Eimei みちしるべ 2015年07月06日
《Eimei「みちしるべ」》
(7月6日から7月10日の週)
1月から5月までの連続陽線記録は途絶えた。
因みに1987年と1989年が年初から5か月連続陽線。
もしも6月陽線だったらこの記録=バブル超えだった。
邪魔してくれたのはギリシャに中国。余計かつ邪魔な脇役でしかなかった。
ギリシャはむしろスッキリととらえたいところ。
もはやユーロにとってギリシャは邪魔者のお荷物でしかない。
しかし、EU側から退場宣言を迫ることは不可能。
むしろ他国に対する影響は大きい。
しかし、なかなか自覚しない不要な高齢社員に自ら辞表を提出させるためには環境整備は当然必要。
困る形をとって本来の目的を果たすという意味ではかなり老獪な手法なのかも知れない。
正面切って本人を窮鼠に追いこむのは最低のやり方。
恨みを買わず、悪者にならず、本人も左遷と気がつかない手法こそやはり人事の要諦。
これを敷衍したとすると、もしもギリシャを切りたいのなら、勝利宣言までさせたEUはすごいというべきだろうか。
お題目の危機感ばかりを聞いていると、先は見えなくなる。
先週末に中国の大手証券21社2.4兆円以上のETF買いを表明した。
しかも現在3686ポイントの上海総合株価指数が4500ポイントに戻るまで保有株は売却禁止。
IPOまで制限するという。
上海の証券監督管理委員会の命令は「6日11時までに資金を投入せよ」。
PKOそのものでまさに国家をあげての総力戦。
相場はいくさだが、進軍ラッパがなるような相場は東京ではお目にかかれない。
ぬるま湯のような市場と秋霜烈日のようなあちらの市場。
相場に対する気合はどう考えても残念ながら中国に軍配が上がる。
ギリシャ問題の脇で下落してきた中国株式が世界同時株安の原因ではないという
アリバイつくりでもあろう。
それにしてもすごい。
GDP30兆円のギリシャと1000兆円超の中国。
どちらの影響力が大きいのかは子供でもわかる。
日経平均想定レンジ
下限20093円(6月29日安値水準)〜上限21229円(25日線の4%かい離水準)
7月6日は下げの特異日
7月9日は上げの特異日
7月26日は下げの特異日
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(7月6日から7月10日の週)
1月から5月までの連続陽線記録は途絶えた。
因みに1987年と1989年が年初から5か月連続陽線。
もしも6月陽線だったらこの記録=バブル超えだった。
邪魔してくれたのはギリシャに中国。余計かつ邪魔な脇役でしかなかった。
ギリシャはむしろスッキリととらえたいところ。
もはやユーロにとってギリシャは邪魔者のお荷物でしかない。
しかし、EU側から退場宣言を迫ることは不可能。
むしろ他国に対する影響は大きい。
しかし、なかなか自覚しない不要な高齢社員に自ら辞表を提出させるためには環境整備は当然必要。
困る形をとって本来の目的を果たすという意味ではかなり老獪な手法なのかも知れない。
正面切って本人を窮鼠に追いこむのは最低のやり方。
恨みを買わず、悪者にならず、本人も左遷と気がつかない手法こそやはり人事の要諦。
これを敷衍したとすると、もしもギリシャを切りたいのなら、勝利宣言までさせたEUはすごいというべきだろうか。
お題目の危機感ばかりを聞いていると、先は見えなくなる。
先週末に中国の大手証券21社2.4兆円以上のETF買いを表明した。
しかも現在3686ポイントの上海総合株価指数が4500ポイントに戻るまで保有株は売却禁止。
IPOまで制限するという。
上海の証券監督管理委員会の命令は「6日11時までに資金を投入せよ」。
PKOそのものでまさに国家をあげての総力戦。
相場はいくさだが、進軍ラッパがなるような相場は東京ではお目にかかれない。
ぬるま湯のような市場と秋霜烈日のようなあちらの市場。
相場に対する気合はどう考えても残念ながら中国に軍配が上がる。
ギリシャ問題の脇で下落してきた中国株式が世界同時株安の原因ではないという
アリバイつくりでもあろう。
それにしてもすごい。
GDP30兆円のギリシャと1000兆円超の中国。
どちらの影響力が大きいのかは子供でもわかる。
日経平均想定レンジ
下限20093円(6月29日安値水準)〜上限21229円(25日線の4%かい離水準)
7月6日は下げの特異日
7月9日は上げの特異日
7月26日は下げの特異日
(兜町カタリスト 櫻井英明)