反発 好業績銘柄に買い ソフトバンクGは大幅安
東京株式(前引け)=反発 好業績銘柄に買い ソフトバンクGは大幅安

12日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比84円36銭高の5万0927円29銭だった。
きょう前場は日経平均が上下に不安定な値動きとなり、朝高後にすぐに値を消しマイナス圏に沈んだが、その後は再び上昇基調を取り戻し、前引けはプラス圏で着地している。半導体関連が売られる一方で、銀行株などが買われTOPIXは1%強の上昇となり前引け時点で10月末につけた最高値(終値ベース)を上回っている。好業績銘柄中心に上値を伸ばしているが、総じて買い気が強く、値上がり銘柄数は1350あまりに達し、プライム市場全体の84%を占めている。
決算シーズンが終盤に入るなかで好業績銘柄の一角に買いが集まり相場を押し上げた。11日に決算を発表したソフトバンクグループ(SBG)が急落する場面では日経平均は300円ほど下げたが、次第に持ち直した。
TDKやソニーグループなど直近の決算で業績の好調さが確認された銘柄にあらためて買いが向かった。フジクラは朝安後に上昇に転じた。日経平均が最高値からはやや調整した後で、投資余力のある海外勢などの買いが向かった。
一方、SBGは一時10%安と下げが大きかった。2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)で純利益は人工知能(AI)関連企業などに投資するビジョン・ファンド事業の好調でこの期間として過去最高だったが、「目先の材料が出尽くした」との受け止めが市場では広がった。決算と併せて株式分割も発表したが好感した買いは限られた。前引け時点では6%安だった。
前日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均は米政府機関の再開に向けた前進を好感した買いで2週間ぶりに最高値を更新した。一方、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.47%安と半導体関連は売り優勢だった。東京株式市場でもアドテストや東エレク、ディスコが下落して相場の重荷となった。
後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続しそうだ。本日は、ソフトバンクグループや国内半導体関連株の下落が日経平均株価の重しとなっており、TOPIX(東証株価指数)は大幅高で値上がり銘柄数84.0%と幅広い銘柄がプラス圏で推移している。
国内主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き下支え要因となろう。ただ、ソフトバンクグループが保有する米エヌビディアの全株式を売却したことは投資家心理を慎重にさせている。来週19日発表予定の米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを手控える向きも広がりそうだ。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは33.93ポイント(1.02%)高の3355.51と、10月31日の最高値を上回った。JPXプライム150指数は続伸で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で3兆4385億円、売買高は14億5964万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1354と全体の84%を占めた。値下がりは228、横ばいは29だった。
業種別では、医薬品、非鉄金属、その他製品などが上昇した一方で、情報・通信業、ゴム製品、金属製品のなどが下落した。
個別ではフジクラが買い優勢、古河電気工業も上値指向となるなど電線株が強さを発揮。また、三井金属が商いを膨らませ値上がり率トップに買われる人気となった。キオクシアホールディングスが高く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも上昇した。オプトラン、アジアパイルホールディングスが値を飛ばした。
半面、売買代金トップのソフトバンクグループが大幅下落、アドバンテスト、ディスコ、リクルート、良品計画、鹿島も下値を探った。KOKUSAI ELECTRICがストップ安ウリ気配に張り付き、SUMCOは値下がり率トップに売り込まれた。

12日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比84円36銭高の5万0927円29銭だった。
きょう前場は日経平均が上下に不安定な値動きとなり、朝高後にすぐに値を消しマイナス圏に沈んだが、その後は再び上昇基調を取り戻し、前引けはプラス圏で着地している。半導体関連が売られる一方で、銀行株などが買われTOPIXは1%強の上昇となり前引け時点で10月末につけた最高値(終値ベース)を上回っている。好業績銘柄中心に上値を伸ばしているが、総じて買い気が強く、値上がり銘柄数は1350あまりに達し、プライム市場全体の84%を占めている。
決算シーズンが終盤に入るなかで好業績銘柄の一角に買いが集まり相場を押し上げた。11日に決算を発表したソフトバンクグループ(SBG)が急落する場面では日経平均は300円ほど下げたが、次第に持ち直した。
TDKやソニーグループなど直近の決算で業績の好調さが確認された銘柄にあらためて買いが向かった。フジクラは朝安後に上昇に転じた。日経平均が最高値からはやや調整した後で、投資余力のある海外勢などの買いが向かった。
一方、SBGは一時10%安と下げが大きかった。2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)で純利益は人工知能(AI)関連企業などに投資するビジョン・ファンド事業の好調でこの期間として過去最高だったが、「目先の材料が出尽くした」との受け止めが市場では広がった。決算と併せて株式分割も発表したが好感した買いは限られた。前引け時点では6%安だった。
前日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均は米政府機関の再開に向けた前進を好感した買いで2週間ぶりに最高値を更新した。一方、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.47%安と半導体関連は売り優勢だった。東京株式市場でもアドテストや東エレク、ディスコが下落して相場の重荷となった。
後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続しそうだ。本日は、ソフトバンクグループや国内半導体関連株の下落が日経平均株価の重しとなっており、TOPIX(東証株価指数)は大幅高で値上がり銘柄数84.0%と幅広い銘柄がプラス圏で推移している。
国内主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き下支え要因となろう。ただ、ソフトバンクグループが保有する米エヌビディアの全株式を売却したことは投資家心理を慎重にさせている。来週19日発表予定の米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを手控える向きも広がりそうだ。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは33.93ポイント(1.02%)高の3355.51と、10月31日の最高値を上回った。JPXプライム150指数は続伸で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で3兆4385億円、売買高は14億5964万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1354と全体の84%を占めた。値下がりは228、横ばいは29だった。
業種別では、医薬品、非鉄金属、その他製品などが上昇した一方で、情報・通信業、ゴム製品、金属製品のなどが下落した。
個別ではフジクラが買い優勢、古河電気工業も上値指向となるなど電線株が強さを発揮。また、三井金属が商いを膨らませ値上がり率トップに買われる人気となった。キオクシアホールディングスが高く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも上昇した。オプトラン、アジアパイルホールディングスが値を飛ばした。
半面、売買代金トップのソフトバンクグループが大幅下落、アドバンテスト、ディスコ、リクルート、良品計画、鹿島も下値を探った。KOKUSAI ELECTRICがストップ安ウリ気配に張り付き、SUMCOは値下がり率トップに売り込まれた。








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