日線割れの水準では押し目買いが入ってこよう。
200日線からの限界水準は上下45%。
下はリーマンショック直後の2008年10月の44%、上は2013年5月の45%だった。
これは歴史的なかい離水準であり、めったになることはない。
年初から5か月連続月足陽線を目指す展開に期待というところ。
無制限の上昇も下落もないし、相場の輪廻転生をわきまえて行動することが肝要だろう。
月は満ちれば欠けるし欠ければ満ちるもの。
相場も一緒。
3月期決算は全体の97.6%が開示通過。
前期売上高4.2%増、経常利益5.9%増、純利益6.9%増。
今期売上高3.0%増、経常利益8.7%増、純利益13.0%増。
消費増税の影響を受けた前期と比較的強気見通しの今期とのコントラスト。
過去よりも未来の方を重視したいところ。
ちなみに2016年3月期最終利益合計額は22兆円を突破。
2年連続で過去最高更新する見通し。
日経平均のPERは16.24倍でEPSは1215円。
4月23日の18倍からは低下した。
世界では米国が20倍台、ドイツが16倍台。
明らかに割安感となろうか。
予想PBRも1.4倍台、予想配当利回りは1.4%台。
土曜日経朝刊の見出しは「株式配当初の10兆円」。
上場企業約1400社の集計で配当総額は前期比6%増の約10.2兆〜10.3兆円。
株と投信を合わせた個人の日本株保有比率は約24%。
配当総額10兆円だと約2.4兆円の個人資産が増加するというのが日経の計算。
ちなみに4月の個人向け投信の残高は前年比2割増の99.2兆円。
1か月で2兆円の増加となった。
REITが増加しETFの残高は13兆円になったという。
もっとも世界の投信残高は14年末の約3700億円。
米国がその半分の1900兆円でオーストラリアが190兆円。
100兆円どころではまだまだ世界に劣後。
日経平均想定レンジ
下限19629円(勝手雲の上限)〜上限20008円(4月SQ値)
1月月足陽線基準は17408円(1月5日終値)
昨年比プラス基準は17450円(12月30日終値)
4月月足陽線基準は19034円(4月1日終値)
5月月足陽線基準は19531円(5月1日終値)
12月SQ値は17281円。
3月SQ値は19225円。
4月SQ値は20008円。
今週の見通し
下限19778円(25日線値)〜上限20766円(25日線の5%上方カイ離水準)
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(5月18日から5月22日の週)
東証1部の1日売買代金は2兆円台後半を維持している。
このエネルギーの高まりはきっと株価の上場への踏み台になるに違いない。
株価は短期的には25日線の上下4%のレンジ。
中期的には75日線の上下10%のレンジ。
長期的には200日線上下20%のレンジ。
これが通説。
であるならば25日線からの下方かい離も限界があるし、25日線割れの水準では押し目買いが入ってこよう。
200日線からの限界水準は上下45%。
下はリーマンショック直後の2008年10月の44%、上は2013年5月の45%だった。
これは歴史的なかい離水準であり、めったになることはない。
年初から5か月連続月足陽線を目指す展開に期待というところ。
無制限の上昇も下落もないし、相場の輪廻転生をわきまえて行動することが肝要だろう。
月は満ちれば欠けるし欠ければ満ちるもの。
相場も一緒。
3月期決算は全体の97.6%が開示通過。
前期売上高4.2%増、経常利益5.9%増、純利益6.9%増。
今期売上高3.0%増、経常利益8.7%増、純利益13.0%増。
消費増税の影響を受けた前期と比較的強気見通しの今期とのコントラスト。
過去よりも未来の方を重視したいところ。
ちなみに2016年3月期最終利益合計額は22兆円を突破。
2年連続で過去最高更新する見通し。
日経平均のPERは16.24倍でEPSは1215円。
4月23日の18倍からは低下した。
世界では米国が20倍台、ドイツが16倍台。
明らかに割安感となろうか。
予想PBRも1.4倍台、予想配当利回りは1.4%台。
土曜日経朝刊の見出しは「株式配当初の10兆円」。
上場企業約1400社の集計で配当総額は前期比6%増の約10.2兆〜10.3兆円。
株と投信を合わせた個人の日本株保有比率は約24%。
配当総額10兆円だと約2.4兆円の個人資産が増加するというのが日経の計算。
ちなみに4月の個人向け投信の残高は前年比2割増の99.2兆円。
1か月で2兆円の増加となった。
REITが増加しETFの残高は13兆円になったという。
もっとも世界の投信残高は14年末の約3700億円。
米国がその半分の1900兆円でオーストラリアが190兆円。
100兆円どころではまだまだ世界に劣後。
日経平均想定レンジ
下限19629円(勝手雲の上限)〜上限20008円(4月SQ値)
1月月足陽線基準は17408円(1月5日終値)
昨年比プラス基準は17450円(12月30日終値)
4月月足陽線基準は19034円(4月1日終値)
5月月足陽線基準は19531円(5月1日終値)
12月SQ値は17281円。
3月SQ値は19225円。
4月SQ値は20008円。
今週の見通し
下限19778円(25日線値)〜上限20766円(25日線の5%上方カイ離水準)
(兜町カタリスト 櫻井英明)