話題レポート
【アフターランチ】
「1570」
先週日曜の日経「日曜に考える」。
問いかけは「東京株式市場で最も売買代金が膨らむ銘柄が何かご存じだろうか」。
答えは「トヨタでもソフトバンクでもない。
最近売買代金トップに顔を出すのは
野村アセットが運用する日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」。
2014年の年間売買代金は約18兆円。
ソフトバンクの23兆円に次いで2位。
3位のトヨタの13兆円を上回った。
背景は個人投資家の短期売買。
日経平均の日々の動きの2倍の動きが人気の要素なのだろう。
値動きの荒さを好む投資家層が多いということの裏返しでもある。
日経の指摘は「個別の材料よりもむしろ金融政策や世界動向に揺れる不安定な相場環境。
その裏返しが日経レバの活況」。
日本の投資家層が本来は投機的な動きを好むという好事例かも知れない。
で書いた文章が・・・。
↓
ETF?
英語の「Exchange Traded Funds」の略語。
日本語で言うと「上場投信」となります。
価格がTOPIXやや日経平均などの株価指数、商品価格、商品指数などに連動するようにつくられていて上場されている投資信託です。
国内外にさまざまなETFがあります。
なかでも人気なのが「日経平均レバレッジ投信」(1570)。
日経平均株価がの日々の動きの2倍の動きが人気のみなもとだそうです。
あるいは日経平均株価が下落するとその動きの2倍が儲かる「日経平均ダブルインバース投信」(1357)というのもあります。
実はETFという形をとることで、さまざまな商品が誕生してきました。
TOPIXに連動するもの、NYダウに連動するもの、REIT指数や原油価格に連動するものもあります。
ETFは上場株式と同様にリアルタイムでの売買が可能です。
指値注文や信用取引もできます。
コストも低くなっています。
そして指数に連動する複数の銘柄で構成されているので個別銘柄とは異なり全体の相場観で投資することが可能です。
また、小額からの投資が可能なので、NISAや確定拠出年金の対象として格好の存在です。
「短期間の投機的投資」も可能なら「長期間の分散投資」も可能と言う商品はなかなかないでしょう。
そんなETFにも不毛の時代がありました。
REIT(不動産投信)同様に1993年にアメリカで誕生したのがS&P500株価指数に連動するETFだったといわれます。
今ではアメリカ市場では必要不可欠の商品となり時価総額は190兆円(2014年8月)にまで増加しました。
日本で登場したのは2001年4月。
日経平均、日経300、TOPIX、TOPIX150に連動する4つのETFからスタートしました。
ただ普及が始まったのはインターネット証券が取り扱い始めた2006年秋ごろから。
最近はアベノミクスの一環としての日銀のETF購入姿勢もあり時価総額はようやく9兆円程度まで拡大してきました。
この日銀のETF購入は、2015年には年間3兆円規模を想定されていますから結構大きなものです。
2014年のETFの年間売買高は約30兆円。
前年比6割増加しましたから人気はますます高まってきています。
値動きが2倍になる商品の登場は短期売買を好む個人投資家さんの投資の対象となりました。
またさまざまな商品設定が行われたことにより中長期投資型の個人投資家さんや機関投資家の投資対象として認知されてきました。
海外の投資家さんもETFを購入するケースが増えてきています。
ただ、なかなかやさしい解説にお目にかかりません。
わかったようなつもりで投資するとヤケドをすることもあります。
ですから、原理原則と応用編を熟知することは大切なこと。
理論ばかりではなく、実践投資法を身に付けることで、人気のETFで資産形成というのが理想になってきます。
アメリカの友人たちは少しでも余裕資金があると「ETF買っておこう」なんてことを言います。
それだけ小額から投資できて、しかも分配金利回りの良い商品がETFということもいえるでしょう。
むずかしく考えてもやさしく考えても投資は結果がすべて。
頭でっかちでないETF利用法と、一歩進んだETF活用法を考えていきたいと思います。
スケジュールを見てみると・・・
30日(金)失業率、消費者物価指数、鉱工業生産、米GDP速報値、シカゴ購買部協会景気指数
2日(月)米ISM製造業、予算教書
3日(火)マネタリーベース、米製造業受注
4日(水)米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況指数
5日(木)米貿易収支
6日(金)景気動向指数、米雇用統計
2日新甫の2月。
過去25年間は14勝11敗で3位。
2月バレンタインデーは上げの特異日だが土曜日で休場。
10月上昇→翌年2月上昇のアノマリーもある。
格言は「節分天井。彼岸底)だが昨年は「節分底」だった。
4日(水)満月、ECB理事会
6日(金)ポイントの日
12日(木)ポイントの日、水星順行開始
13日(金)SQ
16日(月)米休場(プレジデンツデー)
17日(火)日銀金融政策決定会合
18日(水)ポイントの日、ECB理事会
19日(木)ポイントの日、新月
24日(火)月内最終日
25日(水)ポイントの日
(兜町カタリスト:櫻井英明)
「1570」
先週日曜の日経「日曜に考える」。
問いかけは「東京株式市場で最も売買代金が膨らむ銘柄が何かご存じだろうか」。
答えは「トヨタでもソフトバンクでもない。
最近売買代金トップに顔を出すのは
野村アセットが運用する日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」。
2014年の年間売買代金は約18兆円。
ソフトバンクの23兆円に次いで2位。
3位のトヨタの13兆円を上回った。
背景は個人投資家の短期売買。
日経平均の日々の動きの2倍の動きが人気の要素なのだろう。
値動きの荒さを好む投資家層が多いということの裏返しでもある。
日経の指摘は「個別の材料よりもむしろ金融政策や世界動向に揺れる不安定な相場環境。
その裏返しが日経レバの活況」。
日本の投資家層が本来は投機的な動きを好むという好事例かも知れない。
で書いた文章が・・・。
↓
ETF?
