Eimei みちしるべ 2015年11月02日
《Eimei「みちしるべ」》
(11月2日から11月6日の週)
63%という数字がある。
何のことかといえば株式投資における勝率のマックス水準の数字。
投資顧問などで「勝率99%」とか「80%の勝率」などという数字も見られるがそれはきっと出来過ぎ。
もっとも・・・。
パフォーマンスと「勝率」は混同しがちなもの。
100回取引して63回勝てればそれは相当なものということになる。
長い時間軸で最高の勝率を求めるとおそらく63%程度が極限なのだろう。
コンピュータ取引などでも頑張って65%程度。
株式投資というのは「勝ち負け半々」から13%程度勝利が上がれば圧倒的勝利者になれる場所なのかも知れない。
優秀な投手は「打ち取る確率を60%から65%まで上げたい」と言う。
株式投資と野球とは明らかに異なるジャンルだが勝負という点ではやはり65%の壁がある。
株式投資でも勝率60%は比較的達成できよう。
しかし・・・。
そこから数%ずつ勝率を伸ばすごとにレベルは級数的に高くなる。
そもそも打者だって打率3割で結構なもの。
打率6割なんて聞いたことがない。
勝率数パーセントの向上に努力を惜しまないか、あるいは6割でいいやと満足するか。
これは結構選択に迷うもの。
日経平均想定レンジ
下限18605円(10月21日窓開け水準)〜上限19435円(8月21日窓開け水準)
11月霜月。
月末のブラックフライデーから年末まではしっかりと見るか。
あるいは12月はクリスマスで動かないことが多いからその前にひと稼ぎとみるか。
アベノミクス相場スタート以来、12月高値が3回続いている。
今年は4回目に挑戦。
その前哨戦は10月に「7月以来の月足陽線」。
「10月が高ければ翌年2月も上昇」のアノマリーは前提が整った。
13週移動平均18783円を抜けたので次は26週移動平均19537円が視野に入ってきた。
その前には75日移動平均の19093円や200日移動平均19210円。
加えて一目均衡の雲の上限が19181円だから結構重なっている。
とはいえ、先月の18300円水準同様に抜ければその先は早いと読みたいところ。
それにしても10月の日経平均株価は1694円(9.7%)の上昇。
上昇幅は95年7月の2160円以来のこと。
書いてしまえば簡単だが、過去20年間なかったことが起きたということ。
時間軸と相場感覚は復活してきた。
「株価は2.5.8」の法則で動くとすれば現状は「18000〜20000円」のレベル。
細かく見れば「18800円→19000円→19200円→19500円」。
このレンジでの推移なのだろう。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(11月2日から11月6日の週)
63%という数字がある。
何のことかといえば株式投資における勝率のマックス水準の数字。
投資顧問などで「勝率99%」とか「80%の勝率」などという数字も見られるがそれはきっと出来過ぎ。
もっとも・・・。
パフォーマンスと「勝率」は混同しがちなもの。
100回取引して63回勝てればそれは相当なものということになる。
長い時間軸で最高の勝率を求めるとおそらく63%程度が極限なのだろう。
コンピュータ取引などでも頑張って65%程度。
株式投資というのは「勝ち負け半々」から13%程度勝利が上がれば圧倒的勝利者になれる場所なのかも知れない。
優秀な投手は「打ち取る確率を60%から65%まで上げたい」と言う。
株式投資と野球とは明らかに異なるジャンルだが勝負という点ではやはり65%の壁がある。
株式投資でも勝率60%は比較的達成できよう。
しかし・・・。
そこから数%ずつ勝率を伸ばすごとにレベルは級数的に高くなる。
そもそも打者だって打率3割で結構なもの。
打率6割なんて聞いたことがない。
勝率数パーセントの向上に努力を惜しまないか、あるいは6割でいいやと満足するか。
これは結構選択に迷うもの。
日経平均想定レンジ
下限18605円(10月21日窓開け水準)〜上限19435円(8月21日窓開け水準)
11月霜月。
月末のブラックフライデーから年末まではしっかりと見るか。
あるいは12月はクリスマスで動かないことが多いからその前にひと稼ぎとみるか。
アベノミクス相場スタート以来、12月高値が3回続いている。
今年は4回目に挑戦。
その前哨戦は10月に「7月以来の月足陽線」。
「10月が高ければ翌年2月も上昇」のアノマリーは前提が整った。
13週移動平均18783円を抜けたので次は26週移動平均19537円が視野に入ってきた。
その前には75日移動平均の19093円や200日移動平均19210円。
加えて一目均衡の雲の上限が19181円だから結構重なっている。
とはいえ、先月の18300円水準同様に抜ければその先は早いと読みたいところ。
それにしても10月の日経平均株価は1694円(9.7%)の上昇。
上昇幅は95年7月の2160円以来のこと。
書いてしまえば簡単だが、過去20年間なかったことが起きたということ。
時間軸と相場感覚は復活してきた。
「株価は2.5.8」の法則で動くとすれば現状は「18000〜20000円」のレベル。
細かく見れば「18800円→19000円→19200円→19500円」。
このレンジでの推移なのだろう。
(兜町カタリスト 櫻井英明)