Eimei みちしるべ 2015年10月26日
《Eimei「みちしるべ」》
(10月26日から10月30日の週)
株式市場というのは、欲望の集積所と言われる。
儲けたい、損したくないという心理が売り買いに現れそれが相場を形成する。
多くの市場関係者や経済学者たちが認めたくないところだが、これは間違いない。
そして株式市場は生きざまの繁栄の場でもある。
株式を通して夢を実現し、失敗を経験する。
特にリタイアされた方にとっては、株を売ったり買ったりする作業は仕事以外の何ものでもない。
そう考えると、小難しいものでもなく、正しい理論がある訳でもなく、普通の心理で対峙すべき場所と言える。
英中が蜜月チックな展開。
原発や高速鉄道で中国→英国へ約5兆円の発注の見通し。
人民元の国際化をちらつかせる中国。
人民元での決済まで視野に入っているという。
人民元の取引センターがロンドンになり、中国がかつてのように英国の意を受けるのだろうか。
そうすると基軸通貨ドルが脅かされ、ポンドの地位は改めて復活するかも知れない。
ユーロの原油決済の方向登場でユーロは凋落した。
しかしポンドに拘泥しユーロに不参加の英国の深謀遠慮はココだったのだろうか。
中東は英国の影の濃い場所。
原油安が英国の中東への支配権をさらに高める脇役としての中国。
大英帝国は眠っていないような印象である。
というかこの図式の解を求める方が愚かしくFOMC動向を見極めるよりも賢明に思える。
半期ごとに登場する為替報告書で「円はいくぶん割安」なんて噛みついている場合ではなかろう。
だから多くのことの震源はNYではなくロンドンなのである。
日経平均想定レンジ
下限18137円(10月SQ値)〜上限19435円(8月23〜24日の窓埋め水準)
週末仙台に言ったので秋の味覚のサンマを食そうと思ったら仕入れているお店が少ないという。
理由は台風の影響に加え、やはり中国等の影響が大きいのではないかという。
中国経済がもしもマイナス成長であるならばそこまで貪欲にサンマを取りには来ないだろう。
しかも原油安は漁船の遠洋航海コストを下げてくれている。
世の中の常識と現実はたかがサンマを通しても見えるような思いがする。
21日にに10月9日高値18438円を抜いた日経平均株価。
9月9日の高値18770円もザラバで奪還した。
2か月続いた9日高値は「月の10日にモノ買うな、月の20日にモノ売るな」の格言通り。
この先の山は8月23〜24日の19435円→19154円。
8月20〜21日の20033円→19737円。
この二つの窓を埋めるかどうかが課題になる。
このマド埋めを完了できれば8月11日の年初来高値20946円奪還期待も登場。
2013年は11月8日、昨年は10月17日を安値に年末まで走った。
今年は9月29日と前倒しになったと考えたいところ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(10月26日から10月30日の週)
株式市場というのは、欲望の集積所と言われる。
儲けたい、損したくないという心理が売り買いに現れそれが相場を形成する。
多くの市場関係者や経済学者たちが認めたくないところだが、これは間違いない。
そして株式市場は生きざまの繁栄の場でもある。
株式を通して夢を実現し、失敗を経験する。
特にリタイアされた方にとっては、株を売ったり買ったりする作業は仕事以外の何ものでもない。
そう考えると、小難しいものでもなく、正しい理論がある訳でもなく、普通の心理で対峙すべき場所と言える。
英中が蜜月チックな展開。
原発や高速鉄道で中国→英国へ約5兆円の発注の見通し。
人民元の国際化をちらつかせる中国。
人民元での決済まで視野に入っているという。
人民元の取引センターがロンドンになり、中国がかつてのように英国の意を受けるのだろうか。
そうすると基軸通貨ドルが脅かされ、ポンドの地位は改めて復活するかも知れない。
ユーロの原油決済の方向登場でユーロは凋落した。
しかしポンドに拘泥しユーロに不参加の英国の深謀遠慮はココだったのだろうか。
中東は英国の影の濃い場所。
原油安が英国の中東への支配権をさらに高める脇役としての中国。
大英帝国は眠っていないような印象である。
というかこの図式の解を求める方が愚かしくFOMC動向を見極めるよりも賢明に思える。
半期ごとに登場する為替報告書で「円はいくぶん割安」なんて噛みついている場合ではなかろう。
だから多くのことの震源はNYではなくロンドンなのである。
日経平均想定レンジ
下限18137円(10月SQ値)〜上限19435円(8月23〜24日の窓埋め水準)
週末仙台に言ったので秋の味覚のサンマを食そうと思ったら仕入れているお店が少ないという。
理由は台風の影響に加え、やはり中国等の影響が大きいのではないかという。
中国経済がもしもマイナス成長であるならばそこまで貪欲にサンマを取りには来ないだろう。
しかも原油安は漁船の遠洋航海コストを下げてくれている。
世の中の常識と現実はたかがサンマを通しても見えるような思いがする。
21日にに10月9日高値18438円を抜いた日経平均株価。
9月9日の高値18770円もザラバで奪還した。
2か月続いた9日高値は「月の10日にモノ買うな、月の20日にモノ売るな」の格言通り。
この先の山は8月23〜24日の19435円→19154円。
8月20〜21日の20033円→19737円。
この二つの窓を埋めるかどうかが課題になる。
このマド埋めを完了できれば8月11日の年初来高値20946円奪還期待も登場。
2013年は11月8日、昨年は10月17日を安値に年末まで走った。
今年は9月29日と前倒しになったと考えたいところ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)