【為替】ドルは東京時間に前日高値を上抜くが、ＮＹ市場で当日安値まで下げ、結局揉み合い

[概況]

スペイン政府がカタルーニャ州の独立問題で同州の自治権を停止するプロセスを開始したとの報道にユーロは売られ、欧州市場序盤に当日安値132.500円まで下落した。
 
ユーロ安に連れてドルも売られ、NY市場朝方に当日安値112.295円まで下げたが其の後は下げ止まり、株価の戻りと共にドルも買い戻された。
 
そしてNY市場終盤にドルは112.700円まで反発したが、トランプ大統領が次期FRB議長にパウエル氏を指名か？との報道が流れて再びドルは売られ、最後は-36銭の112.560円で引け、ユーロは+29.5銭で引けたが、ポンドは-1.06円で引けるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。
 
東京市場で前日高値を上抜く113.165円まで上昇したドルはNY市場で112円台前半まで落ちるなど上昇基調を維持出来なかったが、ドル売りの対価として買われるはずのユーロもスペイン・カタルーニャ問題で買いづらいとあって、ドルは揉み合い継続か。

[提供：カネツFX証券株式会社]