289ドル高と5日続伸、ナスダックも高い
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【市況】289ドル高と5日続伸、ナスダックも高い |
28日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、終値は前営業日の26日に比べ289ドル30セント(0.60%)高の4万7716ドル42セントだった。目新しい取引の材料が少ないなか、根強い米利下げ観測を支えに主力株への買いが続いた。
年末商戦が本格的に始まり、市場関係者らは個人消費や、アマゾン・ドット・コムやウォルマートなど小売企業の販売動向を注視している。いずれも株価は上昇した。
この日の米株式市場は感謝祭翌日で、午後1時までの短縮取引だった。積極的な売買は手控えられ、連休を取る市場関係者も多かった。最近の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言などを受けて、12月の金融政策会合で追加利下げを決定するとの観測が引き続き株式相場を下支えしている。
米短期金利先物の値動きから市場が織り込む政策金利の予想を算出する「フェドウオッチ」によると、12月に政策金利を0.25%下げる確率は28日昼時点で86%台と、前営業日の83%台から上昇した。
一方で、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループで27日夜、システム障害が発生。データセンターの冷却機能に問題があり、先物などの取引が一時停止した。原油や金、株価指数の先物取引に影響が出たが、CMEは28日朝にはすべての取引が再開したと発表。市場関係者は「その後、株式市場で目立った混乱は見られなかった」と語った。
ダウ平均は320ドルほど上げる場面があった。28日は感謝祭の翌日で13時までの短縮取引で、休暇を取る市場参加者も多かったとみられる。薄商いのなかで物色の方向が定まらず、値動きが大きくなりやすかったとの指摘があった。月末とあって機関投資家が運用成績をよく見せるための「お化粧買い」が入りやすい面もあった。
米取引所CMEグループの電子取引システムで米東部時間27日夜にシステム障害が発生し、株価指数の先物・オプションの取引が同28日朝に再開した。市場では「通常取引の前に復旧したこともあり、相場への大きな影響は見られなかった」との声が聞かれた。
ダウ平均の構成銘柄ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株の一角に買いが入りやすかった。IBMやアマゾン・ドット・コムも高かった。半面、エヌビディアとトラベラーズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が下落した。
ダウ平均は週間で1471ドル上昇し、上昇幅は6月下旬以来の大きさとなった。11月12日に最高値(4万8254ドル)を付けた後、2500ドルあまり下げていた。市場では「素早く持ち直したのは相場の底堅さを示している」との見方があった。
月間では153ドル上昇した。上昇は7カ月連続。2017年4月〜18年1月(10カ月)以来の連続上昇を記録した。
ナスダック総合株価指数は5日続伸した。終値は前営業日比150.996ポイント(0.65%)高の2万3365.686だった。メタプラットフォームズやブロードコムが上げた。
週間では4.9%高となり、上昇率は5月中旬以来の高水準だった。一方、月間では1.5%安となり、8カ月ぶりに下落した。
【シカゴ日本株先物概況】28日のシカゴ日経平均先物は上昇した。12月物は前営業日の26日に比べ120円高の5万230円で終えた。28日の米株式相場の上昇を好感し、日経平均先物の買いが優勢だった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
50230 ( -20 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
50245 ( -5 )
※( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
28日の英FTSE100種総合株価指数は4日続伸し、前日比26.58ポイント(0.27%)高の9720.51で終えた。原油先物相場が足元で底堅く推移していることを支えに、英シェルなど指数への寄与度が大きい石油株が買われた。
26日の年次予算案の発表を経て、英国財政の先行き懸念がひとまず後退した。予算発表の翌日以降も英国債相場が安定的に推移していることも投資家心理を支えている。半面、週末入りを前に利益確定などを目的とした売りも出て、上値は限られた。
石油株のほかスイスのグレンコアなど資源関連に買いが優勢だった。たばこ株も上げた。半面、英GSKなど製薬の一角が下落。前日までに株価水準が切り上がっていた英銀大手のロイズ・バンキング・グループとナットウエスト・グループや、住宅建設の一部銘柄が売られた。
FTSE100種指数は、11月の月間ではわずかながら上昇を確保した。月間での上昇は5カ月連続となる。
FTSEの構成銘柄では、格安航空大手イージージェットが2.97%高、産銅大手アントファガスタが2.53%高、産金大手フレスニロが1.93%高と上昇。一方、ホテル大手ウィットブレッドは11.45%安と急落し、高級衣料のバーバリーは2.90%安、流通大手セインズベリーも2.13%安と売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
28日のドイツ株価指数(DAX)は5日続伸し、前日比68.83ポイント(0.28%)高の2万3836.79で終えた。米国の祝日明け28日の株式市場でダウ工業株30種平均など主要な株価指数が上昇して始まり、ドイツ株式への買いを後押しした。11月の月間ではDAXは0.5%下落した。
ドイツ取引所は27日、欧州ファンドの流通プラットフォームを運営するオールファンズ・グループの買収に向け、オールファンズと独占交渉中だと公表した。オールファンズも27日、ドイツ取引所から提案を受け、交渉中だと認めた。オランダ・アムステルダム市場でオールファンズの株価は27日に急伸。28日は前日比で下げたものの、交渉を公表する前の26日終値に比べるとまだ2割高い。
個別では、ドイツ取引所が2.22%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが1.74%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が1.23%高と買われた半面、防衛大手ラインメタルは2.21%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.54%安、分子診断大手キアゲンは0.77%安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は4日続伸し、前日比0.28%高で終えた。11月の月間では、CAC40はわずかながら上昇を確保した。








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