英語の「Exchange Traded Funds」の略語。
日本語で言うと「上場投信」となります。
価格がTOPIXやや日経平均などの株価指数、商品価格、商品指数などに連動するようにつくられていて上場されている投資信託です。
国内外にさまざまなETFがあります。
なかでも人気なのが「日経平均レバレッジ投信」(1570)。
日経平均株価がの日々の動きの2倍の動きが人気のみなもとだそうです。
あるいは日経平均株価が下落するとその動きの2倍が儲かる「日経平均ダブルインバース投信」(1357)というのもあります。
実はETFという形をとることで、さまざまな商品が誕生してきました。
TOPIXに連動するもの、NYダウに連動するもの、REIT指数や原油価格に連動するものもあります。
ETFは上場株式と同様にリアルタイムでの売買が可能です。
指値注文や信用取引もできます。
コストも低くなっています。
そして指数に連動する複数の銘柄で構成されているので個別銘柄とは異なり全体の相場観で投資することが可能です。
また、小額からの投資が可能なので、NISAや確定拠出年金の対象として格好の存在です。
「短期間の投機的投資」も可能なら「長期間の分散投資」も可能と言う商品はなかなかないでしょう。
そんなETFにも不毛の時代がありました。
REIT(不動産投信)同様に1993年にアメリカで誕生したのがS&P500株価指数に連動するETFだったといわれます。
今ではアメリカ市場では必要不可欠の商品となり時価総額は190兆円(2014年8月)にまで増加しました。
日本で登場したのは2001年4月。
日経平均、日経300、TOPIX、TOPIX150に連動する4つのETFからスタートしました。
ただ普及が始まったのはインターネット証券が取り扱い始めた2006年秋ごろから。
最近はアベノミクスの一環としての日銀のETF購入姿勢もあり時価総額はようやく9兆円程度まで拡大してきました。
この日銀のETF購入は、2015年には年間3兆円規模を想定されていますから結構大きなものです。
2014年のETFの年間売買高は約30兆円。
前年比6割増加しましたから人気はますます高まってきています。
値動きが2倍になる商品の登場は短期売買を好む個人投資家さんの投資の対象となりました。
またさまざまな商品設定が行われたことにより中長期投資型の個人投資家さんや機関投資家の投資対象として認知されてきました。
海外の投資家さんもETFを購入するケースが増えてきています。
ただ、なかなかやさしい解説にお目にかかりません。
わかったようなつもりで投資するとヤケドをすることもあります。
ですから、原理原則と応用編を熟知することは大切なこと。
理論ばかりではなく、実践投資法を身に付けることで、人気のETFで資産形成というのが理想になってきます。
アメリカの友人たちは少しでも余裕資金があると「ETF買っておこう」なんてことを言います。
それだけ小額から投資できて、しかも分配金利回りの良い商品がETFということもいえるでしょう。
むずかしく考えてもやさしく考えても投資は結果がすべて。
頭でっかちでないETF利用法と、一歩進んだETF活用法を考えていきたいと思います。
スケジュールを見てみると・・・
30日(金)失業率、消費者物価指数、鉱工業生産、米GDP速報値、シカゴ購買部協会景気指数
2日(月)米ISM製造業、予算教書
3日(火)マネタリーベース、米製造業受注
4日(水)米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況指数
5日(木)米貿易収支
6日(金)景気動向指数、米雇用統計
2日新甫の2月。
過去25年間は14勝11敗で3位。
2月バレンタインデーは上げの特異日だが土曜日で休場。
10月上昇→翌年2月上昇のアノマリーもある。
格言は「節分天井。彼岸底)だが昨年は「節分底」だった。
4日(水)満月、ECB理事会
6日(金)ポイントの日
12日(木)ポイントの日、水星順行開始
13日(金)SQ
16日(月)米休場(プレジデンツデー)
17日(火)日銀金融政策決定会合
18日(水)ポイントの日、ECB理事会
19日(木)ポイントの日、新月
24日(火)月内最終日
25日(水)ポイントの日
(兜町カタリスト:櫻井英明)